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JTF翻訳祭DVD

JTF翻訳祭DVDのご案内

翻訳祭DVDシリーズ 翻訳祭が「DVD版」で登場!会場の臨場感をそのままご自宅へ

【こんな方にお勧めします】

  • 遠方でなかなか東京の会場まで行くことが難しい地方在住者の方
  • 日々翻訳の仕事に追われ時間がない方
  • 社員教育を重視している経営者の方
  • 様々な理由で当日翻訳祭に参加できなかった方のためにDVD化いたしました。また実際にご参加された方でも復習用として活用できます。

【DVDのメリット】

ご自宅やオフィスにいながら会場の雰囲気をそのまま体験できます。
DVDだから好きな時に繰り返し観ることができます。

DVD代金(レジュメ付き、送料無料、税込価格)
DVD区分 数量 会員区分
DVD1枚組(45分〜60分) 1タイトル JTF会員2,100円 非会員3,600円
DVD2枚組(90分〜120分) 1タイトル JTF会員3,100円 非会員4,600円

お申し込みはこちら※消費税法改正に伴い、料金改定いたします。
※ご注文数にかかわらず、送料無料とさせていただきます。
※タイトルによってレジュメのないものもあります。

<第16回JTF翻訳祭DVD>

テーマ:
「翻訳の原点 翻訳業界の共通認識」
〜常識のように言われていることは正しいのか〜

技術翻訳、文芸翻訳、映像翻訳、出版翻訳、実務翻訳、産業翻訳、一般翻訳......等々、世の中には様々な呼び名の翻訳があります。そしてそれぞれの分野で数多くのプロが活躍しています。
それではどの分野の翻訳が一番楽しいのでしょうか?
またどの分野の翻訳が実入りが良いのでしょうか?
「隣の芝生は青く見える」ものですが、意外な共通点や思わぬ相違点もあるようです。
各分野で活躍するトップクラスの翻訳者や業界関係者に熱く語っていただきます。

<第17回JTF翻訳祭DVD>

テーマ:
「グローバリゼーションと翻訳業界」
〜世界市場へ、正確に、素早く、情報発信をするために〜

企業にとってグローバリゼーションとは何か? 単に海外展開を促進することにとどまらず、自社が発信する情報を進出国で常に最新の状態にしておくということを意味する。つまり、ドキュメンテーション、イコール、グローバリゼーションと言っても過言ではない。日本の企業が30ヵ国で製品を販売していたら、すみやかに30ヵ国語で情報発信をしなければならない。日本の翻訳産業は企業の国際的な経済活動を言語サービスによって支援し、日本企業の海外進出に重要な役割をはたしている。経済のグローバリゼーション化が進んでいる現在、企業は世界に向けて素早く自社の情報を発信する必要性に迫られている。

<第18回JTF翻訳祭DVD>

テーマ:
「翻訳業界のビジョンを描こう」
〜クライアント・翻訳会社・翻訳者、それぞれの責任〜

視点を環境に向けても、経済に向けても、そこには急速に変化するさまざまな世界規模の問題がある。我々の翻訳業界もこうした世界的問題と無縁ではない。課題に対応しての製品開発もあれば、新しい特許、複雑な法的契約、すべてのところで必要とされるITシステムの構築もある。そして、そのさまざまな情報がグローバルに流れている。翻訳業界の力を必要とする場面はほとんど無限にあるといえるだろう。
翻訳に関わるクライアント・翻訳会社・翻訳者の三者が互いに信頼し合ってこそ共生が可能となり、真に社会に役立つ存在となることができるはずである。業界を牽引するビジョンを共に考え、話し合える翻訳祭としたい。

<第19回JTF翻訳祭DVD>

テーマ:
「今こそ、脱皮のとき! 〜世界同時不況から一年、翻訳業界の進むべき道〜」

米国の大手証券会社リーマンブラザーズの経営破綻をきっかけに、世界同時不況が発生してから早いもので一年が経過した。その間、クライアント・翻訳会社・翻訳者、この三者のうち、不況の波の影響を受けていない者はいない、といって過言ではないだろう。市場が変化し、クライアントの要求が変化し、その影響が翻訳業界を直撃している。
講演1ではクライアントの要求について、そして講演2では翻訳業界が直面している課題についてお話をうかがい、パネルディスカッションでは翻訳不況の対抗策について話し合っていただく。翻訳業界の進むべき道について、皆様と共に考える翻訳祭としたい。

<第20回JTF翻訳祭DVD>

テーマ:
「翻訳で切り拓く日本の未来 〜需要開拓と新技術〜」

未曾有の国際的不況から回復基調にある現在、グローバルな展開を抜きには将来を語れない日本とその日本の産業界を支援している我々翻訳業界にも需要の回復が見られつつある。
今回、翻訳祭20周年という節目の年にあたり、従来のメイン会場に加え、「翻訳業界・支援ツール分科会」で合計23のセッションを開催する。企業内での英語公用語化や機械翻訳技術の進展という、場合によっては翻訳需要が激減する可能性も考えられる中、翻訳業界はどのように進むべきなのか?−各分野の有識者をお招きし、業界の現状、翻訳需要動向や作業環境の未来図について講演、パネルディスカッションで活発に議論いただく。
従来の需要に対しクライアントが満足できる翻訳サービスを提供していくことは言うまでもなく、翻訳業界が自ら「新しい需要を切り拓く」ことを探求する翻訳祭としたい。

【運営】翻訳祭企画実行委員会

【内容】
    テーマ 講師/パネリスト
No.1
→詳細
第16回
(2006年)
「翻訳は推理ゲームである」(講演1) 小川 高義氏(横浜市立大学国際総合科学部準教授、文芸翻訳家)
No.2
→詳細
第16回
(2006年)
「翻訳者の頭の中」〜翻訳しているとき、何を考えているのか・考えるべきなのか〜(パネルディスカッション) コーディネーター:
井口 耕二氏(実務翻訳者、一般社団法人日本翻訳連盟 常務理事)
パネリスト:
アンゼ たかし氏(映像翻訳者)
小川 高義氏(横浜市立大学国際総合科学部準教授、文芸翻訳家)
倉橋 純子氏(有限会社知財工芸 代表取締役)
山田 和子氏(実務翻訳者、文芸翻訳家)
No.3
→詳細
第16回
(2006年)
「進化するグローバルローカリゼーションプロバイダと翻訳者への期待」(講演2) マーク・アタウェイ氏(ライオンブリッジ ジャパン株式会社 代表取締役)
No.4
→詳細
第17回
(2007年)
「自動車製品の翻訳」〜トヨタが求める品質と翻訳者の育成〜(講演1) 竹中 弘氏( トヨタテクニカルディベロップメント(株) 情報解析部 理事/部長 弁理士)
No.5
→詳細
第17回
(2007年)
「グローバル時代の日英翻訳」(講演2) 岩田 ヘレン氏 (外資系大手経営コンサルティング会社 翻訳通訳者)
No.6
→詳細
第17回
(2007年)
「ツール活用で品質と効率の向上を両立する」〜MT/TMワークフローの現状と未来〜(パネルディスカッション) コーディネーター:
山本 ゆうじ氏(秋桜舎 代表、言語・翻訳コンサルティング)
パネリスト:
脇田 早紀子氏(日本アイ・ビー・エム株式会社 ナショナル・ランゲージ・サポート)
塩津 誠氏(富士通株式会社 ソフトウェア事業本部 ミドルウェアコンポーネント事業部 プロジェクト部長)
永島 和暢氏(ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ソリューションズ アーキテクト)
岡野 徹氏(SDL トラドス ジャパン LSP Business Manager)
柳 英夫氏(株式会社サン・フレア GMS ソリューション事業部 チーフコンサルタント)
川原 勝氏(株式会社十印 サポートセンター兼エンジニアリング部 シニア マネージャ)
久徳 省三氏(実務翻訳者、JTF翻訳支援ツール委員長)
No.7
→詳細
第18回
(2008年)
「IT翻訳の発注側からみた品質管理と翻訳会社への期待」〜求めているのはパートナーです〜(第18回・講演1) 俣野 宏子(またの・ひろこ)氏(サン・マイクロシステムズ株式会社 東京ソフトウェア本部 製品開発統括部 情報開発部 主幹部長)
No.8
→詳細
第18回
(2008年)
「高まるリーガル翻訳者の役割」〜指名される翻訳者への道〜(第18回・講演2) 飯泉 恵美子(いいずみ・えみこ)氏(有限会社ジェックス 代表取締役)
No.9
→詳細
第18回
(2008年)
「翻訳業界とクライアントの共生」〜真のWin-Win関係を目指して〜(第18回・パネルディスカッション) モデレーター:
浜口 宗武(はまぐち・むねたけ)氏( 株式会社知財翻訳研究所 代表取締役)

