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JTF翻訳祭 翻訳祭企画実行委員会

JTF翻訳祭

Archive|2002|2003|2004|2005|20062007200820092010

翻訳者・翻訳会社・翻訳発注企業のためのJTF翻訳祭【主催:翻訳業界団体の日本翻訳連盟】

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第24回JTF翻訳祭 2014年11月26日(水) 24nd JTF TRANSLATION FESTIVAL TOKYO 2014

2020年へ 新翻訳時代の幕開け
〜Break The Paradigm, Shape The Future〜

翻訳祭は翻訳者、翻訳会社、クライアント、翻訳支援ツールメーカーなど翻訳関係者が一堂に会する国内最大規模の翻訳イベントです。今年翻訳祭は24回目を迎えます。1991年に産声をあげたこのイベントも、まもなく誕生から4半世紀が経とうとしています。年々規模は拡大、昨年は824名の参加を数えるに至りました。会場も初期のマツダホールからアルカディア市ヶ谷に移し、マルチセッション式で7会場を同時進行させるまでの規模へと成長しています。

来る2020年に開催が決定した東京オリンピック。この大きなイベントに向けて日本中が激しく揺れ動いています。言葉の世界もまた揺れ動いています。今年の翻訳祭のテーマは「2020年へ 新翻訳時代の幕開け」。昨年は「大翻訳時代」と位置づけ、いまだ参入者のいない未開拓の市場Blue Oceanを探りましたが、今年は時代の胎動を感じさせる「新翻訳時代の幕開け」と名付けました。そしてサブテーマを「Break The Paradigm, Shape The Future」とし、「既成概念を壊して、新しい時代を創っていこう」と高らかに目標を掲げました。

このテーマの元に24の講演&パネルディスカッション、6つのプレゼン・製品説明コーナー、30社あまりが出展する翻訳プラザ(展示会)が用意されます。セッション終了後の交流パーティーには300名の翻訳者、翻訳会社、業界関係者も集います。お互いに緊密な情報交換をし、ビジネスチャンスの開拓をするにもとても有効な機会です。
飲み物コーナーも充実させ、より寛げる雰囲気も。今年の翻訳祭にぜひご参加いただければと思います。

【運営】第24回JTF翻訳祭企画実行委員会

第24回JTF翻訳祭の公式パンフレットデータ(PDF)はこちらから⇒JTF公式パンフレット

トラック1〜トラック6のプログラム

セッション区分/
時間
トラック1/
90分
トラック2/
90分
トラック3/
90分
トラック4/
90分
トラック5/
90分
トラック6/
90分
対象 クライアント向け 翻訳会社の経営者・幹部向け 翻訳会社の実務者向け 日英翻訳者向け 翻訳者向け1 翻訳者向け2
会場 5階:大雪 西/Daisetsu West 5階:大雪 東/Daisetsu East 6階:阿蘇 西/Aso West 6階:阿蘇 東/Kirishima West 6階:霧島 西/Kirishima West 6階:霧島 東/Kirishima East
形式/
収容
シアター Theater
(120名収容)
シアター Theater
(120名収容)
シアター Theater
(120名収容)
シアター Theater
(120名収容)
シアター Theater
(120名収容)
シアター Theater
(120名収容)
9:00〜
9:30
開場/受付開始
9:30〜
11:00
セッション1
パネルディスカッションA
「医療・医学研究での翻訳の役割と可能性〜アカデミアが必要とするプロのサービス〜」
セッション1
「翻訳会社に於けるクラウド翻訳の活用術 ─ 選択と集中で収益を上げる ─」
セッション1
「新翻訳時代を作る品質管理イノベーション〜多種多様なニーズ、コンテンツに合わせた翻訳品質基準の設定と品質管理プロセス〜」
セッション1
An Introduction to the Dos and Don'ts of Legal Translation
セッション1
「自動車日英技術翻訳の基礎〜稼げる日英翻訳者になるためのFirst Step〜」
セッション1
「翻訳業界の現状と未来〜そのなかで翻訳者が取りうる道〜」
11:00〜
11:30
30分休憩
11:30〜
13:00
セッション2
パネルディスカッションB
「世界における翻訳業界の現在と未来」
セッション2
「翻訳・通訳のISO規格の最新動向」
セッション2
パネルディスカッションF
「アジャイル開発により変化するローカリゼーション現場」
セッション2
パネルディスカッションH
“Stealin' Time” (Time management and translation styles)
セッション2
「ワードと秀丸を使い分けるハイブリッド翻訳のすすめ−2つのエディタで翻訳効率をアップさせる−」
セッション2
Translating Titles and Objectives in Biomedical and Pharma Research:
13:00〜
14:30
90分ランチタイム
14:30〜
16:00
セッション3
パネルディスカッションC
「翻訳チェックする際の明快な指針を検討する ― あったらいいな―翻訳チェックのガイドライン」
セッション3
パネルディスカッションD
「翻訳事業のグローバル化〜中国の大学で翻訳人材を育成する」
セッション3
「スモール&クイック翻訳への取り組み〜人力翻訳と機械翻訳でのアプローチについて〜」
セッション3
「医薬品特許無効審判・侵害訴訟に伴う翻訳業務」
セッション3
「日本における映像翻訳−字幕翻訳を中心に―」
セッション3
「需要急増:上場企業の開示情報英訳の実態と今後の動向〜チャンスかリスクか? 翻訳者と翻訳会社が今、やるべきこと〜」
16:00〜
16:30
30分休憩
16:30〜
18:00
セッション4
「グローバル・コンテンツ制作の全体最適化に向けた取り組み〜効率化を実現した制作プロセスと開発基盤〜」
セッション4
パネルディスカッションE
「いまさら聞けない機械翻訳〜動作原理から上手な活用法まで〜」
セッション4
パネルディスカッションG
「MLVの屋台骨!!プロジェクトマネージャー達が語るローカライズ現場の舞台裏とトレンド(と本音)」
セッション4
パネルディスカッションI
Developing the Agency-Translator Relationship
セッション4
Rethinking the Grammar of Patent Translation
セッション4
パネルディスカッションJ
「新米の上り坂、中堅の曲がり角」
18:30〜
20:30
交流パーティー
会長挨拶、検定1級合格者表彰式、乾杯(18:45)
歓談、後援団体挨拶
中締め(20:10)、閉会(20:30)

プレゼン・製品説明コーナーのプログラム【入場無料/事前登録不要】

セッション区分/
時間
プレゼン・製品説明コーナー/60分
会場名 3階:富士 東/Fuji East
形式/
収容
シアター Theater(65名収容)
9:00〜
9:30
開場/受付開始
9:30〜
10:30
セッション1
「memoQの最新機能のご紹介 ― サーバーソリューションによる効率的な翻訳ワークフロー」
10:30〜
10:45
15分休憩
10:45〜
11:45
セッション2
「SDL Trados Studio 2014およびSDL Studio GroupShare 2014の製品紹介〜翻訳支援ツールの概要および翻訳環境の拡張〜」
11:45〜
12:00
15分休憩
12:00〜
13:00
セッション3
Efficient Translation Project Management with Plunet BusinessManager
13:00〜
13:30
30分休憩
13:30〜
14:30
セッション4
「CMSで多言語コンテンツの制作・運用を効率化〜Author-it、Typo3のご紹介〜」
14:30〜
14:45
15分休憩
14:45〜
15:45
セッション5
「クラウド型翻訳システム『Memsource』の新サービスのご紹介及び導入による生産性の向上」
15:45〜
16:00
15分休憩
16:00〜
17:00
セッション6
「MadCap Flareによるシングルソースのヘルプ/マニュアル作成とLingoによるローカライズ」
  17:00終了
18:30〜
20:30
交流パーティー
会長挨拶、来賓挨拶
検定1級合格者表彰式、乾杯(18:50)、歓談
中締め(20:10)、閉会(20:30)

翻訳プラザ(展示会)のプログラム【入場無料/事前登録不要】

セッション区分/
時間
翻訳プラザ/9:00〜17:30
会場名 3階:富士/Fuji
形式/
収容
展示会/Exhibition
9:00開始
<展示内容>
・翻訳支援ツールメーカーの製品デモ
・翻訳会社との翻訳相談(翻訳発注・翻訳者登録等)
・翻訳学校の翻訳講座紹介
・出版社の翻訳書籍・辞書販売
  17:30終了(17:00〜撤収作業開始)
18:30〜
20:30
交流パーティー
会長挨拶、来賓挨拶
検定1級合格者表彰式、乾杯(18:50)、歓談
中締め(20:10)、閉会(20:30)

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<トラック1>5階:大雪 西
セッション1 パネルディスカッションA 9:30〜11:00(90分)
「医療・医学研究での翻訳の役割と可能性
〜アカデミアが必要とするプロのサービス〜」

<パネリスト>

JTF翻訳祭後藤 励(ゴトウ・レイ)氏
京都大学大学院 白眉センター 特定准教授

【プロフィール】
京都大学医学部部卒業、京都大学経済学部博士課程修了、甲南大学経済学部准教授を経て、2012年より京都大学経研究科准教授、2013年度より東京大学医学研究科公共健康医学専攻非常勤講師。医療と経済に関する鋭い評価には定評がある。

JTF翻訳祭田村 寛(タムラ・ヒロシ)氏
京都大学医学部 医療情報企画部 准教授、眼科医

【プロフィール】
京都大学医学部卒業、京都大学大学院医学研究科外科系専攻、ハーバード大学公衆衛生学博士、MBA取得。眼科医でありながら、医療社会学、病院管理、国際医療政策などの分野でも活躍中。

<モデレーター>

JTF翻訳祭早川 威士(ハヤカワ・タケシ)氏
株式会社アスカコーポレーション 営業部PM

【プロフィール】
京都大学文学部卒業、2006年株式会社アスカコーポレーションに入社。医療機関、大学関係の翻訳、英文校正などに関する業務のPMとして日夜奔走。

【概要】
アカデミアでの共通言語が英語である。研究成果はさることながら、発信する英語での出来が成功を左右する。だからこそ、日々診療や研究、会議に追われる現場のプロたちが効果的に翻訳サービスを使う可能性を探りたい。多忙な医師や研究者が頼りたくなるサービスとは? 頼んでよかったと思う品質とは? 現場の率直な声を届ける。

パネルディスカッションのポイント:
  • 医学論文を執筆する医師を取り巻く環境はどのように変わっているか
  • 日本の臨床研究は不振と言われているが、その実態とは?
  • 治験の翻訳と論文の翻訳は違うのか
  • 医療現場のIT化とビッグデータ
  • 集合知と翻訳
【対象】
  • クライアント企業の方
  • 医療・医学研究者の方
    (翻訳会社・翻訳者の方の参加も歓迎します)
セッション2 パネルディスカッションB 11:30〜13:00(90分)
「世界における翻訳業界の現在と未来」

<パネリスト>

JTF翻訳祭胡 艶玲(フウ・イェンリン)氏
華為技術日本株式会社(ファーウェイ・ジャパン)
社長室 日本語翻訳センター マネージャー

【プロフィール】
2006年:日中翻訳者としてファーウェイ本社入社
2006年-2007年:専属翻訳者として日本市場の端末プロジェクトをサポート
2008年-2010年:日本語翻訳マネージャーとして、日本語翻訳業務に携わり、プロジェクトマネジメント、翻訳プロセス、翻訳ツール、翻訳品質、ベンダー管理などを担当
2011年:社内転勤で来日。ファーウェイ・ジャパン日本語翻訳チームを立ち上げる
現在まで:日本語翻訳チーム全般を担当

