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多言語国家スイスはいかにして可能かー直接民主主義と中立から考える

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開催日 2022年8月2日 (火) セミナー: 14:00 ~ 16:00
懇親会:なし
会場 オンライン
概要 国民国家という概念が成立して以来、言語は国民を統合するための手段として用いられ、単一言語を国家語とする国も少なくない。本講演の対象であるスイスはドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語(レート・ロマンシュ語)の四つの言語を国家語あるいは公用語にしている。
本講演では、まず、スイスがいかにして多言語国家となったのか、歴史的経緯を確認し、多言語性がもたらす問題や言語圏の対立について扱う。それを踏まえ、スイスの多言語性を可能にしている「直接民主主義」という政治制度と「中立」というイデオロギーについて検討する。
多言語性、直接民主主義、中立はいずれもスイスのナショナル・アイデンティティである。この三つの概念を通じて、「多様性の上に一つの政治体を構築」しているスイスという国に迫ってみたい。

<事前質問受付期限 2022年7月26日(火)>
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・本セミナーはZoom(Web 会議サービス)を利用いたします。
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ウェビナーの参加方法(PDFファイル)
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講演ポイント ■スイス建国の起源と多言語国家成立までの過程
■直接民主主義の制度とその問題点
■中立の起源と歴史的経緯および変遷
受講対象者 ■一般
■学生
■言語と国家について興味のある方
■多言語国家の言語問題に興味のある方
■言語を用いた言語統制の歴史に興味のある方
■国家の多言語性について興味のある翻訳者、通訳者
■スイスの国家成立について興味のある方
■スイスの直接民主制について興味のある方

【委員会からのお知らせ】学生料金のご案内
学生(学位取得を目的とした大学生・短期大学生・大学院生に限ります)の方は会員価格でご参加いただけます。
在学が客観的に証明できるものの画像を事務局までメールでお送りください。確認後クーポンコードを通知します。
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講演者 穐山 洋子
同志社大学グローバル地域文化学部准教授
プロフィール画像

東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了、博士(学術)。現在、同志社大学グローバル地域文化学部准教授。専門はスイス近現代史。主な業績として、(単著)Das Schächtverbot von 1893 und die Tierschutzvereine. Kulturelle Nationsbildung der Schweiz in der zweiten Hälfte des 19. Jahrhunderts, Berlin: Metropol Verlag, 2019、(共著)『中立国スイスとナチズム−第二次大戦と歴史認識』京都大学学術出版会、2010年などがある。

定員 500名(先着順)
申込期限 2022年 7月26日 (火) 18時まで
価格 JTF会員  2,750円(税込)
一般  5,500円(税込)

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