パネリスト:
<クライアント>
並木 英之(なみき・ひでゆき)氏(株式会社シマンテック ローカリゼーション ランゲージサービス シニア マネージャ)
村田 尚之(むらた・なおゆき)氏(株式会社東芝 知的財産部 知的財産渉外部 主務)

<翻訳会社>
二宮 俊一郎(にのみや・しゅんいちろう)氏(株式会社翻訳センター 取締役経営企画室長)
沼澤 昭仁(ぬまさわ・あきひと)氏(株式会社十印 プロダクション本部 本部長)

<翻訳者>
高橋 さきの(たかはし・さきの)氏(特許翻訳者)
田中 千鶴香(たなか・ちづか)氏(IT技術翻訳者、一般社団法人日本翻訳連盟 理事)

No.10
→詳細
第19回
(2009年)
「翻訳会社・翻訳者に今一番求めるもの」
(第19回・講演1)

中村 和幸(なかむら・かずゆき)氏
日本オラクル株式会社
WPTG-Japan Senior Language Specialist

No.11
→詳細
第19回
(2009年)
「翻訳市場の変化と翻訳会社・翻訳者が直面している課題」(第19回・講演2)

井口 耕二(いのくち・こうじ)氏
技術・実務翻訳者、一般社団法人日本翻訳連盟 常務理事

No.12
→詳細
第19回
(2009年)
「翻訳不況への対抗策 〜変わらぬものと変えるべきこと〜」(第19回・パネルディスカッション)

モデレーター:
丸山 均(まるやま・ひとし)氏
株式会社ジェスコーポレーション 代表取締役、一般社団法人日本翻訳連盟 常務理事

パネリスト:
牧田 克彦(まきた・かつひこ)氏
株式会社リコー 総合デザインセンタードキュメントデザイン室 室長

石岡 映子(いしおか・えいこ)氏
株式会社アスカコーポレーション 代表取締役

中村 哲三(なかむら・てつぞう)氏
YAMAGATA INTECH 株式会社 プロジェクト推進室 室長

時國 滋夫(ときくに・しげお)氏
特許翻訳者

No.13
→詳細
第20回
(2010年)
「翻訳研究(Translation Studies)と実務の接点」

水野 的(みずの・あきら)氏
日本通訳翻訳学会 副会長・事務局長

No.14
→詳細
第20回
(2010年)
「英語公用語化と翻訳の未来」

鈴木 義里(すずき・よしさと)氏
大正大学表現学部准教授・学術博士
モデレーター:
河野 弘毅(かわの・ひろき)氏
株式会社アイタス シニアローカリゼーションスペシャリスト
パネリスト:
伊藤 彰彦(いとう・あきひこ)氏
株式会社十印 取締役副社長
斎藤 玲子(さいとう・れいこ)氏
日本オラクル株式会社
WPTG-Worldwide Product Translation Group-Japan,
Senior Language Specialis
山本 ゆうじ(やまもと・ゆうじ)氏
秋桜舎 代表、言語・翻訳コンサルタント

No.15
→詳細
第20回
(2010年)
「強い翻訳者から学ぶ 〜いかにしてお客様の満足を得るか〜」

モデレーター:
川村 みどり(かわむら・みどり)氏
株式会社川村インターナショナル 代表取締役、JTF理事
パネリスト:
ジェフ・ケイジョウ・ソーヤー(Jeff Keijo Sawyer)氏
日英技術翻訳者
鈴木 立哉(すずき・たつや)氏
金融翻訳者
溜箭 陽子(たまるや・ようこ)氏
医薬翻訳者
松本 かおる(まつもと・かおる)氏
IT翻訳者

No.16
→詳細
第20回
(2010年)
「翻訳プロセスはプロレスだ!:新薬開発の現場から」

石岡 映子(いしおか・えいこ)氏
株式会社アスカコーポレーション 代表取締役、JTF理事
加瀬 淑子(かせ・よしこ)氏
グラクソ・スミスクライン株式会社 開発薬事第2部 レギュラトリーオペレーショングループ 担当マネージャー、チームリーダー(翻訳)

No.17
→詳細
第20回
(2010年)
「企業と知的財産 〜特許海外展開と翻訳〜」

横山 淳一(よこやま・じゅんいち)氏
富士通株式会社 知的財産権本部 特許部シニアディレクタ 弁理士
浜口 宗武(はまぐち・むねたけ)氏
株式会社知財翻訳研究所 代表取締役、株式会社知財信息諮詢(上海)有限公司 取締役、NPO法人日本知的財産翻訳協会 常務理事

No.18
→詳細
第20回
(2010年)
「TTDCにおける自動車技術翻訳」

八反田 信(はったんだ・まこと)氏
トヨタテクニカルディベロップメント株式会社 外国部 翻訳室 室長

No.19
→詳細
第20回
(2010年)
「簡潔かつ明確なビジネス英訳 〜英語ネイティブの観点とアドバイス〜」

岩田 ヘレン(Helen Iwata)氏
JAT理事長、外資系大手経営コンサルティング会社 翻訳通訳者
マーク・スティーブンソン(Mark Stevenson)氏
JAT理事、イーアソシエイツ株式会社 翻訳事業部 トランスレーター エディター

No.20
→詳細
第20回
(2010年)
「未来につなげる翻訳力〜法律翻訳の動向と契約書翻訳ワンポイントアドバイス〜」

飯泉 恵美子(いいずみ・えみこ)氏
有限会社ジェックス 代表取締役

No.21
→詳細
第20回
(2010年)
「法定開示文書の英訳 〜ニッチな市場の確かな需要に応える〜」

松本 智子(まつもと・ともこ)氏
日本財務翻訳株式会社 取締役COO

No.22
→詳細
第20回
(2010年)
「多言語翻訳ベンダーの現状と成長戦略」

小澤 賢治(おざわ・けんじ)氏
ヨンカーズ トランスレーション アンド エンジニアリング株式会社 APACセールスグループマネージャ
小林 和久(こばやし・かずひさ)氏
アラヤ株式会社 執行役員

No.23
→詳細
第20回
(2010年)
「出版翻訳の現状と動向」

鈴木 英之(すずき・ひでゆき)氏
大日本印刷株式会社 GMM本部 本部長
高松 有美子(たかまつ・ゆみこ)氏
株式会社アイディ 出版部 マネージャー

No.24
→詳細
第20回
(2010年)
「エンタメ翻訳における新たなマーケットとしてのゲーム翻訳」

川島 誠一(かわしま・せいいち)氏
グロービジョン株式会社 制作営業部部長
森澤 海郎(もりさわ・あろう)氏
株式会社ワイズ・インフィニティ 字幕翻訳/演出 課長

No.25
→詳細
第20回
(2010年)
「海外発、ローカリゼーションのゆくえ」

菊地 昭一(きくち・しょういち)氏
クォリスジャパン株式会社 代表取締役
伊藤 彰彦(いとう・あきひこ)氏
株式会社十印 取締役副社長

No.26
→詳細
第20回
(2010年)
「オープンAPI とクラウドによる翻訳管理システム XTM」

関根 哲也(せきね・てつや)氏
XTM-INTL Japan Representative、DITA・GCM ソリューションコンサルタント

No.27
→詳細
第20回
(2010年)
「個人も使える!業界で共有する翻訳メモリー TDA〜進化していく翻訳メモリー〜」

中村 哲三(なかむら・てつぞう)氏
YAMAGATA INTECH 株式会社 プロジェクト推進室 室長

No.28
→詳細
第20回
(2010年)
「ローカリゼーション・ソリューション模擬コンペティション」

発表者:
並木 英之(なみき・ひでゆき)氏
SDLジャパン株式会社 ビジネス・コンサルタント
水村 秀一(みずむら・しゅういち)氏
ライオンブリッジ ジャパン株式会社 営業部部長
儀武 真二(よしたけ・しんじ)氏
Welocalize Japan 代表取締役社長
モデレーター:
高橋 聡(たかはし・あきら)氏
IT翻訳者、JTF標準スタイルガイド検討委員