JTF翻訳祭佐藤 美帆(サトウ・ミホ)氏
SAPジャパン株式会社
SAPランゲージサービス (SLS) ジャパン
ビジネスパートナーマネジメント リソースデベロッパー

【プロフィール】
2007年SAPジャパン株式会社入社。
SAPランゲージサービス(SLS)で主にSAP Notes (=Knowledge Base) の翻訳とコーディネーションに従事。2008年よりSLSビジネスパートナーマネジメントチームに異動。グローバルチームのメンバーとして日本語を担当し、SLSと日本におけるサプライヤとのインタフェースを務める。
2008年から2011年前半はリソースコーディネータとして翻訳プロジェクトのコーディネーションおよびサプライヤのデータ管理などを担当。現在はリソースデベロッパーとしてサプライヤストラテジーの策定と実施を含むサプライヤマネジメント全般を担当。

JTF翻訳祭伊藤 彰彦(イトウ・アキヒコ)氏
株式会社十印 海外事業本部長

【プロフィール】
1996年、Dellを退社後、ローカリゼーション業界に入る。
2006年、株式会社十印入社。海外事業本部長として米国を拠点に北米および欧州事業を統括。海外顧客の声や業界動向を迅速にキャッチすることを心がけている。在米歴25年。
海外での主な活動
・2005年、Globalization and Localization Association (GALA) 副会長
・2006年、GALA会長
・2007年〜2008年、MultiLingual Magazine編集担当
・2010年〜11年、GALA役員復帰
・現在Translation Automation User Society (TAUS)の米国窓口兼任

<モデレーター>

JTF翻訳祭渡邊 麻呂(ワタナベ・マロ)氏
株式会社十印 代表取締役社長、JTF理事

【プロフィール】
1999年、株式会社十印開発入社。関連人材派遣会社にて営業職に従事。
2003年、株式会社十印および株式会社十印開発 役員に就任。同年、株式会社十印ヒューマンフロンティア 営業マネージャを兼任。派遣営業業務の責任者として活躍。
2004年、株式会社十印ヒューマンフロンティア代表取締役に就任。顧客の要望に即した社内体制へと改革を推進し、前年比2倍半以上の経常利益を達成。
2005年、株式会社十印代表取締役に就任。
50年にわたる株式会社十印の実績を引き継ぎ、さらに若さによる牽引。

【概要】
スピード、変化が問われる時代、中国やシンガポールでは既成のビジネスモデルにとらわれない新興企業が次々と台頭し時代の変化に柔軟に対応し売上をのばしている。一方日本の翻訳業界においては、サービス内容の硬直、技術や情報の活用不足により、進化が妨げられてはいないだろうか。
海外企業と日本企業の翻訳に対する考え方の違いとは?
国際社会で生き残るための変革スピードおよび柔軟性を持ち込める企業の特徴とは?
テクノロジーや情報の活用方法とは?
さまざまな状況や用途に応じた翻訳サービスとは?
また、日本の『おもてなし文化』を活かした競争優位性の確保とは?
翻訳業界を主導として日本のプレゼンスをワールドワイドで発信することも見据え、世界における翻訳業界の最新動向と日本の差別化が可能かどうかについてパネル形式で議論を行う。

講演のポイント:
  • 世界が注目しているトピックとは
  • クライアントが考えるグローバル展開とは
  • テクノロジーに対する考え方の違い
  • 日本企業は、スピード、コストで損をしている?
  • 世界市場が日本の企業、日本の翻訳会社に何を求めるか
  • 日本の翻訳業界にとってのビジネスチャンス
【対象】
  • 企業のグローバリゼーション・ローカリゼーション部マネージャーの方
  • 翻訳会社の経営者、経営幹部の方
  • 海外の業界動向に興味のある方
セッション3 パネルディスカッションC 14:30〜16:00(90分)
「翻訳チェックする際の明快な指針を検討する
― あったらいいな―翻訳チェックのガイドライン」

<パネリスト>

JTF翻訳祭斎藤 玲子(サイトウ・レイコ)氏
日本オラクル株式会社
WPTG - Worldwide Product Translation Group - Japan,
Senior Language Specialist

【プロフィール】
サン・マイクロシステムズ株式会社より、2010年日本オラクル株式会社に入社。
日英・英日の翻訳、開発者向け製品およびオペレーティングシステムのローカリゼーションプロジェクトマネージャー、日本語品質管理を経験し、現在は主にサン製品の翻訳品質管理責任者を務める。新しいテクノロジーや手法に興味を持ち、作成・改良・導入していくことを得意とする。ここ数年取り組んでいるのは、「品質をどのように数値化して把握するか」「現代のニーズにマッチした、新しいローカリゼーションの手法とは何か」など。

JTF翻訳祭河合 正廣(カワイ・マサヒロ)氏
YAMAGATA INTECH株式会社
翻訳ビジネス部 チーフスペシャリスト

【プロフィール】
鉄鋼メーカーによる海外技術協力派遣団の翻訳担当としてイタリア、アメリカ、スペインなどに於いて、技術文書(英文)の翻訳などに従事。その後、2002年、YAMAGATA INTECH 株式会社に入社。各種マニュアルの多言語版制作で、翻訳支援ツールおよびQAツールの運用企画を担当し、また、翻訳後のQAを考慮した翻訳用データ作成の検討等に参加。現在は主に、翻訳支援ツール使った各種の日英、英日翻訳のQAなどに取り組む。現在の興味は、日本近現代史、組織論。

JTF翻訳祭田中 千鶴香(タナカ・チヅカ)氏
技術翻訳者
JTF理事・標準スタイルガイド検討委員長

【プロフィール】
日英・英日翻訳者(IT、通信、環境、ビジネス全般)
東京外国語大学英米語学科卒業。自動車会社、英語学校に勤務した後、フリーランス翻訳者になる。共著『プロが教える技術翻訳のスキル』

<モデレーター>

JTF翻訳祭中村 哲三(ナカムラ・テツゾウ)氏
株式会社エレクトロスイスジャパン

一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会 理事

【プロフィール】
TC World TCTrainNet認定トレーナー、TAUS日本代表:英文テクニカルライティングを中心に認知言語学、ユーザビリティー、ローカリゼーション、機械翻訳などをカバー。テクニカルコミュニケーター協会で、英文ライティングのセミナーやパネルディスカッションなどを企画。著書に「英文テクニカルライティング70 の鉄則」(日経BP社刊)がある。

【概要】
クライアントやチェッカーが翻訳チェックする際の明快な指針を検討する。
いつもは大した問題もなく翻訳のチェックが返ってきていたものが、ある日突然、翻訳原稿が真っ赤になって戻ってきたりする。すべてのチェックに目を通してみると、自身の翻訳ミスが多少はあるものの、その大半がどうも納得できない内容であったりする。こういった場合は、これに費やす時間工数はどう補償してくれるのかとぼやきながら、ぐずぐずと翻訳チェックに付き合うしかない。
これはなにも翻訳者や翻訳会社だけの問題ではない。クライアント側にしても、コストや時間がそれだけかかってしまうのだ。翻訳チェックが適切で妥当なものでないと、結果として双方が不幸になってしまう。
合理性や公平さが期待できる翻訳チェックはないものだろうか。この問題に対応するために、翻訳チェックする際のガイドラインは考えられないだろうか。どこまで、どのようにチェックするかという明快な指針がつくられて、チェックする際にはそれを参照する。これによって、無駄なチェックが減少し、結果として、クライアントと翻訳者双方のQCDが改善できる。

パネルディスカッションのポイント:
  • 翻訳チェック時の問題点
  • 翻訳チェックから派生する問題点
  • その問題点を解決するためには
  • 翻訳チェックの適切なポイント
  • クライアント側、翻訳者側の双方にとってメリットのあるガイドラインとは

企画協力:一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会

【対象】
  • クライアント企業の方
  • IT関連の翻訳会社および翻訳者の方
セッション4 16:30〜18:00(90分)
「グローバル・コンテンツ制作の全体最適化に向けた取り組み
〜効率化を実現した制作プロセスと開発基盤〜」

JTF翻訳祭木下 孝博(キノシタ・タカヒロ)氏
PFUソフトウェア株式会社 テクニカルコンテンツ統括部

【プロフィール】
1998年PFUソフトウェア入社。
翻訳者・翻訳コーディネーターとして従事。現在は、ローカライズ・エンジニアリングを担当し、主に、多言語ローカライズの効率化や品質確保のためのツール作成やインフラ構築を行っている。

【概要】
製品のグローバル展開では、世界同時出荷に向けて、マニュアル類の製品コンテンツ制作のスピードアップが必要不可欠となっている。また、スピード開発に加えて、制作コストの抑制や品質の確保も求められている。しかし、日英翻訳工程を最適化しようとしても、部分的な改善には限界があるため、十分な効果を得ることができない。
そこで、PFUソフトウェアでは、日本語コンテンツ制作から多言語翻訳までのグローバル・コンテンツ制作の全体最適化を実現するために、3つの視点から取り組みを実施した。1つ目は、原典制作を起点に多言語展開までの全体の効率化を考慮した「グローバル視点でのコンテンツ制作」。2つ目は、コンテンツの一貫性確保やフロー最適化を実現する「スタイルおよびプロセスの標準化」。3つ目は、それらを支える「開発基盤の整備」。これら3つの視点からグローバル・コンテンツ制作への取り組みについて、事例を交えて紹介する。

講演のポイント:
  • 製品のグローバル展開におけるコンテンツ制作の課題
  • 部分最適から全体最適へ
  • DITA導入による多言語展開の効率化
  • シンプリファイド・テクニカル・ジャパニーズの導入
  • スタイルおよびプロセスの標準化
  • CMSによる翻訳ワークフロー改善
  • 用語管理システムによる用語統一の効率化
【対象】
  • クライアント企業の方
  • マニュアル制作会社の方
  • 翻訳会社の方
  • 制作インフラ管理担当の方

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翻訳祭のお申し込みはこちらから

<トラック2>5階:大雪 東
セッション1 9:30〜11:00(90分)
「翻訳会社に於けるクラウド翻訳の活用術
─ 選択と集中で収益を上げる ─」

JTF翻訳祭金 春九(キム・チュング)氏
株式会社ビーコス 代表取締役、JTF理事

【プロフィール】
1968年生まれ、1991年来日後立命館大学経営学卒、在学中に外国人の人材をプロモーションする飛魚インターナショナルを組織し2001年に法人化、代表取締役となる。166ヵ国のネットワークを活かし「外国語・外国人の総合商社」として160言語の翻訳・通訳サービスをはじめ、外国人人材派遣・紹介などを行っている。

【概要】
技術の進歩やグローバル化により、紙からデジタルへ、人間の翻訳から一部機械化 or TMを活かした人間との融合に、さらにいつかは完全な機械化 (?)の流れの中で、いかに時代の流れを読んで生き残るのかが避けて通れなくなった時代となった。
クラウドサービスがどんどん普及し始めクラウド型翻訳サービスを展開する企業も沢山増えた現在、クラウド型翻訳サービスを翻訳会社やクライアントにとっていかに活かすのかがポイントである。
機械が人間に取って代わるのは何となく寂しい気もするが人間だからこそできる仕事のスタイルを確立するためのクライド型翻訳の使い方を提案する。
38言語対応クラウド型翻訳プロ(trans-Pro.)の実際の使い方を踏まえて翻訳会社やソースクライアントがいかに有効に使えるかなどの方法を提示し、サービスを展開する企業の事例を紹介しながら説明を行う。

