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機械翻訳の進展と自動音声同時翻訳への挑戦

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開催日 2020年8月19日 (水) セミナー: 14:00 ~ 16:00
懇親会:なし
会場 オンラインウェビナー
概要 機械翻訳は長い歴史を持つ研究分野だが、近年のニューラル機械翻訳の進展はそうした歴史の積み重ねを(誤解を恐れずに言えば)データ量とコンピュータの能力によって吹き飛ばしてしまったとも言える。特に最近ではインターネット上で簡単に試用もしくは低価格で利用できる機械翻訳であってもしばしば高精度な翻訳ができるようになってきている。しかしながら機械翻訳は依然として信じられないような誤訳をすることがあるのもまた事実であり、様々な取り組みが進められている。
我々の研究室では以前より自動音声同時翻訳の実現に向けた研究を実施しており、特に2017年度からの科研費プロジェクトでは深層学習時代の新しい自動音声同時翻訳技術の研究と、400時間を目標とした同時通訳コーパスの収集を行っている。
本講演ではニューラル機械翻訳の技術やその課題について概説するとともに、我々の自動音声同時翻訳技術を紹介し、今後の展望を述べる。
講演ポイント ◎ 機械翻訳の歴史(ごく概略)
◎ ニューラル機械翻訳の出現
◎ ニューラル機械翻訳の急速な発展
◎ ニューラル機械翻訳の課題
◎ 自動音声同時翻訳という問題
◎ 音声認識・機械翻訳・テキスト音声合成の逐次処理
◎ 自動音声同時翻訳のプロトタイプシステム
◎ 今後の展望
受講対象者 ◎ 機械翻訳・音声翻訳・自動同時通訳に興味・関心をお持ちの方
◎ 機械翻訳をワークフローに導入されている翻訳者の方
◎ ニューラル機械翻訳で困っている方
◎ その他、本講演の対象課題に関して議論したい方
講演者 須藤 克仁 奈良先端科学技術大学院大学 准教授
プロフィール画像

2002年京都大学大学院修士課程修了、NTTに入社しコミュニケーション科学基礎研究所にて音声言語処理、機械翻訳の研究に従事。2015年京都大学博士(情報学)。2017年より現職。知能コミュニケーション研究室(中村哲教授)にて話しことばを対象とする機械翻訳を中心とした自然言語処理に関する研究に従事。2018年から科学技術振興機構(JST)「さきがけ」にて機械翻訳をはじめとする自然言語生成の評価に関する研究を実施中。理化学研究所革新的知能統合研究(AIP)センター客員研究員を兼務(2018年より)。

定員 100名(先着順)
価格 JTF会員  3,300円(税込)
一般  6,600円(税込)

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