No.29
→詳細
第20回
(2010年)
「機械翻訳時代に翻訳者の生きる道」

井口 耕二(いのくち・こうじ)氏
技術・実務翻訳者、JTF常務理事

No.30
→詳細
第20回
(2010年)
「翻訳者だからできる!世界に向けたアプリの開発と販売」

西野 竜太郎(にしの・りゅうたろう)氏
IT翻訳者

No.31
→詳細
第20回
(2010年)
「No.1フリー翻訳支援ツール OmegaT 入門

エラリー ジャンクリストフ(Jean-Christophe Helary)氏
OmegaTプロジェクト 現地化担当、株式会社DOUBLET 代表取締役

No.32
→詳細
第20回
(2010年)
「統計的機械翻訳の理論と実装」

河野 弘毅(かわの・ひろき)氏
株式会社アイタス シニアローカリゼーションスペシャリスト

No.33
→詳細
第20回
(2010年)
「平均時速650語の翻訳支援技術─機械翻訳を活かして効率と高品質を両立する秘密」

山本 ゆうじ(やまもと・ゆうじ)氏
秋桜舎 代表、言語・翻訳コンサルタント

No.34
→詳細
第20回
(2010年)
「ポストエディット入門2010」

斎藤 玲子(さいとう・れいこ)氏
日本オラクル株式会社
WPTG-Worldwide Product Translation Group-Japan,
Senior Language Specialist

No.1 「翻訳は推理ゲームである」(第16回・講演1)

「翻訳は推理ゲームである」(講演1)
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対象

文芸翻訳に興味のある方、文芸翻訳に従事している方

講師

小川 高義(おがわ たかよし)氏
横浜市立大学国際総合科学部準教授、文芸翻訳家

講師紹介

小川 高義1956年、横浜生まれ。1982年に東京大学大学院で修士号を取得し、同年から横浜市立大学に勤務。現在は準教授。主な訳書は、ジュンパ・ラヒリ『停電の夜に』(新潮文庫)、アーサー・ゴールデン『さゆり』(文春文庫)など。最新刊は、エドガー・アラン・ポー『黒猫・モルグ街の殺人』(光文社文庫)。

   

概要

小説を翻訳する立場から、文章を読むのはどんな仕事であるのか考える。もちろん翻訳は、外国語を読む、日本語を書く、という二つの部分から成り立つのだが、その出来映えは、ほとんど読む段階で決まる。書かれた文字は、いわば不完全な手がかりなので、そこから現場の状況を再現できるかどうか、名探偵になったようなつもりで、手がかりを調べる。その調べ方には探偵ごとの個性が出るかもしれない。

◎うっかり見落としがちな冠詞、単数/複数形、訳文の矛盾点
◎作品の世界を映像的に再現するとは
◎翻訳の仕事は日本語の別バージョンを「作る」こと
◎「推理する」姿勢で臨むと新たな解釈が生まれる
◎文学作品において一番重要なポイントは何か
受講者の声 ●翻訳作業そのものの楽しさ、好きでやっている気持ちを分かち合えたことに加えて、世界をdefineするという姿勢の話はとても深く、参考になった。(個人翻訳者 30代女性)
●小川氏は話が上手でとても面白かった。(個人翻訳者 30代男性)
●文芸翻訳の世界が理解でき、勉強になった。(団体職員 50代男性)

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No.2 「翻訳者の頭の中」〜翻訳しているとき、何を考えているのか・考えるべきなのか〜(第16回・パネルディスカッション)

「翻訳者の頭の中」〜翻訳しているとき、何を考えているのか・考えるべきなのか〜(パネルディスカッション)
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対象

実務翻訳、文芸翻訳、映像翻訳の各分野に携わっている方

パネリスト

アンゼ たかし氏(映像翻訳者)
小川 高義氏(横浜市立大学国際総合科学部準教授、文芸翻訳家)
倉橋 純子氏(有限会社知財工芸 代表取締役)
山田 和子氏(実務翻訳者、文芸翻訳家)

モデレーター

井口 耕二氏(実務・技術翻訳者、一般社団法人日本翻訳連盟 常務理事)

講師紹介

アンゼ たかし氏 小川 高義氏 倉橋 純子氏 山田 和子氏 井口 耕二氏
アンゼ たかし氏 小川 高義氏 倉橋 純子氏 山田 和子氏 井口 耕二氏

概要

同じ翻訳も、いわゆる文芸翻訳と実務翻訳、映像翻訳など、分野によって大きく異なるとよく言われる。もちろん、取り扱う内容にもそれに伴う制約条件にも違いがあるのは事実である。一方、共通点もあれば、取り入れるべき点も必ずあるはずである。さまざまな分野の翻訳者が何をどのように考えながら翻訳という作業を進めているのかをぶつけ合い、分野による違いと共通点を、翻訳作業の進め方、翻訳の面白み、そして、翻訳者に求められる翻訳など、さまざまな観点から探る。

◎文芸翻訳、実務翻訳、映像翻訳の楽しみと苦しみ
◎分からないときの対処法とは
◎どんなときに「分かった」と感じるか
◎地雷にはまらないために気を付けるべき点
◎「知ってるつもり」が一番こわい
受講者の声 ●様々な分野の翻訳家の苦労と楽しさを語ってもらって共感できた。(個人翻訳者 20代女性)
●産業翻訳以外の分野の話が聞けてよかった。(翻訳会社経営者 50代男性)
●各分野の翻訳者が登場するパネルディスカッションに参加するのは、初めてなので新しい視点の発見が多かった。(個人翻訳者 30代女性)
●ジャンルの異なる翻訳者の翻訳プロセスや相違点が聴けた点が大きな収穫だった。(個人翻訳者 30代男性)
●地雷を踏みそうな時の注意点、翻訳後の見直し作業として音読によるチェックなど大変参考になった。(ソースクライアント 40代女性)

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No.3 「進化するグローバルローカリゼーションプロバイダと翻訳者への期待」(第16回・講演2) ※日本語での講演となります

「進化するグローバルローカリゼーションプロバイダと翻訳者への期待」(講演2)
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対象

現在ローカリゼーションに従事している方、これからIT分野の翻訳者を目指す方

講師

マーク・アタウェイ(Mark Attaway)氏
ライオンブリッジ ジャパン株式会社 代表取締役

講師紹介

マーク・アタウェイ(Mark Attaway)氏1960年、米国テキサス州ダラス生まれ。フロリダ大学にてコンピュータ・サイエンスの修士号を取得。日米両国の IT 関連企業でソフトウェアエンジニア、マネージャ、ディレクターとして勤務した後、1997 年に Lionbridge Technologies, Inc に入社し、日本オフィス立ち上げのために来日。翌年、ライオンブリッジジャパン(株)代表取締役に就任。現在に至る。2006年6月、(社)日本翻訳連盟理事に就任。

   

概要

現在国内にあるローカリゼーションサービス プロバイダは、「グローバル ローカリゼーション プロバイダ」と「ローカルの翻訳会社」の 2つに大別される。翻訳会社が主にローカライズの一工程である "翻訳" を提供するのに対して、ライオンブリッジをはじめとするグローバル ローカリゼーションプロバイダは、ローカリゼーションの全工程に対応できるシステム、手法、リソースを保持している。また、ローカライズした製品を提供するだけではなく、ローカリゼーションを効率的に行うためのソリューション提案も求められている。
今回の講演では、お客様がライオンブリッジに求めている最新事情は何か、そして、私達が翻訳者の皆様に何を期待しているのかを伝えたい。

◎Web2.0という時代の流れで顧客の拡大するニーズにどのように応えていくべきか
◎世界で営業展開するライオンブリッジの営業戦略とは
◎自社開発した翻訳ツール「LogoPort」の特長
◎管理システムによって業務フローはこう変わる
◎翻訳者にとって「LogoPort」の利便性とは何か
◎今後IT分野で求められる翻訳者像とは
受講者の声 ●ライオンブリッジジャパンの業務内容、方針がよくわかった。(ソースクライアント 30代男性)
●業界トップにいるライオンブリッジの戦略と社内システムの構築についてよく理解できた。アタウェイ氏の日本語によるスピーチが上手で驚いた。(翻訳会社 40代女性)

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No.4「自動車製品の翻訳」〜トヨタが求める品質と翻訳者の育成〜(第17回・講演1)

「自動車製品の翻訳」〜トヨタが求める品質と翻訳者の育成〜(講演2)
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対象

技術翻訳に興味のある翻訳者の方、実務翻訳に従事している翻訳会社

講師

竹中 弘(たけなか ひろし)氏
トヨタテクニカルディベロップメント(株) 情報解析部 理事/部長 弁理士

講師紹介

竹中 弘(たけなか ひろし)氏1981年3月 東京大学工学部卒業
同年4月 トヨタ自動車工業梶i現トヨタ自動車梶j入社
〜1997年 トヨタ自動車鞄チ許部・知的財産部勤務(1987年〜1989年 独国研修)
1998年〜2000年 米国法人トヨタテクニカルセンター勤務
2001年〜2004年 トヨタ自動車樺m的財産部勤務
2005年〜現在 (株)トヨタテクノサービス/トヨタテクニカルディベロップメント(株)勤務
現職 理事・情報解析部長 翻訳業務担当 資格 弁理士(1989年登録)