講演のポイント:
  • クラウド型翻訳定義について
  • クラウド型翻訳の強み
  • クラウド型翻訳のデメリット
  • 翻訳会社になぜクラウド型翻訳が必要か?
  • クラウド型翻訳の活用術
  • 38言語対応翻訳プロ(trans-Pro.)の特徴
  • 翻訳業界の展望から見るクラウド型翻訳の将来像
【対象】
  • 翻訳会社の経営者・経営幹部の方
  • 翻訳会社の実務担当者の方
  • ソースクライアントの方
セッション2 11:30〜13:00(90分)
「翻訳・通訳のISO規格の最新動向」

JTF翻訳祭田嶌 奈々(タジマ・ナナ)氏
JTF/ISO規格検討会 翻訳プロジェクトリーダー
株式会社翻訳センター 品質管理推進部 部長

【プロフィール】
外国語大学を卒業後、いくつかの会社で翻訳コーディネータ兼チェッカーとして約4年の経験を経たのち、翻訳センターに入社。メディカル分野の社内チェッカーとして約8年、実案件の品質管理業務に従事した。2012年以降、分野や案件の枠を越えて全社の品質向上を推進する部署の起ち上げを機に、社内作業の標準化や仕組み作りを行っている。品質向上の取り組みの一環として、翻訳会社と翻訳者との交流を推進すべく勉強会やセミナーの開催にも力を入れている。ISOの規格策定には、日本の翻訳業界を代表して2012年のマドリッド総会から参加している。TC37 SC5国内委員。

JTF翻訳祭森口 功造(モリグチ・コウゾウ)氏
JTF/ISO規格検討会 副議長・機械翻訳プロジェクトリーダー
株式会社川村インターナショナル 執行役員・ゼネラルマネージャ

【プロフィール】
品質管理担当として株式会社川村インターナショナルに入社後、チェック、翻訳、プロジェクトマネジメントなどの制作業務を経験し、2011年からは営業グループを含めた業務全般の統括として社内の管理に携わっている。ISOの規格策定には、JTFのISO検討会発足時から参加し、当検討会では副議長を務める。TC37 SC5 国内委員。

JTF翻訳祭佐藤 晶子(サトウ・アキコ)氏
JTF/ISO規格検討会 通訳プロジェクトリーダー、JTF理事
Atelier Ark Mary 代表

【プロフィール】
外国為替専門銀行勤務後、個人事業主として翻訳・通訳・講師業務に25年以上 従事。博士後期課程で言語文化学を専攻し「品質管理の父」デミングを研究。 ISO総会では通訳、通訳機器両部会に参加。主な査読付論文―”Quality Control Strategy in Japan after World War II: Role of the‘TQC’Advocated by an Educator, W. Edwards Deming” Japan Studies Association Journal (2013), 81-99. ”Public Health Improvement in Occupied Japan by W. Edward Deming: Statistical Quality Control (SQC) and Anti-TB Drug” 『同志社アメリカ研究 別冊』21, (2014)129-149.等。JAT通訳分科会委員長。TC37 SC5国内委員。

【概要】
<第一部:田嶌氏>
2012年からISOで検討が開始され、注目を浴びていた翻訳の国際規格「ISO 17100 - Translation Services - Requirements for translation services」が、2年以上に及ぶ議論の末、ついに2014年中に発行されることが今年のベルリン総会にて決定された。本規格の策定に国内委員として関わる立場から、発行間近の本規格について、翻訳業界に最も影響が大きい翻訳者と校正者のコンピタンスおよび資格要件の部分を中心に内容をご紹介する。

講演のポイント:
  • 本規格の位置づけ
  • 本規格の全体構成
  • 翻訳者・校正者のコンピタンスと資格要件
  • 発行後の翻訳業界への影響

<第二部:森口氏>
ISO 17100とは別に、翻訳の関連規格として、機械翻訳処理を施したアウトプットに対するポストエディット作業についての国際規格「18587 Translation services - Post-editing of machine translation output - Requirements」が検討されている。規格としての発行までにはまだ段階を経る必要があるものの、現状の規格の大枠および議論されているポイントについて情報共有をする。

講演のポイント:
  • ISO/WD18587の位置づけおよび構成
  • ポストエディターのコンピタンスと資格要件
  • 今後の展望

<第三部:佐藤氏>
ISO総会では通訳、通訳機器の規格検討両部会に参加した。総会ではコミュニティ通訳に関する規格「ISO13611 - Interpreting - Guidelines for community interpreting」は本年度中に発行されることが決定した。また、通訳一般に関する規格「ISO18841 - Interpreting--General requirements and recommendations」に関し、長時間議論が行われ、日本も規格策定のプロジェクトチームに加わることになった。通訳機器の規格は、既発行規格ISO 2603 およびISO 4043を見直し、欧州委員会(EC)が中心となり新たな規格が策定され2016年度を目途に発行される。ISO18841策定に関わるプロジェクトチームの一員として開示可能な範囲で上記規格をご紹介する。合わせて日本の現状にあった資格要件とは何かの問題提起を行う。

講演のポイント:
  • 通訳、通訳機器に関する規格の概要
  • ISO/WD18841の構成と位置づけ
  • 日本の現状に沿った通訳者の資格要件と通訳者養成とは
  • 今後の展望
【対象】
  • 翻訳/通訳会社の経営者・経営幹部の方
    (翻訳者・通訳者の方、クライアントの方の参加も歓迎します)
セッション3 パネルディスカッションD 14:30〜16:00(90分)
「翻訳事業のグローバル化
〜中国の大学で翻訳人材を育成する」

<パネリスト>

JTF翻訳祭阿部 淳一(アベ・ジュンイチ)氏
株式会社エイブス 代表取締役

雅訳諮詢(大連)有限公司 副董事長

【プロフィール】
大学を出て4、5年ふらふら。誘われるままに私立のコンピュータ学院の講師。続いて大手のコンピュータメーカーの教育部の外部講師。海外のデータギャザリングシステムのOEM販売方式でのユーザーSE。大手コンピュータメーカーのドキュメント部門にて派遣メンバーとして翻訳環境整備業務担当。帰社後ドキュメント部門立ち上げ。JTF理事を拝命数年後部下に譲る。起業して現職18期を進行中。JTF理事を再度拝命、2012年6月退任。現在中国プロジェクトに魅せられ猪突猛進中。

JTF翻訳祭李 東偉(リ・トウイ)氏
東日テック株式会社 代表取締役

雅訳諮詢(大連)有限公司 董事兼総経理

【プロフィール】
中国生まれ、1993年留学生として来日、1998年東京大学博士(工学)号取得。その後日立製作所の機械研究所に入社、2002年退職し、東日テック株式会社を設立。当初は中国ビジネスコンサルティング業務及び中国特許調査・翻訳業務を主な事業としてビジネス展開したが、2008年からは特許調査・翻訳事業に業務を集約。2011年から知財コーポレーションと業務提携して中国特許調査・翻訳業務を共同で開拓。2006年日本に帰化し日本国籍取得。

JTF翻訳祭 冨田 修一(トミタ・シュウイチ)氏
株式会社知財コーポレーション 専務取締役

雅訳諮詢(大連)有限公司 董事長

【プロフィール】
空に魅せられ東京都立航空短期大学で航空エンジンを学んだ後、1971年リコーに入社しアナログ事務機器がデジタル化する創造の時代を経験。1995年知財部門へ異動し、傍ら、電気通信大学と名古屋学院大学大学院とで物理学と英語学を再勉強。その後、2007年株式会社知財コーポレーション入社、特許翻訳事業に携わり現在に至る。公益社団法人日本工業英語協会理事、一般財団法人日本特許情報機構産業日本語委員会委員。

<モデレーター>

JTF翻訳祭浜口 宗武(ハマグチ・ムネタケ)氏
株式会社知財コーポレーション 代表取締役

雅訳諮詢(大連)有限公司 監事

【プロフィール】
1965年東京商船大学(現東京海洋大学)卒。旧運輸省(現国土交通省)にて海上勤務後研究職、国際特許事務所勤務、沖縄海洋博覧会協会企画・渉外担当調査役などを経て1976年に輸出入業兼翻訳業ビジネスアソシエーツを設立。1991年知財翻訳研究所に、2013年に知財コーポレーションに社名を変更し現在に至る。元(社)日本翻訳連盟常務理事、元(社)工業英語協会理事、現在NPO日本知的財産翻訳協会常務理事。

【概要】
<第一部:浜口氏(20分)>
中国の存在を抜きにして翻訳ビジネスのグローバル化は最早語れない。特に、現在中国は世界最大の特許大国であり、中国語の特許翻訳需要は急増している。一方、2001年のWTO加盟後10余年を経た現在でも中国におけるサービス産業は未だ揺籃期にあり翻訳産業についても然り。日本においてもかつては同様の時期があった。日本における翻訳産業成長の過程を中国の現状に投影するとどのような仮説が成り立つだろうか?

講演のポイント:
  • 日本における翻訳産業成長の歴史と現状
  • 中国における翻訳産業の現状と近未来

<第二部:パネルディスカッション(70分)>
翻訳会社4社が共同出資して大連に翻訳会社を設立した。専門分野も会社規模も異なる4社は中国に対するスタンスも違ったが、幾度もの白熱の議論を経て夢と希望を重ね合わせてきた。ところが、中国での事業はそう簡単には進展しなかった。根本的な問題は優秀な翻訳人材が乏しいことだ。そんな折、地元の大学を巡り人材育成を提案すると確かな手応えがあった。謂わば『翻訳』の技術移転であるが、大学側ニーズと合致し期待が寄せられている。豊富な人材、世界に接する巨大市場、明るい将来への条件は揃っている。

パネルディスカッションのポイント:
  • 夢と希望:4社が共同出資で大連に翻訳会社を設立した理由
  • 困難な道:中国で事業展開する際の諸問題点
  • 突破口:中国の現地大学とのコラボレーションとその内容
  • 明るい将来:グローバル市場の中心でMLVでも・・・
【対象】
  • 翻訳社の経営者・経営幹部の方
セッション4 パネルディスカッションE 16:30〜18:00(90分)
「いまさら聞けない機械翻訳
〜動作原理から上手な活用法まで〜」

<パネリスト>

JTF翻訳祭秋元 圭 (アキモト・ケイ)氏
AAMT機械翻訳課題調査委員会委員

【プロフィール】
獨協大学大学院外国語学研究科博士前期課程修了。学生時代は言語学(英文法)の研究を行い、2003年から2014年6月まで(株)クロスランゲージ、(株)クロスランゲージアールアンドディにて機械翻訳エンジンの開発を行う。多言語翻訳対応のアドイン・ツール類の開発やパッケージ製品の開発管理に従事したのち、エンジングループの責任者として機械翻訳エンジン開発全体を統括しつつエンジン開発を行う。ルールベースと組み合わせる例文ベース多言語翻訳エンジンの研究開発、特許における機械翻訳利用に関する調査、機械翻訳の翻訳精度の自動評価の研究等を担当。2012年11月よりAAMT(アジア太平洋機械翻訳協会)機械翻訳課題調査委員会委員。

JTF翻訳祭内山 将夫(ウチヤマ・マサオ)氏
独立行政法人情報通信研究機構 主任研究員

【プロフィール】
(独)情報通信研究機構(NICT)で自動翻訳の研究開発に従事。翻訳者支援サイト「みんなの翻訳」と、カスタマイズできる自動翻訳サイト「みんなの自動翻訳」を開発。自動翻訳の精度改善と、自動翻訳の良い応用を模索中。