   

概要

同社は、昨年4月トヨタ自動車の車両開発の大半を担うエンジニアリング会社として設立された。主な事業はトヨタ車両の開発であるが、その中で自動車技術、特許分野を中心としたトヨタ自動車の翻訳ニーズを、ソースクライアントの立場で日々翻訳活動を行っている。また、その一方で社内に最先端の自動車技術・特許翻訳に精通した翻訳者数十名を擁し、翻訳会社としての役割も果たしている。
昨今、企業を取り巻く環境はグローバル化を加速し、英語、独語をはじめ多言語による業務対応が日常となっている。翻訳業務は単に語学力の高さだけではなく、関連技術についての知識、業界用語に関する理解も要求される高度な専門業務である。
今回、同社の翻訳事業の特徴、品質・納期・コストの考え方・取り組み事例、OS活用の現状と課題、人材育成、翻訳事業としての今後の課題を紹介する。

◎トヨタのグローバル戦略とトヨタグループから求められる品質管理
◎「チャレンジ」「知恵と改善」「人間性尊重」こそがトヨタウェイ
◎顧客別売上構成と業務分野別売上構成
◎無策の受注体制による過去の失敗とは
◎収益を上げるための社内3大改革と現状評価
◎社内翻訳者の育成と「お客様担当制度」
◎在宅翻訳者の活用事例
◎翻訳業界で今後生き残るためには
受講者の声 ●私はメーカーでマニュアル、UI メッセージの翻訳管理業務に従事しているので、TTDC (株)様の実例を知ることができ、大変参考になりました。(電子機器メーカー 30代女性)
●現在、車関連の技術翻訳をしているので、トヨタ関係のお話しを聞きたくて出席しました。興味深い話を聞くことができてよかったです。(社内翻訳者 40代女性)
●弊社と立場が似ていて大変参考になった。(翻訳会社経営者 30代女性)
●「お客様担当制度」について、翻訳者が直接営業活動を行なうメリットがよくわかりました。(社内翻訳者 30代女性)

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No.5「グローバル時代の日英翻訳」(第17回・講演2) ※日本語での講演となります

「グローバル時代の日英翻訳」(講演2)
お申し込みはこちら

対象

日英翻訳に従事している翻訳者の方、翻訳会社のチェッカー

講師

岩田 ヘレン氏
外資系大手経営コンサルティング会社 翻訳通訳者

講師紹介

岩田 ヘレン氏1968年、英国生まれ。英国国立シェフィールド大学大学院東アジア研究科日本研究専攻修士課程を修了。
1991年、語学指導等を行う外交青年招致事業(JETプログラム)の参加者として来日、以後現在まで日本在住。
1995年に、役員補佐(主に翻訳・通訳)として日鐵商事に入社。
2003年に、外資系大手経営コンサルティング会社に日英翻訳者として入社し、現在、コミュニケーション部門の統括責任者。日本翻訳者協会(JAT)の東京活動委員会メンバー。糸洲流空手道国際連盟の事務総長。また一女の母でもある。

   

概要

日本以外の諸国では、プロの翻訳者が翻訳する場合、外国語から母国語に訳すのが原則になっているが、日本では多くの日本人翻訳者が英訳の仕事を行っている。つまり、世界の常識とは異なる方法で英訳が行われているのである。なぜこのようなことが起きているのだろうか――。そして、日本人が日英翻訳を行う場合、犯しやすいミスや注意しなければならない点は何か。また、インターネットを通じて迅速な情報の発信と共有が必須となっているグローバル時代において、外資系大手企業ではどのような日英翻訳が求められているのか。
今回の講演では、14年間の日本での社内日英翻訳の経験を例に挙げつつ、以上のテーマと課題についてお話したいと思う。

◎日英翻訳市場の現状
◎顧客のニーズ
◎日本人の犯しやすいミス
◎心の中で日々準備しておくこと
受講者の声 ●日本人のおかしな訳をよく理解できました。(社内翻訳者 30代女性)
●日本人による英訳の問題点はいつも気になっていた点なので、とても参考になりました。(学生 20代女性)

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No.6「ツール活用で品質と効率の向上を両立する」〜MT/TMワークフローの現状と未来〜(第17回・パネルディスカッション

「ツール活用で品質と効率の向上を両立する」〜MT/TMワークフローの現状と未来〜(パネルディスカッション)
お申し込みはこちら

対象

ツールの活用に興味のある方、翻訳会社のチェッカー、コーディネーターの方

モデレーター

山本 ゆうじ氏 (秋桜舎 代表、言語・翻訳コンサルティング)

パネリスト

脇田 早紀子氏 (日本アイ・ビー・エム株式会社 ナショナル・ランゲージ・サポート)
塩津 誠氏 (富士通株式会社 ソフトウェア事業本部 ミドルウェアコンポーネント事業部 プロジェクト部長)
永島 和暢氏 (ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ソリューションズ アーキテクト)
岡野 徹氏 (SDL トラドス ジャパン LSP Business Manager)
柳 英夫氏 (株式会社サン・フレア GMS ソリューション事業部 チーフコンサルタント)
川原 勝氏 (株式会社十印 サポートセンター兼エンジニアリング部 シニア マネージャ)
久徳 省三氏 (実務翻訳者、JTF翻訳支援ツール委員長)

講師紹介

山本 ゆうじ氏 脇田 早紀子氏 塩津 誠氏 永島 和暢氏 柳 英夫氏 川原 勝氏 久徳 省三氏
山本
ゆうじ氏
脇田
早紀子氏
塩津
誠氏
永島
和暢氏

英夫氏
川原
勝氏
久徳
省三氏

概要

翻訳メモリ(TM)は、ITを中心に翻訳業界の常識となりつつあるが、翻訳ソフト(MT)についてはまだ誤解されている点が多いようである。ウェブ翻訳や一般消費者向けとは一線を画す業務用翻訳ソフトは、用語適用を自動化することで、効率のみでなく品質の向上にも役立つ。用語集をユーザー辞書として共有することで、専門知識の共有と表記統一ができ、単純ミスも減らせることができる。今後、翻訳は、個人プレーではなく、チームとして作業することが必須になるだろう。
合理的な発想に基づく「翻訳工学」をどのように作ってゆけるか、またMT/TMワークフローの現状と未来について、翻訳業界をリードするクライアント、翻訳会社、翻訳者、そして支援ツールメーカーの皆様にそれぞれの立場から意見を戦わせていただく。

◎翻訳ソフト(MT) と翻訳メモリ(TM)
◎翻訳支援ツール製品の例
◎MT/TM連携の2方式(間接変換方式と直接連携方式)
◎翻訳メモリと翻訳ソフトはどこまで活用されつつあるか
◎翻訳ソフトで解決できる翻訳業界の課題と導入の障害とは
◎翻訳メモリと翻訳ソフトをどのように組み合わせるべきか
受講者の声 ●クライアント、翻訳会社、翻訳者、ツール開発者、それぞれの立場の意見を拝聴でき、MT の現状や問題点がわかってとても有意義でした。(翻訳会社コーディネーター 30代女性)
●IT翻訳、ローカリゼーションが抱える問題点を具体的に話していただいたことが大いに参考になりました。翻訳者として高付加価値のある翻訳ジャンルを選ぶ必要を痛感しました。(翻訳会社チェッカー 40代男性)
●翻訳ソフトに対する期待は高い一方で、使いこなしの方法がわからず、結果として実用に至っていない、という状況がよくわかりました。ユーザー辞書の構築のしやすさが重要だと感じ、その開発に力を入れていきたいと思いました。(翻訳ソフトメーカー 40代女性)

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No.7「IT翻訳の発注側からみた品質管理と翻訳会社への期待」〜求めているのはパートナーです〜(第18回・講演1)

「IT翻訳の発注側からみた品質管理と翻訳会社への期待」〜求めているのはパートナーです〜(第18回・講演1)
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対象

○IT翻訳会社の経営幹部・QA・PM・コーディネーターの方
○発注企業の品質管理の方

講師

俣野 宏子(またの・ひろこ)氏
サン・マイクロシステムズ株式会社 東京ソフトウェア本部 製品開発統括部 情報開発部 主幹部長

講師紹介

俣野 宏子(またの・ひろこ)氏お茶の水女子大学大学院修了。
North Eastern 大学にて Master of Technical and Professional Writing を取得。1995年サン・マイクロシステムズ入社後、グローバリゼーション部門でマニュアルの作成、プロジェクトの管理、翻訳品質の評価・管理、翻訳プロセスの標準化・見える化、翻訳ツールの開発・サポート、テクノロジーの調査・分析に携わる。

   

概要

サン・マイクロシステムズ社は米国で1982年に創立、日本法人は1986年に設立された。以来「The Network Is The Computer」をビジョンに100ヶ国以上の国々で、ネットワークを真に活かすハードウェア、ソフトウェア、サービス事業を展開している。
今回の講演では、1)翻訳会社の選定方法と翻訳品質の評価・管理方法、2)翻訳発注側として今後翻訳業界に期待すること、3)今後の翻訳の方向性・新しい潮流についてご紹介する。

◎サン・マイクロシステムズの企業理念・使命・戦略とは
◎翻訳プロセス
◎翻訳品質の評価と管理
◎翻訳会社の担当者とのコミュニケーション実例
◎Building Open and Free Communities への取り組み 〜オープンソースウェアは翻訳者の敵か? 味方か?〜
◎今後の方向性(多言語化、翻訳拠点・作業の集約化、付加価値による差別化)
受講者の声 ●具体例が多く、非常にわかりやすかった。同じ発注側の立場として貴重な場でした。(ソフトメーカー 30代男性)
●サン・マイクロシステムズにおける評価プロセスの内容は、自社の今後の指針として参考になった。(翻訳会社 20代女性)
●翻訳会社に対する評価のお話でしたが、そのまま個人の翻訳者にもあてはまるので興味深く拝聴しました。(個人翻訳者 40代男性)
●ソフトウェア翻訳の現状や今後の動向について、発注側の考えを聞くことができ、勉強になりました。(翻訳会社 30代女性)
●クライアント担当者とのコミュニケーションの重要性をあらためて痛感しました。(翻訳会社 30代男性)

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No.8「高まるリーガル翻訳者の役割」〜指名される翻訳者への道〜(第18回・講演2

No.8「高まるリーガル翻訳者の役割」〜指名される翻訳者への道〜(第18回・講演2)
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対象

○リーガル分野に従事している個人翻訳者の方
○翻訳会社のコーディネーター・QA・経営幹部の方
○社内翻訳者の方

講師

飯泉 恵美子(いいずみ・えみこ)氏
有限会社ジェックス 代表取締役

講師紹介

飯泉 恵美子(いいずみ・えみこ)氏慶應義塾大学法学部法律学科卒。
有限会社ジェックス代表取締役。
実践女子短期大学英語コミュニケーション学科講師。
翻訳の専門分野は契約書・法律関連全般。法務コンサルティングを含む法律翻訳、翻訳者の育成に取り組んでいる。
『英文契約書の基礎知識』(共著・ジャパンタイムズ)、『英文契約書ドラフティングハンドブック』(共著・ジャパンタイムズ)他著書多数。訳書『ゾウを消せ!』(河出書房新社)で日本クロースアップマジシャンズ協会から2007年度功労賞受賞。2008年2月に『自分を見つめ直すための108のヒント』(早川書房)と他分野の翻訳も手がける。
   

概要

法令や裁判資料の翻訳のように法律が濃くかかわる分野から、定型的な申請書、メモ程度の覚書の翻訳まで、リーガル翻訳のカバー範囲は広い。しかし、広いからこそ、リーガル翻訳は、法律分野を専門とする翻訳者だけに限られた仕事でないのが現状だ。IT、金融経済、工業技術、医薬といった様々な分野の翻訳業務に付随的についてくるケースはかなり多い。
そこで、違う分野の翻訳者でも、押さえておいてほしいポイントを実例に挙げ、リーガル翻訳とは何か、クライアントが求めるリーガル翻訳のレベル、翻訳会社との発展的関係、翻訳者サイドからクライアントや翻訳会社に発信すべきことなどについてもご紹介したい。「するものとする」と文末につけておけば、それらしくなるというイメージがいかに危険か、クライアント、翻訳者、翻訳会社のすべてを経験した立場からお話ししたい。

◎クライアント-フリーランス翻訳者-翻訳会社、三者の立場を経験して感じた問題点
◎三者の発展的な関係と対応策
◎覚えておきたい契約の類型
◎PCデバイスメーカーから出てくるリーガル翻訳
◎専門知識の必要性
◎「〜ものとする」の考察
受講者の声 ●日頃翻訳する際に感じていた疑問点が解消され、大変勉強になった。(個人翻訳者 30代女性)
●翻訳会社とお付き合いする仕方が役に立った。(個人翻訳者 50代男性)
●クライアント-翻訳会社-翻訳者の三者の立場を経験された飯泉氏のお話は、業界の実情を的確にとらえており、共感することが多かったです。(翻訳会社 40代男性)
●わかりやすく役立つ内容で、講師のテンポのよい語り口調に引き込まれた。(翻訳会社 30代男性)
●専門分野はリーガル翻訳ではありませんが、業務で契約書の翻訳を行う機会があり、飯泉氏の講演内容は大変参考になりました。とくに実際の例文を使ったクイズ形式がよかったです。(IT機器メーカー 20代女性)

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No.9「翻訳業界とクライアントの共生」〜真のWin-Win関係を目指して〜(第18回・パネルディスカッション)

No.9「翻訳業界とクライアントの共生」〜真のWin-Win関係を目指して〜(第18回・パネルディスカッション)
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対象

○ITおよび特許分野の翻訳会社の方
○ITおよび特許分野に従事している個人翻訳者の方
○発注企業の品質管理の方

モデレーター

浜口 宗武氏 (株式会社知財翻訳研究所 代表取締役)

パネリスト

<クライアント>
並木 英之氏 (株式会社シマンテック ローカリゼーション ランゲージサービス シニア マネージャ)
村田 尚之氏 (株式会社東芝 知的財産部 知的財産渉外部 主務)

<翻訳会社>
二宮 俊一郎氏 (株式会社翻訳センター 取締役経営企画室長)

沼澤 昭仁氏 (株式会社十印 プロダクション本部 本部長)

<翻訳者>
高橋 さきの氏 (特許翻訳者)

田中 千鶴香氏 (IT技術翻訳者、一般社団法人日本翻訳連盟 理事)

 
浜口 宗武(はまぐち・むねたけ)氏 並木 英之(なみき・ひでゆき)氏 村田 尚之(むらた・なおゆき)氏 二宮 俊一郎(にのみや・しゅんいちろう)氏 沼澤 昭仁(ぬまさわ・あきひと)氏 高橋 さきの(たかはし・さきの)氏 田中 千鶴香(たなか・ちづか)氏
浜口
宗武氏
並木
英之氏
村田
尚之氏
二宮
俊一郎氏
沼澤
昭仁氏
高橋
さきの氏
田中
千鶴香氏

概要

翻訳を発注するクライアントは翻訳会社に対して「品質が悪い、信頼できない」という不満、受託する翻訳会社はクライアントに対して「値下げ要求が厳しい、納期が短い、指示・仕様がない」という不満、翻訳者は「原文が理解しづらい、作業量に見合った対価が支払われない」という不満のままでは、よい翻訳は出来上がらない。
まずはクライアント・翻訳会社・翻訳者の三者がお互いに現状を認識し、問題点を共有する必要がある。今回はITおよび特許分野を専門とする方々をお招きし、現状の課題や今後の改善策についてお話しいただく。翻訳業界とクライアントが共生し、真のwin-win関係を構築できるための機会とする。

◎利害が対立しがちな三者間で Win-Winが本当に成立するか? 何をもって Win-Win とするか?
◎翻訳料金について
◎品質と三者のWin-Win関係は成立するか?
◎スタイルガイドに対する考え方
◎翻訳会社からみた発注したい翻訳者の要件
◎翻訳会社のコーディネーターの役割
◎翻訳業界はどうあるべきか?
受講者の声 ●ITと特許、それぞれ特有の違いがみえた。自分の会社で今後取り組むべき課題について参考になった。(翻訳会社 40代女性)
●三者の立場の人たちが、それぞれの課題に対してお互いが歩み寄るための良い機会だったと思います。(個人翻訳者 50代男性)
●品質の要望や過剰品質に関するお話を翻訳会社・クライアントの視点から聞けた点が大きかった。(翻訳会社 30代女性)
●普段の生活では聞くことができないクライアントや翻訳会社の実情や考え方を伺うことができ、参考になりました。(個人翻訳者 40代女性)
●翻訳コストに関する話題が出て参考になりました(翻訳会社 40代男性)
●自宅で一人で作業していると、悪い方に考えてしまいがちなので、さまざまな立場の方の厳しくも温かい言葉を聞くことができ、心が和みました。コミュニケーションをしっかりと取って、過剰にネガティブにならないよう気をつけたいと思います。(個人翻訳者 30代女性)