JTF翻訳祭山田 優(ヤマダ・マサル)氏
株式会社翻訳ラボ 代表、麗澤大学・青山学院大学ほか兼任講師

【プロフィール】
株式会社翻訳ラボ代表、大学講師、翻訳学研究者、立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科博士後期課程修了(Ph.D / 翻訳学)、麗澤大学、青山学院大学など講師。IT、ローカリゼーション実務翻訳者、プロジェクトマネージャーを経て、現在は主に大学で翻訳通訳研究に行う。研究の関心は、翻訳テクノロジーと人間翻訳者のインターアクション。著書:『よくわかる翻訳通訳学』ミネルヴァ書房(共著)ほか、論文:「誰がポスエディターになるのか?」(『翻訳研究への招待』第10号、2013)、「機械翻訳+ポストエディットの実証研究」(『AAMT Journal』48号、2010、49号、2011)ほか。

<モデレーター>

JTF翻訳祭井佐原 均(イサハラ・ヒトシ)氏
豊橋技術科学大学教授
AAMT理事

【プロフィール】
豊橋技術科学大学情報メディア基盤センター センター長・教授。
京都大学大学院工学研究科電気工学専攻修士課程修了。博士(工学)京都大学。
通商産業省工業技術院電子技術総合研究所、郵政省通信総合研究所(現・独立行政法人情報通信研究機構)を経て、現職。科学技術振興調整費重要課題解決型研究等の推進「日中・中日言語処理技術の開発研究」総括責任者など、自然言語処理・機械翻訳の研究に従事。
アジア太平洋機械翻訳協会前会長、機械翻訳国際連盟元会長。言語資源協会理事。

【概要】
産業翻訳業界において機械翻訳への関心が高まっている。ネット上で翻訳システムが手軽に使えるようになり、翻訳精度そのものの向上もあって、翻訳支援システムとして機械翻訳を積極的に取り込もうという動きがあるようだ。しかしながら、機械翻訳を導入するだけで翻訳業務を効率化することはできない。翻訳エンジンの特性を正しく理解したうえで、業務に合わせた使い方の工夫が必要である。
本セッションでは、これから本格的な機械翻訳システムの活用を考えている翻訳会社・翻訳者のために、翻訳機械翻を上手に使うためのエッセンスを提供する。ルールベース翻訳と統計的翻訳という機械翻訳の二つの方式について処理概要と訳文の特徴、問題点について豊富な事例を用いて説明するとともに、それぞれの機械翻訳を運用するために必要となる作業について紹介する。なお本セッションは機械翻訳の国際的業界団体であるアジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)が中心となって企画を行う。

パネルディスカッションのポイント:
  • ルールベース機械翻訳の仕組み、訳文の特徴と課題
  • 統計的機械翻訳の仕組み、訳文の特徴と課題
  • 機械翻訳テクノロジーの最新動向
  • 機械翻訳の実力を引き出すプリエディット
  • 用語集の効果と作成のコツ(UTX活用)
  • 翻訳メモリ、機械翻訳、ポストエディット、QAツールの最適化

企画協力:アジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)

【対象】
  • 翻訳会社の経営者・経営幹部の方

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<トラック3>6階:阿蘇 西
セッション1 9:30〜11:00(90分)
「新翻訳時代を作る品質管理イノベーション
〜多種多様なニーズ、コンテンツに合わせた翻訳品質基準の設定と品質管理プロセス〜」

JTF翻訳祭徳田 愛(トクダ・メグミ)氏
株式会社ヒューマンサイエンス
ローカリゼーション・スペシャリスト

【プロフィール】
2006年〜2010年 多言語翻訳のプロジェクトマネージャー。
2011年〜多言語翻訳を左右する原文品質を重要視し、和文ライティング工程も担当。和文制作から英語版、多言語版までの一連のプロジェクトの全工程管理を行う。
現在は、企業に向けて翻訳のプロセス構築や品質管理のコンサルティング、翻訳しやすいドキュメントの作成支援なども行っている。

JTF翻訳祭エイリー・エイドリアン(Adrian Aley)氏
同社 Localization Business Strategist

【プロフィール】
ボストン大学で日本語や日本文学を学び、卒業後に台湾の師範大学で1年間中国語を勉強。その後アメリカに戻り国際ビジネスを中心としたMBAを取得し、来日。
フリーランスの翻訳者・通訳者として活動後、2012年に同社に入社。
現在は日英・多言語翻訳プロジェクトのマネジメントに加え、Localization Business Strategistとして、ローカライズサービスを企業に合わせて戦略的に活用するためのコンサルティングを行っている。

【概要】
今まで、翻訳会社は常に「高品質」や「厳密な品質管理」を売りにして、全てのプロジェクトに一定の翻訳品質基準と単価を設定することが多かった。しかし、新翻訳時代に向けて、翻訳会社も多様化するニーズやコンテンツに合わせて、その都度、品質基準や単価を設定することが求められている。
株式会社ヒューマンサイエンスでは、国内のマルチランゲージベンダーとして、クライアントや翻訳者からの声を反映したり、他業界での品質管理の手法を参考にしたりしながら、様々なニーズやコンテンツに合わせた翻訳品質基準設定のフレームワーク作成や、品質を維持するためのプロセスの導入に取り組んでいる。
今回のセッションでは、今まで国内の翻訳業界では標準化されておらず、ブラックボックス化されることが多かった翻訳品質と品質管理プロセスを「見える化」し、求められる品質を実現するための試みについて紹介しつつ、これからの時代の品質管理について考察する。

講演のポイント:
  • 新翻訳時代に求められる翻訳品質管理とは?
  • 翻訳品質と品質管理プロセスを「見える化」するには
  • 「見える化」することによって生まれるメリット
    (クライアント企業、翻訳会社、翻訳者それぞれの立場から)
  • 翻訳品質基準を設定するためのフレームワーク
  • 翻訳品質を維持するためのレビュー・チェックプロセスの仕組み
  • 品質管理プロセスとリソース教育・管理との連動
  • これからの課題と展望
【対象】
  • 翻訳会社のコーディネーターの方
  • 品質管理部門の方
    (クライアント企業の方の参加も歓迎します)
セッション2 パネルディスカッションF 11:30〜13:00(90分)
「アジャイル開発により変化するローカリゼーション現場」

<パネリスト>

JTF翻訳祭竹尾 晋(タケオ・シン)氏
ライオンブリッジ ジャパン株式会社
ビジネス ユニット マネージャ

【プロフィール】
2000年 ライオンブリッジ ジャパン株式会社入社。
プロジェクト マネージャとしてIT製品ローカリゼーションを中心に管理。
2011年よりビジネスユニットマネージャとして、多岐にわたるお客様のローカリゼーション プロジェクトをサポート。

JTF翻訳祭松本 有香(マツモト・ユカ)氏
ライオンブリッジ ジャパン株式会社
ランゲージ リード

【プロフィール】
2009年 ライオンブリッジ ジャパン株式会社入社。ランゲージ リード(言語品質管理者)として、各種ソフトウェアのマニュアルやUIプロジェクトの和訳ならびに多言語品質管理を担当。

JTF翻訳祭梅田 智弘(ウメダ・トモヒロ)氏
株式会社テクノ・プロ・ジャパン
プロジェクト マネージャ

【プロフィール】
2006年 (株)テクノ・プロ・ジャパン入社。途中、フリーランスの期間を挟みつつ、ITを中心とする翻訳、レビュー、プロジェクト管理、人材育成などに従事。
現在は、フリーランス時代の経験も活かし、発注側、受注側双方が作業しやすい環境を構築しつつ、各種プロジェクトをサポート。

<モデレーター>

JTF翻訳祭今川 佳子(イマガワ・ケイコ)氏
ライオンブリッジ ジャパン株式会社
ランゲージ グループ マネージャ

【プロフィール】
外資系翻訳会社の勤務を経て1998年ライオンブリッジ ジャパン株式会社入社。プロジェクト マネージメント、オペレーション マネージメント職を経験。2006年より言語品質管理を担うランゲージ グループを統括。

【概要】
ローカリゼーション現場の昨今の少量・短納期の激化は、ソフトウェアメーカー側の開発形態の変化が一因となっている面が大いにある。ソフトウェアメーカーの開発形態の変化はメーカー側にどのようなビジネスチャンスをもたらしたのか、グローバル企業であるライオンブリッジから見える世界的なトレンドを紹介する。また開発形態の変化に伴って、お客様側のローカリゼーションの発注ご担当者のニーズの変化やグローバル市場と日本市場とのギャップについても触れていく。
後半のパートでは、お客様の状況の変化が、ローカリゼーションの現場にもたらす影響について、ライオンブリッジのアカウント マネージメント(顧客管理)担当、ローカリゼーションの制作チーム、翻訳者の管理担当といった立場の違う担当者を交えて、ディスカッション形式で変化の現状と今後について論じる。

講演・パネルディスカッションのポイント:
  • お客様側のアジャイル開発が及ぼす影響
    翻訳会社の体制の変化
    コミュニケーションの変化
    翻訳者確保の方法
    翻訳プロセス
    求められる品質の変化と管理方法
  • 今後予想される展開
【対象】
  • 翻訳会社の実務者の方
セッション3 14:30〜16:00(90分)
「スモール&クイック翻訳への取り組み
〜人力翻訳と機械翻訳でのアプローチについて〜」

JTF翻訳祭古河 師武(フルカワ・オサム)氏
YAMAGATA INTECH株式会社 翻訳ビジネス部 部長

【プロフィール】
1996年に渡米し、Second BAを取得した後、6年間現地の会社に勤務。2005年にCalifornia State University, Long BeachでMBAを取得し2008年に帰国。外資系翻訳会社を経て2013年4月より現職。従来の取説翻訳だけでなく、マーケティング資料、カタログ、SNS・ブログ、ウェブコンテンツ、UIなど幅広い分野の翻訳に対してMTやスモール翻訳含めた様々なソリューションの提案を推進している。

【概要】
オーダーから納品までのリードタイム短縮が求められる中、その実現には次の二つのシンプルなアプローチがある。アプローチの一つは、コーディネーションなどの中間工程を簡略化することだ。通常、我々はデータ、翻訳者、品質などの管理を円滑にするシステムを利用しているが、一方でこのシステムは予定の日程や内容以外で発生するイレギュラーなオーダーの対応に弱く、翻訳そのものより中間工数の方が高いことも少なくない。我々は自社開発のツールによりイレギュラーなオーダーでも、素早い納品、かつ品質低下の抑制や一貫性の維持を可能にした。もう一つのアプローチは、翻訳作業時間そのものを短くすることだ。我々はこのために機械翻訳を利用している。機械翻訳は理想をすべて叶える夢のツールではないが、その利用側のスタンスや方法でその価値を存分に発揮する。
我々はプロジェクトの状況やお客様のニーズに応じてその二つのアプローチを使い分けている。

講演のポイント:
  • 少量の翻訳コーディネーションのオートメーション化
  • 精度の高いSNS翻訳
  • 差分だけの翻訳でもTMに反映
  • 多言語でも素早く処理
  • 用語エンジンを選択できる簡易MT
  • MS Officeアプリのレイアウト保持したままでのMT
【対象】
  • 翻訳会社・制作会社の方
セッション4 パネルディスカッションG 16:30〜18:00(90分)
「MLVの屋台骨!!プロジェクトマネージャー達が語るローカライズ現場の舞台裏とトレンド(と本音)」

<パネリスト>

JTF翻訳祭柴山 康太(シバヤマ・コウタ)氏
Welocalize Japan 株式会社
LPM MANAGER, ASIA

【プロフィール】
株式会社スリー・エー・システムズ (後の株式会社テック・インデックス) に入社後、Welocalize Japan設立と共に転籍、日本法人の礎を築く。翻訳業界における経験と実績は10年以上。ローカライザー、品質管理、プロジェクト マネージャーを経て、2012年より現職。プレイングマネージャーとして、管理業務とプロジェクト管理を両立し、ITから自動車バイク業界までさまざまな翻訳プロジェクトと格闘中。好きな翻訳支援ツールは Microsoft Localization Studio。