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No.10「翻訳会社・翻訳者に今一番求めるもの」(第19回・講演1)

No.10「翻訳会社・翻訳者に今一番求めるもの」(第19回・講演1)
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対象

○IT分野の翻訳会社の方
○クライアント企業の方(品質管理・ベンダー管理)

講師

中村 和幸(なかむら・かずゆき)氏
日本オラクル株式会社 WPTG-Japan Senior Language Specialist

講師紹介

中村 和幸(なかむら・かずゆき)氏1996年日本オラクル株式会社入社。 ERP製品のドキュメント翻訳をスタートに、翻訳業務に関わる。 翻訳プロセス、ベンダー管理などを担当し、業界に深く関わってきた。 もともとは、大学で機械工学を専攻し、電機メーカーに就職する。 FAシステムのファームウェアのエンジニアとして、HW/SWの開発を担当。 その後、エディター、ライター、SEなど様々なキャリアチェンジを行い、SW製品ドキュメントのローカライズを担当する現在に至る。今後の日本のIT翻訳シーンを沈思している一人。

   

概要

「翻訳言語品質は、製品品質の一部分。」
はたして、ここ10年でクライアントの求めるものに変化はあったのだろうか。今後、変化の早い、厳しい状況に適応するため、翻訳者・翻訳会社・クライアントの三者を含めたIT翻訳シーンはどのような「進化」をするのだろうか。
Oracle Corporation の翻訳プロセスを通して、Quality、Cost、Delivery、Process、そしてServiceという切り口で、今、何を求めているのかを、クライアントの一社として提供し、翻訳会社と翻訳者の方々と共有したい。

◎クライアントにとっての翻訳とは
◎Oracleの翻訳について
◎Oracleの翻訳プロセス
◎Oracleの翻訳ツール
◎OracleのQAモデル
◎クライアントの要望
◎品質・コスト・納期 について翻訳会社・翻訳者との認識のズレ
受講者の声 ●クライアント側の要望を深く知る機会となり、大変有益でした。(翻訳会社 50代男性)
●オラクルの発注体制や品質管理に関する考え方が理解できました。(翻訳会社 30代女性)
●同じ発注企業として、共通した課題や悩みに対する取り組みがあり、参考になりました。(大手IT企業 40代女性)
●翻訳者から見えにくい部分(担当者の生の声、社内体制、将来の展望、翻訳会社・翻訳者に期待すること)を聞くことができてよかったです。(個人翻訳者 50代男性)

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No.11「翻訳市場の変化と翻訳会社・翻訳者が直面している課題」(第19回・講演2)

No.11「翻訳市場の変化と翻訳会社・翻訳者が直面している課題」(第19回・講演2)
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対象

○翻訳者の方
○翻訳会社の方

講師

井口 耕二(いのくち・こうじ)氏
技術・実務翻訳者、一般社団法人日本翻訳連盟 常務理事

講師紹介

井口 耕二(いのくち・こうじ)氏 東京大学工学部卒、米オハイオ州立大学大学院修士課程修了。 子どもの誕生をきっかけに大手石油会社を退職し、技術・実務翻訳者として独立。 最近はノンフィクション書籍の翻訳者としても知られる。 高品質な翻訳をめざして日々、精進するかたわら、翻訳作業を支援するツールを自作・公開するなど、人とPCの最適な協力関係を模索している。 日本翻訳連盟理事、翻訳フォーラム共同主宰など業界全体を視野に入れた活動も続けている。

   

概要

ここ数年で翻訳市場は大きく変化した。PCの能力アップとツールの普及、インターネットの発展と調べ物の変化、世界的な経済状況からくる単価の下落、納期の短縮……きちんとした調査に裏打ちされた上質の翻訳を安価・短納期で仕上げることが求められるようになった。こう言えば聞こえがいいが、現場の声を聞くとさまざまな課題があることがわかる。翻訳会社は「上手な人が少ない・足りない」と相変わらずぼやいている。それどころか「下手になった中堅クラスがいる」という話も聞く。翻訳者側からは「安すぎて暮らしてゆけない」「納期が厳しすぎる」などの悲鳴が聞こえてくる。翻訳業界でそれなりに知られていた翻訳者で廃業する人も出ているようだ。10年後に翻訳会社と翻訳者が今より幸せになれる道を模索する。

◎翻訳を取りまく環境の変化
◎クライアント・翻訳会社・翻訳者の関係
◎翻訳者の問題
◎翻訳会社の問題
◎ソースクライアントの問題
◎低すぎる単価を招いたのは誰?
◎翻訳会社は何を実現したい?
受講者の声 ●翻訳単価に関するシビアなお話は大変参考になりました。(個人翻訳者 30代女性)
●翻訳の品質を上げることによって高収入に移行できる道筋をつけるべきという提言は、リーダー的立場にある方として非常に頼もしく感じました。(個人翻訳者 30代男性)
●井口氏の話し方や内容が非常にわかりやすかった。メリハリのあるトークで楽しく聞くことができました。(翻訳会社 40代男性)
●翻訳者の方の意見を聞く貴重な機会になりました。翻訳者の採用や依頼業務を担当しているので、明日から自分の業務に活かしていきたいと思いました。(翻訳会社 20代女性)
●翻訳者の翻訳単価の水準がわかり、参考になりました。翻訳者同士でも情報や専門知識を共有し、互いにレベルを高めていく必要があると感じました。(個人翻訳者 40代男性)

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No.12「翻訳不況への対抗策 〜変わらぬものと変えるべきこと〜」(第19回・パネルディスカッション)

No.12「翻訳不況への対抗策 〜変わらぬものと変えるべきこと〜」(第19回・パネルディスカッション)
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対象

○翻訳者の方
○翻訳会社の方
○クライアント企業の方

モデレーター

丸山 均氏 (株式会社ジェスコーポレーション 代表取締役、一般社団法人日本翻訳連盟 常務理事)

パネリスト

牧田 克彦氏 (株式会社リコー 総合デザインセンタードキュメントデザイン室 室長)
石岡 映子氏 (株式会社アスカコーポレーション 代表取締役)
中村 哲三氏 (YAMAGATA INTECH 株式会社 プロジェクト推進室 室長)
時國 滋夫氏 (特許翻訳者)
 
丸山 均(まるやま・ひとし)氏 牧田 克彦氏 石岡 映子氏 中村 哲三氏 時國 滋夫氏
丸山 均氏 牧田 克彦氏 石岡 映子氏 中村 哲三氏 時國 滋夫氏

概要

リーマン・ショックから始まった昨今の大不況は、翻訳業界にどのような影響を与えているのだろうか。
まずはその現状を把握し、不況の波をまともに受けている方からはその対抗策を、さほど影響の出ていない方からはその理由を、それぞれの立場からお聞かせいただき不況影響度の温度差を検証したい。また不況の今だからこそ改めて問われるビジネスの基本3要素、「品質、価格、スピード」について、クライアント・翻訳会社・翻訳者それぞれの立場から忌憚のない意見を出し合っていただき活発に討論したい。最後にパネリストの方々が現在取り組んでいる翻訳に関連する新しい試みや今後の翻訳業界が進むべき道について、それぞれの立場から熱く語っていただこうと思う。

◎翻訳料金の値下げの要求はしましたか?(クライアントアンケート)
◎昨年の9月以降翻訳受注量は減少しましたか?(翻訳会社&翻訳者アンケート)
◎日本のビジネスマン350人へのアンケート
◎リーマン・ショック後の不況が自身のビジネスに与えている影響
◎翻訳不況に対する対抗策
◎品質の維持、向上への取り組み
◎今後の翻訳業界へ望むこと
受講者の声 ●クライアント・翻訳会社・翻訳者それぞれ立場の異なる方々から、本音が交えたご意見を聞くことができてよかったです。今後自分の仕事に取り入れていきたいと思います(個人翻訳者 40代女性)
●翻訳者は社会の中でどうあるべきか、長期的な視野に立って考える機会になりました。三者間の課題をそれぞれが共有し、ひとつでも改善に向けて取り組んでいければと思いました。(機械メーカー 30代女性)
●不況下におかれている翻訳業界全体の状況を肌で感じることができました。厳しい中でも前向きな意見を伺って、励みになりました。(翻訳会社 40代男性)
●配布資料の「日本のビジネスマン350人(発注者)へのアンケート」は興味深い内容でした。(翻訳会社 30代男性)
●同じ翻訳者の立場である時國氏のお話は明快で説得力があり、内容的にも希望を感じさせるものでした。(個人翻訳者 30代男性)