JTF翻訳祭田辺 朋子(タナベ・トモコ)氏
ヨンカーズ トランスレーション アンド エンジニアリング株式会社
シニア プロジェクト マネージャ

【プロフィール】
広報、ライター、人事総務、経理など様々な職場を経て、1996年から米国ニュージャージ州の翻訳会社でローカリゼーション業務に携わる。翻訳チェック、DTP、プロジェクトマネジメントを経験。帰国後、2000年よりMLVでプロジェクトマネジメントに従事。英語から日本語化へのプロジェクトに加え、多言語化プロジェクトのグローバルPMを担当。2006年にヨンカーズに入社、引き続きプロジェクトマネージャとして、日本語化および多言語化のプロジェクトマネジメントを日々実践中。

JTF翻訳祭内山 敬(ウチヤマ・タカシ)氏
Moravia IT a.s.
プロジェクト マネージャー

【プロフィール】
歴史研究者志望の大学院生から転じ、SLVにPMアシスタントとして入社。後にPMとなり、MLV1社を経て2008年よりMoravia東京オフィスにて勤務。標準的なローカライズのみならず、特殊な要件を持つソフトウェア、ゲーム、E-learningのローカライズを中心にハンドリング。座右の銘は2つ、「火消しは迅速に」、でも「あわてるな」。

<モデレーター>

JTF翻訳祭平野 幸治(ヒラノ・コウジ)氏
株式会社メディア総合研究所
国際メディア事業部 企画・広報部長

【プロフィール】
大学卒業後、外資IT企業にてドキュメント開発のため翻訳会社とのコーディネーションを担当。翻訳の奥深さを知る。1999年、ローカライズ翻訳会社である(株)エイブス入社。約10年に渡り、MLV系/ソースクライアント系プロジェクトマネージャとして修練を積む。現(株)メディア総合研究所にてローカライゼーション部門を立上げ、営業部長を経て、2014年より、翻訳をマーケティング的な視点で再構築するべく現職となる。

【概要】
翻訳会社においてプロセス全体を担うプロジェクトマネージャー(PM)の役割は多岐に渡るが、会社ごとに業務内容や直面している課題にも違いがある。本セッションでは多言語翻訳の一環としての日本語翻訳に焦点をあてて、PMの仕事のやり方、各社での業務内容やアプローチの違い、グローバル案件でのコミュニケーションの難しさ、PMが肌で感じている顧客や業界の動向などについて、プロジェクトを取り仕切るPM達が生の声で語る。
下記の内容についてMLVのPM達がそれぞれの視点から座談会形式でモデレーターもまじえて意見を交わす。

パネルディスカッションのポイント:
  • PMのチーム構成や役割、心がけていること、課題や問題点
  • 日々の業務におけるPMの課題や問題点
  • 日本語ローカライズにおけるチャレンジ
  • 品質要件の厳しい日本市場
  • コミュニケーションのチャネルについて、“伝言ゲーム”への対応
  • 顧客からの要求の変化
  • 助かった、嬉しかった作業者からのインプット
  • 現在取り組んでいるチャレンジ
【対象】
  • 翻訳会社のPM・コーディネーターの方

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<トラック4>6階:阿蘇 東
セッション1 9:30〜11:00(90分)
An Introduction to the Dos and Don'ts of Legal Translation
(英語での講演となりますが、日本語での質問も歓迎します)

JTF翻訳祭ブル・セーラジェーン(Sarah Jane Bull)氏
Translation Business Systems Japan株式会社
シニア・リーガル翻訳者

【プロフィール】
Sarah Bull graduated from The University of Queensland's Masters of Japanese Interpreting and Translation (MAJIT) program as a NAATI accredited translator and interpreter in 2006.
Since graduating, she has dedicated herself to developing a specialization in legal translation and to the teaching of translation. After working as an in-house legal translator at a major law firm in Tokyo for four years, Sarah made the shift to freelance translation. Since making that shift in 2011 she has taught translation at Sophia University and Temple University in Japan and nowadays is kept very busy as a partner at Translation Business Systems Japan (TBSJ). She is also a committee member of JAT Special Interest Group JATLAW.

【概要】
This interactive presentation aims to help translators become more confident in tackling legal translation.
We will discuss some of the potential difficulties and pitfalls faced by people new to legal translation and identify some of the mistakes people tend to make. We will also look at useful resources (both online and offline) to help you with research and legal writing. In addition, we will consider what makes a good legal translation and cover a variety of handy strategies to help you translate complex legal texts (for example how to deal with nested structures, definitions, legalese, and uniquely Japanese numbering within documents).
The presentation will focus on the translation of contracts, because that is what a great deal of legal translation work involves, but it will also touch on legal opinions, legislation, and other types of legal translation work
There will be plenty of opportunity to ask questions and share tips throughout the session.

講演のポイント:
  • Discussion of pitfalls of legal translation
  • Common mistakes
  • Useful resources
  • What makes a good legal translation?
  • Strategies
  • Introduction to various types of legal documents

企画協力:日本翻訳者協会(JAT)

【対象】
  • Beginner legal translators (J-E)
セッション2 パネルディスカッションH 11:30〜13:00(90分)
“Stealin' Time” (Time management and translation styles)
(英語での講演となりますが、日本語での質問も歓迎します)

<パネリスト>

JTF翻訳祭ダーギー・ダグラス(Doug Durgee)氏
日英翻訳者、自動車・海外開発支援

【プロフィール】
Like many others, Doug Durgee stumbled into translation after a few years living and working in Japan at various office positions. His two areas of expertise are automotive and development aid (mostly civil engineering). After marrying two years ago, he and his wife took a one-year working trip around the world, returning in August 2013. He now translates out of Sendai, where he helped to start TRAC, the new Tohoku regional branch of the Japan Association of Translators. Doug is also now facing a new challenge: balancing work at home with a newborn son.

JTF翻訳祭内村 ウェンディ(Wendy Uchimura)氏
日英翻訳者、英文校正・編集者

【プロフィール】
Wendy Uchimura has been working with the written word professionally since 2004 in a variety of fields, including fashion, merchandising, literature, sport, and NGO-related projects. To cover her wide range of interests, she splits her time between in-house and freelance work in Tokyo and Yokohama, while having fun raising two children and studying law.

JTF翻訳祭ラッシュブルック・トバイアス(Tobias Rushbrook)氏
リーガル・金融翻訳者

【プロフィール】
After around ten years working in-house as a translator and interpreter, mostly for law firms, Toby began working as a freelance translator and interpreter in 2013. He foolishly embarked on an enormous and never-ending renovation project at around the same time, so time management has become a subject close to his heart. While Toby has dabbled in subtitling and literature, the law has a way of catching up with him. Toby graduated from the University of Queensland with MAJIT and is also a graduate of Simul Academy.

<モデレーター>

JTF翻訳祭マックリース・ダニエル(Daniel MacLeith)氏
日英翻訳者・通訳者

【プロフィール】
Daniel MacLeith began translating professionally during his six years in the Major League Baseball industry as a scout, writer and interpreter. He enjoys a mix of general business, legal and sports-related translation while doing project management as well as coordinating and developing interpreting business for Translation Business Systems Japan (TBSJ). He lives with his wife in Okayama, Japan.

【概要】
Have you ever found yourself sitting at 11:00 am after checking email wondering why you still haven't started today's work? Easily distracted by Facebook, Candy Crush or today's latest cute videos of cats and dogs? Need to meet that deadline, but find nothing but myriad distractions stealing your time? Have a lax deadline and somehow end up scrambling to meet it? Or are you just finding that you don't have as much free time to waste now that you're married or have a new child, or that new juku and soccer class to take the kids to? Or are you just looking to maximize your time outside the office to spend more time with family and friends, or maybe take on more work? Time management is something we all face and deal with in different ways, but not all of us have actually taken the time to sit down and think about a strategy for doing so. A panel of four J-to-E translators discuss their strategies and techniques for staying focused, scheduling and prioritizing (while handling unexpected challenges), and getting the most out of their work day.

パネルディスカッションのポイント:
  • Dealing with digital distractions
  • Setting goals
  • Doing the research before or while you translate
  • Effective job tracking
  • Prioritizing
  • Accurate timekeeping
  • Maintaining a healthy working environment

企画協力:日本翻訳者協会(JAT)

【対象】
  • J-to-E translators
セッション3 14:30〜16:00(90分)
「医薬品特許無効審判・侵害訴訟に伴う翻訳業務」
(Language: mostly Japanese, but English welcome)

JTF翻訳祭丸岡 英明氏(マルオカ・ヒデアキ)氏
M&Wランゲージ・ソリューションズ 代表取締役

【プロフィール】
翻訳・通訳者。M&Wランゲージ・ソリューションズ代表取締役。
英⇔日、中→日、中→英翻訳、英⇔日、中⇔日通訳。豪NAATI 認定資格保有(英⇔日翻訳、英→日会議通訳)。専門は特許と医薬。慶応義塾大学法学部卒。2007年まで10年間台湾に滞在。液晶部品メーカーに勤務した後、翻訳者・通訳者として独立。その後、豪クイーンズランド大学にて日本語通訳・翻訳修士(MAJIT)を取得。2013年2月にM&Wランゲージ・ソリューションズ設立。豪クイーンズランド州ブリスベン市在住。
日本翻訳者協会(JAT)豪州通訳者翻訳者協会(AUSIT)会員。

【概要】
医薬品は、製造販売承認前に臨床試験を行う必要があるため、特許期間の5年間の延長が特別に認められている。特許権の消滅を目前にして、後発品企業と先発品企業との間で特許の無効審判請求や特許権侵害の差止めを求める訴訟が起こるケースがよくあり、海外メーカーや海外特許に関する案件では、関連書類の翻訳ニーズが生じている。
医薬品の特許無効審判や侵害訴訟に伴う翻訳業務には、特許、法務、医薬の分野における高度な知識と経験が要求される。
このセッションでは、主に医薬翻訳者を対象に、特許国際出願に関する基礎知識や、無効審判や訴訟の際に議論の中心となるクレームの特徴や特許要件などを中心に、実際の判決文を用いた練習問題を交えながら、医薬品の特許無効審判や侵害訴訟に伴う翻訳業務において最低限必要とされる知識について説明する。特許訴訟全般に共通する内容であるため、医薬特許以外の侵害訴訟や無効審判に興味のある方の参加も歓迎。

講演のポイント:
  • 知的財産とは
  • 特許国際出願の流れ
  • クレーム(特許請求の範囲)の特徴
  • 特許要件-新規性
  • 特許要件-進歩性
  • 特許要件-産業上の利用可能性

企画協力:日本翻訳者協会(JAT)

【対象】
  • メディカル翻訳者の方
  • 特許翻訳者の方
セッション4 パネルディスカッションI 16:30〜18:00(90分)
Developing the Agency-Translator Relationship
(英語での講演となりますが、日本語での質問も歓迎します)

<パネリスト>

JTF翻訳祭フリント・ポール(Paul Flint)氏
有限会社翻訳プラス 代表取締役

【プロフィール】
Paul Flint started his freelance translation career in 1998, and established Y.K. Honyaku Plus in 2003 with business partner Phil Robertson. The company has had its ups and downs but has expanded gradually to provide translation, interpreting, and multilingual printing services in many languages to many large Japanese and foreign companies with the help of about 450 freelance translators and interpreters around the world. The company will celebrate its twelfth anniversary in March 2015.

JTF翻訳祭テイラー・ウイリアム(William Taylor)氏
日英翻訳者

【プロフィール】
PROFILE: William is a Japanese to English translator. He got his start working in-house for Toshiba as a translator in the Financial Solutions Department, from which he gained in-depth knowledge of stock markets, algorithmic trading, and IT infrastructure. He is now a freelancer, mainly working with translation agencies in Japan. Since going freelance, he has adopted a nomadic lifestyle and has lived out of serviced apartments and hotels while traveling around Asia and other parts of the world. He has been to over 70 different countries, with a good portion of this travel being financed by freelance translation. He has spent the last several months in Tokyo.

JTF翻訳祭冨永 陽(トミナガ・アキラ)氏
株式会社ホンヤク出版社 テキスト部

【プロフィール】
1984年生まれ。山口県田布施町出身。大阪の外国語大学に入学するが英語圏での留学経験はなく、2008年に技術系翻訳を扱う株式会社ホンヤク出版社に新卒で入社。普段は、技術文書を相手に悪戦苦闘と戦意喪失を繰り返しながらも、母語と外国語の間さらには母語と母語の間を行き来する中で「何か悟りを得たい」と願っている。最近ではFacebookTwitterで翻訳について呟く現場が目撃されている。東京都小金井市在住。

<モデレーター>

JTF翻訳祭池上 小湖(イケガミ・サコ)氏
臨床薬学博士、翻訳者

【プロフィール】
Sako is a recent returnee to Med/Pharma translation after a 15-year hiatus where she pursued a career in childhood fantasy and teen angst (read: literary translation of children's books). Thus it is with relatively fresh eyes that she views the translation industry. The majority of her work currently comes from various translation agencies in Japan and abroad. She has an advanced degree in clinical pharmacy, has trained in both Japan and the US with experience in hospital pharmacy and R&D in the pharmaceutical industry, and has been a freelance translator for over 20 years.

【概要】
Representatives of two translation agencies will discuss issues from the agency perspective: how they keep the workflow running smoothly, how the translator fits into that flow, and how translators can help them improve business and please the client. Two freelance translators will describe their daily workflow as well: how they handle a job as it comes in from an agency, how agencies can help them get the job done well and as fast as possible. The audience is encouraged to join in the discussion, bringing up sticky topics that need to be asked in order for both sides to gain mutual understanding and respect, and enjoy the work! The ultimate result: a list of "dos and don'ts" for agencies and translators alike-a kind of etiquette guide for the translation profession!

講演のポイント:
  • What agencies need from translators
  • What translators need from agencies
  • What bugs agencies
  • What bugs translators
  • How to work in tandem to provide the best job at the right time
  • How to ensure quality control on both sides

企画協力:日本翻訳者協会(JAT)

【対象】
  • Anyone involved in the translation process-translators, checkers, proofreaders, project managers

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<トラック5>6階:霧島 西
セッション1 9:30〜11:00(90分)
「自動車日英技術翻訳の基礎
〜稼げる日英翻訳者になるためのFirst Step〜」

JTF翻訳祭仲谷 幸嗣(ナカタニ・コウジ)氏
株式会社トランスワード 代表取締役

【プロフィール】
工業高専電気工学科卒業後、造船所の電気エンジニア、自動車会社のサービスエンジニアを経て翻訳業界に入る。自動車会社時代には技術サービス関連ドキュメントの作成・翻訳、海外エンジニアへの技術教育を経験。また並行して日本工業英語協会主催のセミナーなどをとおして工業英語の研究を進めた。
1998年から現在まで(株)トランスワードの技術翻訳教室主任講師を務め、卒業生の多くは現在の自社の社員および外部協力翻訳者として活躍中。
資格:技術英語インストラクター認定(日本工業英語協会、1985年)

【概要】
自動車関連技術翻訳は需要が多いが、優秀な翻訳者が不足している状況が長く続いている。この分野の翻訳には高い語学力に加え、幅広い技術知識、業界特有の文章スタイルとルール、加えて簡潔で分かり易い英文を書くためのテクニックが必要であるにも係わらず、未だに専門的な翻訳者教育の場が少ない。株式会社トランスワードは1998年以来、実務を通じて得た翻訳ノウハウを自社運営の翻訳者養成講座に反映し、これまで多くの技術翻訳者を世に送り出してきた。
このセッションでは、これまで同社で実施し、実績を上げてきた講座の一部を公開し、これから技術翻訳者を目指す人の指針にしていただくための入門講座を実施したい。具体的には技術翻訳の初心者が犯しやすい間違いを、過去の翻訳事例を見ながら解説し、基本的な日英技術翻訳の考え方とテクニックを説明する。加えて翻訳会社側から見た、「仕事を依頼したくなる翻訳者像」を明らかにし、稼げる翻訳者になるための方策も考えてみたい。

講演のポイント:
  • テクニカルライティングとは複雑な内容を簡潔、正確、わかり易い文章で書くこと
  • 翻訳者のお客様は作った文章を読んでくれる人
  • 説明したい内容が相手に伝わらなければ翻訳の価値は無い
  • 上手な翻訳イコール良い翻訳ではないことが多い
  • 前置詞・冠詞の攻略法。基本が分かれば迷うことは無い
  • 翻訳語録(稼げる翻訳者になるためのノウハウ)
【対象】
  • 基本的な語学力(日本語と英語)を持ち、将来は自動車関連の日本語から英語の翻訳者を目指そうとする方
  • 既にこの分野の仕事をしているが、更なるレベルアップのためのヒントを求めている方
セッション2 11:30〜13:00(90分)
「ワードと秀丸を使い分けるハイブリッド翻訳のすすめ
−2つのエディタで翻訳効率をアップさせる−」

JTF翻訳祭杉山 範雄(スギヤマ・ノリオ)氏
「杉山特許翻訳」代表

【プロフィール】
1959年静岡市生まれ。名古屋大学大学院工学研究科 結晶材料工学専攻卒。工学博士。国内・外資系メーカーを経て特許事務所に勤務。国内用特許明細書の作成とともに、外国からの特許明細書の翻訳を担当。2002年からフリーランスの特許翻訳者(英日/日英)に。専門は、物理/半導体/材料/電気/電子/光学/通信。2011年に「あの手・この手の特許翻訳」を出版。
外資系時代に、出張先のイギリスで食べたインスタントラーメンに、英語で「スープは火を止めてから入れる」と書いてあるのを発見。「日本と同じだ!!」といたく感動し、産業翻訳者を志す。
(参考)「秀まるおのホームページ=マクロライブラリ」("おすぎ" で投稿)

【概要】
翻訳にワードと秀丸の両方を使い分ける「ハイブリッド翻訳」について説明する。翻訳者の多くはワードを使う。顧客からの原稿がワードで、納品もワードだからだ。しかし、ワードは翻訳作業に適しているとは言えない。ファイル開閉、画面スクロールなどの動きが重く、作業中にフリーズすることもあるからだ。一方、秀丸などのテキストエディタは、機能がシンプルなために、ワードよりも軽くて早く、文章入力に向いている。「ハイブリッド翻訳」では、客先との原稿のやり取りはワードで行ない、翻訳作業は秀丸で行なう。その結果、翻訳効率が高まる。秀丸では「上書き翻訳」を行なう。「上書き翻訳」は効率と正確さを大幅に高める手法である。本講演では、翻訳を支援するワードマクロ、秀丸マクロ、新作ソフトについて紹介する。ワードで翻訳するのは、スーツを着てジョギングするようなものである。

講演のポイント:
  • 特許明細書と一般技術文書のハイブリッド翻訳の実演
  • ワードファイル ⇒ 秀丸ファイルにコピーするワードマクロ(上付き/下付き文字、ギリシャ文字に対応)
  • 秀丸上で上書き翻訳を支援するマクロ
  • 超高速置換ソフト「FlashTerms」(100万個の用語ペアで30秒置換)
  • 秀丸上でワード機能(スペルチェック/文字カウント)を使うマクロ
  • 特許明細書の翻訳:顧客ごとのフォーマットの違いに対応するマクロ
  • 一般技術文書の翻訳:訳文でワード原文を上書きするマクロ(原文レイアウトを損なわずに翻訳できる)
  • デモ環境は、Windows7、Word2010
【対象】
  • 産業翻訳者の方
    特に専門用語を多用する分野(特許翻訳、法律翻訳、金融翻訳、医薬翻訳など)
  • 日英・英日翻訳者の方
    翻訳効率、翻訳スピード、翻訳品質を向上させたい方
セッション3 14:30〜16:00(90分)
「日本における映像翻訳−字幕翻訳を中心に―」

JTF翻訳祭篠原 有子(シノハラ・ユウコ)氏
字幕翻訳者、大学非常勤講師

【プロフィール】
字幕翻訳歴約20年。主にNHK、WOWOW、ビデオ、DVDの映画翻訳に携る。2012年から立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科にて翻訳学および字幕翻訳を研究している。大学非常勤講師。日本通訳翻訳学会会員。主な翻訳作品:「風の絨毯」、「炎のランナー」、「リトル・マーメイド3」など。

【概要】
海外からの映像作品を鑑賞するにあたって、字幕や吹き替えは欠かせない存在である。また映像翻訳は、日本の映像作品を海外に発信するための重要な手段でもある。本講演では、「日本における映像翻訳−字幕翻訳を中心に―」と題して様々な角度から字幕翻訳について見て行きたい。最初に字幕翻訳の歴史という観点から、日本において字幕が採用されるに至った経緯を弁士との関係性から解説する。次に実務者の立場から、「良い字幕」とは何かについて翻訳者の認識について述べたうえで、翻訳者の認識と観客の字幕に対する期待が一致しているかどうかを、観客に対するアンケート調査に基づいて提示する。最後に、日本製の映像翻訳の発信する手段としての日英翻訳の将来性と、その需要の増加について述べたい。また、全体を通して適宜海外における映画翻訳の状況にも言及していく。

講演のポイント:
  • 映像翻訳の歴史
  • 弁士と日本語字幕
  • 海外における映画翻訳
  • 「良い字幕」とは
  • 字幕に対する観客の感想
  • これからの映像翻訳

企画協力:日本通訳翻訳学会(JAITS)

【対象】
  • 映像翻訳に興味のある方
  • 現在他分野の翻訳をしていて映像分野にも仕事の幅を広げたい方
セッション4 16:30〜18:00(90分)
「Rethinking the Grammar of Patent Translation
(本セッションは日本語での講演となります)」

JTF翻訳祭ジェームズ・ジャッジ(James Judge)氏
ジャッジ パテント アソシエイツ 所長

【プロフィール】
1985 米国プリンストン大学卒業 (比較文学専攻)
1996-1997 さらに大学にて物理学、上級生物学の単位取得
1998 米国パテント・エージェント(登録番号42701)
知財業務経験
1989-1996 特許事務所にてパラリーガル、翻訳者として勤務
1998-2001 再来日し、同特許事務所に米国パテント・エージェントとして勤務
2001 独立し、特許明細書翻訳業務、米国特許申請の直接出願及びその後の特許査定までの手続きを担うサービスを開始。

【概要】
U.S. patent agent-cum-translator will take a grammatical look, which he hopes is a fresh look, at some of the typical terms and phrases that trouble translators of patent specifications. He will suggest some atypical ways to deal with such expressions. He will also focus on grammatical problems characteristic of translating claims, especially claims for U.S. patent applications. He will also make a couple of comments on how changes wrought by the new U.S. patent statute have an impact on translation.