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No.13「翻訳研究(Translation Studies)と実務の接点」(第20回・基調講演)

No.13「翻訳研究(Translation Studies)と実務の接点」(第20回・基調講演)
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対象

○日本の翻訳学・翻訳論の研究に興味のある方
○全分野(実務・出版・映像)の翻訳に携わっている方

講師

水野 的(みずの・あきら)氏水野 的(みずの・あきら)氏
日本通訳翻訳学会 副会長・事務局長

講師紹介

1973年東京外国語大学ポルトガル・ブラジル語学科卒業。
(株)医学書院入社。
1988年よりNHK衛星第一放送を中心に放送ニュース報道の通訳と翻訳、会議通訳に携わる。
1990年に通訳理論研究会を立ち上げ、2000年に日本通訳学会(現日本通訳翻訳学会)を設立、事務局長・副会長を兼任する。
元立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科特任教授。現在、立教大学大学院、青山学院大学非常勤講師。専門は通訳研究、翻訳研究。共編著に『日本の翻訳論』、翻訳(共著)に『翻訳学入門』『通訳学入門』など。
   

概要

翻訳研究(Translation Studies)は、哲学、現代思想(ポストモダニズム、ポストコロニアル研究、ジェンダー研究)、解釈学、比較文学、社会学、言語学、記号論、認知科学、機械翻訳、ローカリゼーション、翻訳教育などの様々な分野と関係している。一方の極には哲学的・神学的な翻訳思想の研究があり、もう一方の極には様々な分野の翻訳の実践的な研究や、翻訳の質的評価、翻訳方略の分析などがある。
今回は日本における翻訳研究の出発点と現状について簡単に触れたあと、 翻訳実務に直結する翻訳研究の主要な概念(〈等価〉概念の変質とNida 以降の主要な翻訳理論)と、翻訳方略を理論的に裏づける概念(「結束性」「意味的整合性」「主題- 題述構造」「旧情報と新情報」「情報の重要度」「文の焦点」「明示化と暗示化」「同化と異化」「関連性」など)について、具体例を交えて説明し、理論と実践の橋渡しを行う。

講演のポイント:
◎翻訳研究(Translation Studies)とはどういうものか
◎翻訳研究は何の役に立つのか
◎翻訳者の疑問に答え、指針を提供する
◎あなたの翻訳技法を理論的にとらえ返そう
◎どうすれば理解しやすい訳文が作れるか
◎「訳しあげ」はなぜいけないのか
◎「訳されていない」「余計な訳がある」と言うクライアントを説得できるか
◎省略順序の基準は何か

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No.14「英語公用語化と翻訳の未来」(第20回・パネルディスカッション1)

No.14「英語公用語化と翻訳の未来」(第20回・パネルディスカッション1)
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対象

○英語公用語化の議論に関心のある方
○今後の日本における翻訳者と翻訳業の役割に関心のある方

講師

<前半:講演>
鈴木 義里(すずき・よしさと)氏鈴木 義里(すずき・よしさと)氏
大正大学表現学部准教授・学術博士

講師紹介

社会言語学者、大正大学准教授。
北海道大学文学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程修了。専門は言語政策。インド(特に南西インド)と日本を主たる対象地域としている。
編著 :
『論争・英語が公用語になる日』(中公新書ラクレ編集部共編、中公新書ラクレ、2002年)
著書 :
『あふれる言語、あふれる文字 インドの言語政策』(右文書院、2001年1月)
『日本語のできない日本人』(中公新書ラクレ、2002年3月)
『つくられた日本語、言語という虚構 「国語」教育のしてきたこと』(右文書院、2003年)
『もうひとつのインド、ゴアからのながめ 文化・ことば・社会』(三元社、2006年)

モデレーター

<後半:パネルディスカッション>
河野 弘毅(かわの・ひろき)氏
株式会社アイタス シニアローカリゼーションスペシャリスト

東京大学工学部卒。
日本電気(株)宇宙開発事業部勤務の後にローカリゼーション翻訳業界に転じ、1991年から翻訳会社(コスモ・ワークス→エクストランス)を経営するも2002年に事業に失敗、借金だけが残る。
2005年から生活のため翻訳業界に復職、現在に至る。
翻訳支援ツールの情報共有メーリングリストtratool-jp管理人、オープンソースソフトウェアを翻訳して紹介する「あしたのオープンソース研究所」編集人。翻訳を含む言語行為全般に科学技術と社会制度がどのようにかかわっていけるのかを見極めることが現在のテーマ。
趣味は近代哲学。好きな思想家はソシュール、ウィトゲンシュタイン、竹田青嗣。

パネリスト

伊藤 彰彦(いとう・あきひこ)氏
株式会社十印 取締役副社長

1996年からローカリゼーション業界に従事。
Prisma International、Lionbridge Technologies、DDS Global Mediaなどで、営業管理、プロダクション管理、プロジェクト管理から、英日翻訳や日本語に関するコンサルティング、翻訳メモリーツールの管理にいたるまで多彩な経験を積む。
2006年度はGlobalization and Localization Association(GALA)の会長を務める。
それ以前は、米国Dell Computerの営業として、PCおよびネットワーキング・ソリューションの世界規模での展開を求める多国籍企業を担当。
インターナショナル・マーケティングおよびインターナショナル・リレーションズにおいてMBAを取得。


斎藤 玲子(さいとう・れいこ)氏
日本オラクル株式会社
WPTG - Worldwide Product Translation Group - Japan,
Senior Language Specialist

AIU 保険会社、富士ゼロックス株式会社、サン・マイクロシステムズ株式会社を経て、2010年日本オラクル株式会社に入社。日英・英日の翻訳、開発者向け製品およびオペレーティングシステムのローカリゼーションプロジェクトマネージャー、日本語品質管理を経験し、サン製品(9言語) の品質管理担当者のリードを務める。
新しいテクノロジーや手法に興味を持ち、作成・改良・導入していくことを得意とする。ここ数年取り組んでいるのは、「品質をどのように数値化して把握するか」「現代のニーズにマッチした、新しいローカリゼーションの手法とは何か」など。
FLOSS (Free/Libre Open Source Software)活動に参画し、情報を発信中。
好きな言葉は「自由に生きていく方法なんて100通りだってあるさ」。
ブログ:
http://blogs.sun.com/reiko


山本 ゆうじ(やまもと・ゆうじ)氏
秋桜舎 代表
言語・翻訳コンサルタント

シカゴ大学修士を取得後、実務翻訳者として独立し、翻訳メモリーと翻訳ソフトを最適に統合するソリューションSATILA を開発。確実に用語管理をしつつ平均時速650語を実現。『通訳翻訳ジャーナル』など各種雑誌に連載・寄稿し、翻訳と英語教育関連の記事を200件以上執筆した。SDL 公認講師でもあり、翻訳メモリーの専門家として、教材を多数作成。翻訳ソフトについては、アジア太平洋機械翻訳協会で国際標準化団体LISAと協力しつつユーザー辞書共通仕様UTX の策定に関わる。実務翻訳者として現場で働く一方、企業に翻訳に関する総合的なノウハウを提供する。TOEIC 満点取得者。mixi では、3万人以上の参加者を持つ、プロ仕様・文章作成技法コミュニティーを主宰。

 
河野 弘毅(かわの・ひろき)氏 伊藤 彰彦(いとう・あきひこ)氏 斎藤 玲子(さいとう・れいこ)氏 山本 ゆうじ(やまもと・ゆうじ)氏
河野 弘毅氏 伊藤 彰彦氏 斎藤 玲子氏 山本 ゆうじ氏

概要

日本では、近代以降、西欧の言語とどう向き合うかという問題が、ことあるごとに浮かび上がってきた。明治維新直後には森有礼が、終戦直後には志賀直哉が、日本語を捨てて外国語へと転換すべきだと述べて、論議を呼んだ。近年では「21世紀日本の構想」懇談会が「長期的には英語を第二公用語とすることも視野に入ってくる」という報告書を出して大きな議論がわき起こった。その提言は退けられたものの、英語への強い志向は現在も持続している。
英語の実用能力を改善するという日本人の国民的課題に対して「翻訳」という営みはどのようにかかわりがあるのか? 職業としての翻訳はどう変わっていくのか? 翻訳業界が果たすべき役割とは何なのか? このパネルでは、前半で、英語公用語化を考えるための土台となる考え方を社会言語学の視点から提供し、後半で英語公用語化への動きが翻訳業界に与える影響および翻訳者/翻訳業界が今後担う社会的役割について議論する。