講演のポイント:
  • Dangling modifiers, dangling participial phrases (懸垂修飾語・懸垂分詞句)
  • できる & ことができる
    - How to use "may" and "allow" properly
  • Dealing with 場合、状況、状態、の様な
  • Using the gerund to deal with 「により」, 「すれば」/「すると」 and 「場合」 phrases
  • Handing 方向
  • Some new tricks for dealing with ol' 「など」 (よく使われる「など」に対処するための工夫)
  • とする: Let it be! Have it be!
    - But isn't it subjunctive (仮定法)?
  • Trends & Advice in Claim Translation (クレーム翻訳の動向や助言)
【対象】
  • 日英特許翻訳者の方

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<トラック6>6階:霧島 東
セッション1 9:30〜11:00(90分)
「翻訳業界の現状と未来
〜そのなかで翻訳者が取りうる道〜」

JTF翻訳祭井口 耕二(イノクチ・コウジ)氏
翻訳者、JTF常務理事

【プロフィール】
東京大学工学部卒、米オハイオ州立大学大学院修士課程修了。子どもの誕生をきっかけに大手石油会社を退職し、技術・実務翻訳者として独立。最近はノンフィクション書籍の翻訳者としても知られる(『スティーブ・ジョブズ I・II』(講談社)、『沈みゆく帝国』『リーン・スタートアップ』(日経BP)など)。翻訳者が幸せになれる業界の構築が必要だとして、日本翻訳連盟理事、翻訳フォーラム共同主宰など、業界全体を視野にいれた活動も継続している。

【概要】
まず、昨年行われたJTF業界調査の個人翻訳者編を中心に、業界構造やその変化など、翻訳者を取り巻く状況について最新のデータを交えながら分析する。年収アップには単価と速度のどちらが効くのかを推測するなど、業界初と思われる分析も紹介する。また、分野による単価の違いや労働時間など、フリーランス翻訳者の働き方に直結した分析も行う。その上で、このような現状の先にある未来についても考える。
次に、このような現状と未来を前提として、我々翻訳者の進む道にどのような選択肢があるのかを検討する。高収入の翻訳者はどのような戦略で稼いでいるのか、現状を打破して一歩進むにはなにを考えるべきなのか、短時間でそれなりの稼ぎという働き方をしている翻訳者はどういう戦略を採っているのかなど、さまざまな方向性のヒントも紹介する。

講演のポイント:
  • 年収に対する単価と速度の寄与度比較
  • 分野による単価の違い
  • 労働時間の分析
  • 翻訳者の戦略と考え方
  • 高収入翻訳者の特性
  • 年収600万円台をめざすモデル
  • 収入以外を重視した稼ぎ方
【対象】
  • 翻訳業界の現状や将来について知りたい、また、そのなかで自分が進むべき道を考えたいフリーランスのプロ翻訳者の方
セッション2 11:30〜13:00(90分)
Translating Titles and Objectives in Biomedical and Pharma Research:
Clearly Communicating the Purpose of Research in Japanese-English Translation
(英語での講演となりますが、日本語での質問も歓迎します)

JTF翻訳祭トニー・アトキンソン(Tony Atkinson)氏
メディカル翻訳者

【プロフィール】
Based in Perth, Western Australia, Tony Atkinson began a full-time career as a Japanese-English translator in 1988 after a decade teaching high-school physics. He began to focus on biomedical and pharmaceutical translation in 1993. He also teaches Japanese-English medical translation at the University of Queensland, and delivers seminars and workshops on pharma translation and English medical writing to pharma clients in Japan.

【概要】
This presentation will focus on the translation of titles and objectives in regulatory and for-publication biomedical and pharma research texts, including clinical trial protocols and reports, and medical journal articles. Numerous examples will be provided to illustrate important considerations. I will also briefly discuss the translation of table and figure titles. While the examples to be introduced will be drawn from the biomedical and pharma field, the principles will be applicable to any other texts requiring translation of titles and objectives.

講演のポイント:
  • Appropriate word order in titles and objectives
  • The trade-off between concision and clarity
  • Different styles for titles and objectives used in medical journals
  • Appropriate verb tense in study plans and reports
  • Correct punctuation
  • Simplifying main titles to create running titles
  • Table and figure titles
【対象】
  • Pharma translators
セッション3 14:30〜16:00(90分)
「需要急増:上場企業の開示情報英訳の実態と今後の動向
〜チャンスかリスクか? 翻訳者と翻訳会社が今、やるべきこと〜」

JTF翻訳祭松本 智子(マツモト・サトコ)氏
日本財務翻訳株式会社 代表取締役社長

【プロフィール】
大学卒業後、半導体メーカー、食品商社、流通業界を経て、1992年よりIR/ディスクロージャー業界へ。2006年12月の日本財務翻訳株式会社設立時から参画し、2013年4月より現職。
上場企業に対して英文開示の進め方、文書作成についてのソリューションを提供しつつ、正しい英文開示文書の効率的な作成方法の確立に努めている。日本財務翻訳(株)は英文開示文書では国内でNo.1のシェアを獲得している。現在、IR・開示分野における翻訳についてセミナーを開催するなど、企業と翻訳者・翻訳会社に対して啓蒙活動を展開中。

【概要】
上場している企業は、日本語での法定開示文書の提出が義務付けられている。英文版の提出は義務ではないが、金融庁や上場取引所などからの要請、海外からの圧力などにより、そうした文書の英訳ニーズが高まりつつある。大手企業や外国人投資家比率の高い企業では株主や投資家向けに様々な文書の英語での開示が必要となっており、企業内では対応しきれず外部にソリューションを求めているところが増えている。しかし、ニッチな分野であるため、知識を有する翻訳者、翻訳会社が限られており、今後の需要急増への対応が憂慮されている。
開示文書とはどのようなものか、どんなルールが存在するのか、どれくらいの企業が何を英訳しているのか、なぜ今、需要が増えているのか、どうしたらこの分野で仕事を獲得することができるのか、今後の業界地図はどうなっていくのか、についての概要を説明する。知ってしまえばチャレンジもできるかもしれない。

講演のポイント:
  • 開示情報とは―具体的な文書と翻訳サンプルをご紹介
  • 大手企業には必ずニーズあり―英文開示を行っている企業の割合
  • 開示情報の翻訳はルールだらけ―知ってしまえばこっちのもの
  • 必ず絡むインサイダー情報―セキュリティ対策が必須
  • 需要急増の背景―好景気とIFRS(国際会計基準)
  • 翻訳者/翻訳会社に今、求められていることは?
  • 業界地図はどう変わるか―チャンスでもあり、リスクにもなる
【対象】
  • 翻訳者の方
    (翻訳会社の経営者/コーディネーターの方の参加も歓迎します)
セッション4 パネルディスカッションJ 16:30〜18:00(90分)
「新米の上り坂、中堅の曲がり角」

<パネリスト>

JTF翻訳祭井口 富美子(イグチ・フミコ)氏
フリーランス翻訳者

【プロフィール】
独日英日実務翻訳者。立教大学文学部日本文学科卒業後図書館勤務を経てフンボルト大学に留学。帰国後は翻訳会社に10年勤務し、05年よりフリーランス。専門分野は自動車・機械・医療機器・歯学など。JAT会員。

JTF翻訳祭松浦 悦子(マツウラ・エツコ)氏
フリーランス翻訳者

【プロフィール】
フリー翻訳者。大卒後、精密機器メーカーで技術翻訳、テクニカルライター、外資系システム開発会社でローカライザーとして勤務ののち、配偶者米国転勤帯同を経て現職。フリー歴20年超でいまだに中堅から脱せず。

JTF翻訳祭庄野 彰(ショウノ・アキラ)氏
フリーランス翻訳者

【プロフィール】
フリー翻訳者。サラリーマン技術者として核燃料サイクルの開発に約25年間従事後、40代後半に独立して10年目。原子力を中心とする技術系資料の英日/日英翻訳・英文校閲に従事。

<モデレーター>

JTF翻訳祭高橋 聡(タカハシ・アキラ)氏
フリーランス翻訳者

【プロフィール】
英日産業翻訳者。学習塾講師と翻訳業の兼業時代から、ローカリゼーション系翻訳会社勤務の時代を経て2007年にフリーランスとして独立。ITを中心にテクニカル翻訳全般を手がける。

【概要】
先日、JTF総会後の基調講演にて報告された業界調査の結果は、たいへん興味深いものだった。特に、理事の井口耕二氏が個人翻訳者の労働時間と収入の関係、翻訳単価と収入の関係などを分析した結果に基づいて、「処理量を増やすより、単価の引き上げを考えるべき」と結論した洞察は、私たち個人翻訳者がこれから考えるべき重要な指針となるものだろう。
とはいえ、翻訳業界で「新米」の段階を過ぎて「中堅」に位置する個人翻訳者にとって、現在の翻訳業界のなかで「高単価、高収入」をめざす道筋は、けっして容易に見えてくるものではない。井口氏が示された方向性について基本的には大きく首肯できるものの、実際にはどうすればいいのか誰しも悩んでいるのではないか。そんな中堅どころの個人翻訳者を対象に、その道筋を示す、少なくともそのヒントを提示するディスカッションを(できれば参加者も巻き込みながら)展開したい。

講演のポイント:
  • 「新人」はいつ「中堅」になるのか
  • 「中堅」翻訳者とはどんな層か、その明暗とは
  • 「中堅」翻訳者の単価、収入
  • 「高単価」をめざすには
  • 「高収入」をめざすには
  • 「中堅」の先には何があるのか
【対象】
  • 初心者から中堅の個人翻訳者の方

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<プレゼン・製品説明コーナー>3階:富士 東【入場無料/事前登録不要】
セッション1 9:30〜10:30(60分)
「memoQの最新機能のご紹介
― サーバーソリューションによる効率的な翻訳ワークフロー」

JTF翻訳祭三浦 陽(ミウラ・ヨウ)氏
Kilgray Translation Technologies カスタマーサポート

【プロフィール】
Kilgray Translation Technologies社ブダペストオフィスにてカスタマーサポートを担当。前職の翻訳会社でのプロジェクトマネージャーおよびローカライズエンジニアとしての経験を活かし、顧客に効率的なワークフローの提案、ドキュメントインポート用フィルタ作成なども行う。

【概要】
Simple(簡単)、Stable(安定)、Swift(軽快)をキーポイントにして開発された翻訳支援ツールmemoQ 2014の機能紹介。memoQには様々な形式のドキュメントを翻訳するためのファイルフィルターが装備されており、さらに翻訳プロジェクト作成、プロセスを自動化させる機能が導入されている。また翻訳作業自体の効率を向上する機能も多数導入されている。また、サーバーソリューションを利用したオンラインプロジェクトでの効率的なワークフローも紹介する。翻訳作業の効率化をご検討されている翻訳者、翻訳プロジェクト管理者にぜひご覧になっていただきたい。

プレゼンのポイント:
  • memoQの基本概要
  • 様々なドキュメントに対応したファイルフィルターの紹介
  • 他社の翻訳支援ツールとの互換性
  • 過去の翻訳済みドキュメントを有効利用させる「ライブ文書」機能
  • プロジェクトテンプレートを使用した翻訳プロジェクト作成・プロセスの自動化について
  • memoQ serverによるオンラインプロジェクトでの翻訳作業の共有化
  • オンラインプロジェクトでの作業進捗・作業履歴の管理
【対象】
  • 翻訳者および翻訳レビュー担当者の方
  • 翻訳プロジェクト管理者の方
  • 翻訳発注者の方
セッション2 10:45〜11:45(60分)
「SDL Trados Studio 2014およびSDL Studio GroupShare 2014の製品紹介
〜翻訳支援ツールの概要および翻訳環境の拡張〜」

JTF翻訳祭佐藤 弦(サトウ・ゲン)氏
SDLジャパン株式会社 シニア セールス エグゼクティブ

【プロフィール】
1999年から外資系翻訳会社で、翻訳業務、レビュー業務、部門管理、外部リソース管理などの職を経験。2009年にSDLジャパンに入社し、SDL Trados Studio、SDL Studio GroupShare、SDL WorldServer、SDL BeGlobalなどの、マニュアル制作会社、翻訳会社への紹介を担当している。

【概要】
SDL Trados Studio 2014のデモンストレーションを交えながら、翻訳支援ツールの概要や利点を説明。また、日本でも導入ケースが増えてきたSDL Studio GroupShare 2014についても、製品の説明を行う。SDL Studio GroupShare 2014という製品は、SDL Trados Studioの扱うデータベース(翻訳メモリ、用語集)や翻訳ファイルをサーバーに置き、複数の作業者間で共有するためのシステムで、翻訳プロジェクト管理者と翻訳者間のデータ送受信の手間、レビュー担当者の用語や文体統一の手間を減らすのに効果がある。

プレゼンのポイント:
  • 翻訳支援ツールとは何か
  • 翻訳支援ツールの主な機能
  • SDL Trados Studio 2014のデモンストレーション
  • SDL Studio GroupShare 2014のシステム説明
  • データ共有による効率化
  • 製品パッケージ、トレーニング、有償サポートの紹介
【対象】
  • 翻訳者の方
  • 翻訳レビュー担当者の方
  • 翻訳プロジェクト管理者の方
  • 翻訳発注者の方
セッション3 12:00〜13:00(60分)
Efficient Translation Project Management with Plunet BusinessManager

Bastian Enners氏
Plunet GmbH

【プロフィール】

【概要】
With offices in Würzburg, Berlin and New York, Plunet GmbH develops and markets the business and translation management software "Plunet BusinessManager", one of the leading management solutions for the translation and localization industry. Plunet uses a web‐based platform and offers language service providers and translation departments the perfect tool for business, workflow and document management and integrates translation software, financial accounting tools as well as already existing system environments. Within a configurable system, various features and modules of Plunet BusinessManager can be adapted to individual company structures and processes. Basic functions include quote, order and invoice management, comprehensive financial reports, flexible job and translation workflow management as well as deadline, document and customer relationship management.
More information:

プレゼンのポイント:
【対象】
  • 社内のツール管理者、翻訳プロジェクト管理者の方
セッション4 13:30〜14:30(60分)
「CMSで多言語コンテンツの制作・運用を効率化
〜Author-it、Typo3のご紹介〜」

JTF翻訳祭本多 利光氏(ホンダ・トシミツ)氏
アイ・ディー・エー株式会社
ソリューション事業部 ディレクター

【プロフィール】
アイ・ディー・エー株式会社のソリューション事業部にて、ソフトウェア「Author-it」(開発、販売元Author-it社)のマーケティング、プロモーション計画立案、実行管理を担当。自社WEBサイト、プロモーション資料の企画制作。Author-it社の製品紹介用英語コンテンツの日本語ローカライズ実行管理。その他、多言語WEBサイトの構築ディレクション、企画・制作。

【概要】
製品の海外輸出、外国人へのサービスや施設の訴求など、業種を問わず多言語ドキュメント、多言語コンテンツのニーズがますます高まっている。特に、印刷マニュアル、オンラインマニュアル、社内規約、WEBサイトなど様々なメディアで拡大する多言語展開には効率的なツールの活用が欠かせない。その中で、制作・運用での大幅なコストダウンとスピードアップを実現するツールとして多言語対応のCMSが注目を集めている。
今回はワンソースマルチユースを実現するドキュメント一括管理システム「Author-it」とオープンソースの多言語Web CMS「Typo3」を例に、どのようにして多言語展開の効率化を図ることが出来るのかを紹介する。

プレゼンのポイント:
  • コンテンツの多言語展開における課題
  • CMSが利用される用途、目的。
  • CMSによってもたらされるメリット
  • 多言語対応のCMSとは?
  • ドキュメント一括管理システム「Author-it」
  • オープンソースの多言語Web CMS「Typo3」
  • CMS活用事例紹介(多言語マニュアル制作)
  • CMS活用事例紹介(多言語WEBサイト)
【対象】
  • CMSの導入を検討/リサーチされている方
  • 多言語ドキュメント制作の効率化・コスト削減を課題としてお持ちの方
  • 各業種で多言語ドキュメントの制作担当の方
  • 各業種で多言語ウェブサイトの制作担当の方
セッション5 14:45〜15:45(60分)
「クラウド型翻訳システム『Memsource』の新サービスのご紹介及び導入による生産性の向上」

JTF翻訳祭クボフスキー・ジョゼフ(Josef Kubovsky)氏
Memsource

【プロフィール】
Josef brings more than 7 years of experience in the localization and translation industry to his role as a Business Development Manager at Memsource. Josef graduated from the Metropolitan University Prague in 2006, with a Masters of Arts in International Relations and European Studies.
In 2011 Josef joined Memsource where he has been promoting a unique environment to help businesses grow through the LSP Growth Program, as well as supporting Memsource's worldwide business development. One of the most significant projects Josef has undertaken while working at Memsource is the Translation Forum Russia, which is the largest conference of its kind in Eastern Europe, with approximately 500 attendees. This international conference is directly aimed for translators and interpreters covering subjects of interest for those who practice the profession.

JTF翻訳祭梶木 正紀(カジキ・マサノリ)氏
株式会社MK翻訳事務所
Director of Central Translation Unit (CTU)

【プロフィール】
株式会社MK翻訳事務所のDirector of Central Translation Unit。2006年に神戸にて同社を設立。2009年に事業拡大のため大阪淀屋橋に同社移転。以来、特許法律事務所、メーカー知財部等に対して知財翻訳を提供。2014年、「小規模事業者持続化補助金事業」(日本商工会議所)の支援を受け各種ビジネス、知財、翻訳セミナーの主催も行う。

【概要】
Memsourceのサービスを使用して翻訳業務の生産性を向上させる方法を紹介する。最初に、Memsourceの様々なサービスについて簡単に紹介する。次に、2014年に導入された新機能である(1)Instant Quote Widget(簡易見積通知システム)、(2)Shared Projects(クライアント−翻訳会社プロジェクト共有システム)に関する説明をする。さらに同年8月末にアップデートされた最新の(3)Memsource Web Editor 4.44 (2014年8月30日現在)についても紹介する。同エディターは、デスクトップにインストールせずに使用できるブラウザーベースのエディターである。本アップデートにより、デスクトップ型のMemsource EditorとWeb Editorとは、ほぼ同等の機能を有することになった。プレゼンテーション中は、参加者がより理解できるようにデモンストレーションを多く取り入れる。最後に、Memsourceの今後の開発計画等を紹介する。なおMemsourceのブースにて実演等を行っており、本サービスを直接体験されることが可能である。

プレゼンのポイント:
  • Memsourceとは?
  • Memsourceのサービスとは?
  • 新機能(Instant Quote Widget、Shared Projects)のご紹介
  • Memsourceを使って翻訳の生産性を上げる方法
  • Memsourceのサービスの導入の利点
【対象】
  • 翻訳会社の経営幹部の方
  • 社内のツール管理者、翻訳プロジェクト管理者の方
セッション6 16:00〜17:00(60分)
「MadCap Flareによるシングルソースのヘルプ/マニュアル作成とLingoによるローカライズ」

JTF翻訳祭田淵 義人(タブチ・ヨシト)氏
エクセルソフト株式会社
ソフトウェア事業部 Business Development Manager

【プロフィール】
米国 XLsoft Corporation で RoboHelpの翻訳業務、サポート業務などを経て日本法人のエクセルソフト株式会社にヘルプ作成ツール、ローカライズツールなどを皆様に紹介したり、ローカライズ業務の担当窓口などの業務に当たっている。

【概要】
ソフトウェアには付き物のオンラインヘルプやマニュアル文書。皆様はこれらの文書をどのように作成しているだろうか? これらをそれぞれで作成し多言語化するのは、二度手間になるだけでなくプロジェクト管理も煩雑になりお勧めできない。本セッションでは、MadCap社のドキュメントオーサリングツールMadCap Flareを使用してシングルソースで各種オンライン文書を作成する方法、および MadCap Flareプロジェクトのローカライズを主対象としながらもXLIFF、TMXなど業界標準のテクノロジーに対応した翻訳メモリツールであるMadCap Lingoを使用してこのプロジェクトをローカライズ、多言語化する方法を紹介する。弊社取り扱いの翻訳メモリツールとして、Alchemy CATALYST、Alchemy PUBLISHERも併せて紹介する。

プレゼンのポイント:
  • マニュアル・ヘルプ作成の現状
  • シングルソースで各種オンラインドキュメントを生成
  • MadCap Flareの紹介
  • 翻訳メモリツールによる効率的な多言語化
  • MadCap Lingoの紹介
【対象】
  • テクニカルコミュニケーションライターの方
  • 翻訳者の方
  • ローカライズおよび多言語部門の方

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翻訳プラザ(展示会)

会場:3階 富士の間

昨年に続き翻訳プラザは、例年よりも広い会場で開催します。より多くの方にお立ち寄りいただけるよう、講演間やお昼の休憩時間も長く設定します。
翻訳プラザは、翻訳業界の企業が参加する展示会です。来場者と出展企業が交流し、情報交換する場です。

<展示内容>
・翻訳支援ツールメーカーの製品デモ
・翻訳会社との翻訳相談(翻訳発注・翻訳者登録等)
・翻訳学校の翻訳講座紹介
・出版社の翻訳書籍販売

<参加メリット>
・翻訳支援ツールの最新情報を収集し、デモ体験できます。
・クライアント企業は、各専門分野の翻訳会社と翻訳発注について直接相談できます。
・翻訳者は、翻訳会社の仕事情報や翻訳学校の講座情報を入手できます。

すでに翻訳の実務に従事している方はもちろん、これからプロの翻訳者を目指す方にとっても貴重な情報収集の場となります。どうぞ3階の会場にお立ち寄りください。
※翻訳プラザへの参加は無料です(事前登録不要)。

⇒翻訳プラザ(展示会)の出展お申込みはこちらから(PDF)

「翻訳プラザ」出展企業一覧(50音順)

 

⇒過去の出展風景はこちらから

プレゼン・製品説明コーナー
〜参加企業募集中!〜

会場:3階富士-東の間

今年も展示会に隣接して「プレゼン・製品説明コーナー」を併設します。プロジェクター・スクリーンを備えた特設会場となっています。「プレゼン・製品説明コーナー」へのご入場は無料です(事前登録不要)。

●1セッション60分/合計6セッション

●翻訳プラザに隣接した特設会場にて、各社のプレゼン発表を受講!

●プレゼンコーナーを増設し、65名収容可能!

●プレゼン・製品説明コーナーへの入場は無料!

⇒プレゼン・製品説明コーナーのお申込みはこちらから(PDF)
(募集枠に達したため、「プレゼン・製品説明コーナー」の受付は終了しました)

「プレゼン・製品説明コーナー 」参加企業一覧

 

※プレゼン・製品説明コーナーへの参加は無料です。

交流パーティー(120分)

会場:3階 富士の間

翻訳者やこれから翻訳者を目指す方と、翻訳会社の経営陣をはじめ、業界関係者が多数参加し、情報交換を行い、これからの業界の展望などを語り合う機会となります。今回の講演者やパネリストの方も参加する予定で、さらに話題に花が咲くことでしょう。
また昨年に続いて「ほんやく検定1級合格者の表彰式」を行います。
お仕事のための人脈作りや最新の業界の現状をつかむために是非ご参加ください。

JTF公式パンフレット⇒第24回JTF翻訳祭の公式パンフレットデータ(PDF)はこちらから

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