パネルディスカッションのポイント:
◎社会とことばの関係をどうとらえるべきか
◎インドの言語状況が示唆するもの
◎英語公用語化議論の解説1:歴史と背景
◎英語公用語化議論の解説2:さまざまな視点
◎英語公用語化の構図における翻訳の位置
◎これからの日本で翻訳には何ができるのか
◎職業としての翻訳はどう変わっていくのか
◎翻訳業界が果たすべき役割とは何か

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No.15「強い翻訳者から学ぶ 〜いかにしてお客様の満足を得るか〜」(第20回・パネルディスカッション2)

No.15「強い翻訳者から学ぶ 〜いかにしてお客様の満足を得るか〜」(第20回・パネルディスカッション2)
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対象

○フリーランス翻訳者を目指している方
○翻訳者の方
○翻訳会社の方

モデレーター

川村 みどり(かわむら・みどり)氏
株式会社川村インターナショナル 代表取締役、JTF理事

慶応義塾大学、ボストン大学卒
1981年〜1986年、(株)理経にて翻訳業務に従事。
1986年、(株)川村インターナショナルを設立。
2009年、(社)日本翻訳連盟理事に就任。
2009年、第19回JTF翻訳祭企画実行委員長に就任。
2010年、20周年記念JTF翻訳祭企画実行副委員長に就任。

パネリスト

ジェフ・ケイジョウ・ソーヤー(Jeff Keijo Sawyer)氏
日英技術翻訳者

オーストラリア出身。幼少より英語と日本語両方を使う環境で育つ。パース市のマードック大学で化学・日本語を専攻。大学時代より地元の日英新聞で翻訳・通訳の経験を積む。科学や機械、自動車などの深い知識と理解、経験を活かして日英技術翻訳者となり、フリーランサーとして現在に至る。
専門分野は、自動車、科学、工業機械など。日本大手自動車メーカーとは翻訳者として営業マニュアルやWEBの日英翻訳だけではなく、コピーライティングにも携わっている。


鈴木 立哉(すずき・たつや)氏
金融翻訳者

1984年一橋大学社会学部卒業。米国コロンビア大学MBA(金融/会計専攻)。
野村證券に14年間勤務。その間個人営業、研修、クオンツ、シンジケート、営業企画の各部門を経験。その後外資系証券引受部を経て2002年9月に専業翻訳者として独立。
金融翻訳と契約書の英和が仕事の8割、両分野の和英が1割程度。
訳書に『成長への賭け』(ファーストプレス)『下げ相場はこうして儲けなさい』(東洋経済新報社)、共訳書に『民主化するイノベーションの時代』『デルタモデル』『Xチーム―分散型リーダーシップの実践』(ファーストプレス)『ソフトウエア企業の競争戦略』(ダイヤモンド社)など。


溜箭 陽子(たまるや・ようこ)氏
医薬翻訳者

2004年東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了(有機合成化学専攻)。
健康上の理由で、研究者の道を断念。薬局勤務、翻訳会社でのオンサイト勤務を経て、家族の海外留学への帯同を機にフリーランサーとなる。帰国後、財団法人国際医学情報センター翻訳課に1年間勤務。出産を機に退職し、フリーランサーとして現在に至る。
専門分野は、医薬学、化学、生化学など。『メルクマニュアル第18版』(日経BP)などのグループ翻訳に参加。現在は、育児と両立するため、翻訳とチェックでバランスをとって受注。


松本 かおる(まつもと・かおる)氏
IT翻訳者

早稲田大学政経学部経済学科を卒業後、ケミカルバンク(現JPモルガン・チェース)東京支店に7年間勤務、システムエンジニアとしてソフトウェアの開発・保守に携わる。
出産を機にフリーランス翻訳者として独立、現在に至る。ハードウェアおよびソフトウェア関連のドキュメントに加えて、パンフレットなどの販促資料、企業のWebサイト、ニュースリリース、プレゼンテーションなどマーケティング寄りの翻訳が中心。工業英検1級取得。

 
川村 みどり(かわむら・みどり)氏 ジェフ・ケイジョウ・ソーヤー(Jeff Keijo Sawyer)氏 鈴木 立哉(すずき・たつや)氏 溜箭 陽子(たまるや・ようこ)氏 松本 かおる(まつもと・かおる)氏
川村 みどり氏 ジェフ・
ケイジョウ・
ソーヤー氏
鈴木 立哉氏 溜箭 陽子氏 松本 かおる氏

概要

ここ数年、日本の翻訳市場にもひたひたとグローバル化の波が押し寄せ、新興国で行われる低コストの翻訳に流れる顧客が除々に増えてきている。また、機械翻訳やクラウドソーシングをはじめとする新技術の影響も出始めている。今、直接このような新しい流れの影響を受けていない翻訳者も、いずれその洗礼を受けるはずである。今までは「職人技」を磨くことに専念していた翻訳者も、この大きな市場の変化に目を向ける必要がある。翻訳者は、翻訳の品質を上げる不断の努力をしつつも、いかにして受注を増やすか、すなわち、カスタマーセントリックの考え方を取り入れるときである。どの市場セグメントに需要があり、どのセグメントが自分に合うのか、自分はどんな付加価値を提供できるのかを真剣に考えるときがきている。
そこで、翻訳で自立している各分野の「強い翻訳者」の生の声を聞き、最近の受注動向、お客様の変化、新技術の影響、マーケティング力などについて議論をし、翻訳業界の活性化につなげていきたい。


パネルディスカッションのポイント:
◎最近の受注動向
◎市場の変化
◎新技術の影響
◎自己啓発
◎サービスの幅
◎付加価値
◎マーケティング力
◎プロダクトアウトからマーケットインへ

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No.16「翻訳プロセスはプロレスだ!:新薬開発の現場から」(第20回・A-1 メディカル)

No.16「翻訳プロセスはプロレスだ!:新薬開発の現場から」(第20回・A-1 メディカル)
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対象

○医薬翻訳者の方
○医薬翻訳会社の方
○製薬メーカーの翻訳担当者の方

講師

石岡 映子(いしおか・えいこ)氏
株式会社アスカコーポレーション 代表取締役、JTF理事

兵庫県出身。
1995年、医薬文書の専門性を重視する"小さな会社の大きなサービス"をモットーにASCAを設立。
臨床、非臨床、分野、タイプに対応できる多様な翻訳者、社内QC システムと専門家(医師・研究者他)ネットワークが最大の財産である。翻訳サービスの質の向上を介し、日本の医療の質向上に貢献したいと考えている。米国科学振興協会(AAAS)Science の日本事務所として、翻訳、マーケティング、会員サービス、広告などのサービス提供している。


講師

加瀬 淑子(かせ・よしこ)氏
グラクソ・スミスクライン株式会社
開発薬事第2部 レギュラトリーオペレーショングループ
担当マネージャー、チームリーダー(翻訳)

グラクソ・スミスクライン株式会社 開発本部で社内翻訳、および外注翻訳業務統括を担当。

   

概要

ドラッグラグが問題になっている。欧米で治療が受けられるのに日本での認可が降りない。この問題に立ちはだかるのが「言語」だ。翻訳の品質とスピードが上がれば助からないとされてきた多くの患者を救うことが可能になる。翻訳作業は新薬開発を支えている。一日でも早くこの目的を達成するために、新薬開発の現場では日夜格闘がなされている。多くの命を救うために新薬開発は止まることが許されないのだ。そんな現場の声を伝えたい。この分科会は、より優秀な翻訳者を開拓しようと日々格闘している二人のトークショーである。翻訳者の声も交えながらリングの熱気を伝たい。


講演のポイント:
◎新薬開発の本音と現場
◎新薬開発文書翻訳者の適性と背景
◎ノックアウトされないために
◎明日からあなたもスタメン翻訳者
◎チャンピオンの苦悩
◎勝ち続けるために

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No.17「企業と知的財産 〜特許海外展開と翻訳〜」(第20回・A-2 特許)

「企業と知的財産 〜特許海外展開と翻訳〜」(第20回・A-2 特許)
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対象

○特許翻訳者・特許翻訳志望者の方
○翻訳会社・特許事務所などの翻訳・翻訳監修担当者の方
○一般企業の特許部門の方

講師

横山 淳一(よこやま・じゅんいち)氏横山 淳一(よこやま・じゅんいち)氏
富士通株式会社 知的財産権本部 特許部シニアディレクタ 弁理士


大学では電子工学を専攻し、電気メーカーにて半導体デバイスの開発および生産技術に従事。富士通(株)へ転社後、特許技術者として国内および外国特許(特に電気および半導体分野)の出願・権利化に従事。現在は、外国特許出願明細書の質の向上、および外国特許取得の効率化にも注力している。
1995年弁理士登録。特許版産業日本語委員会委員。


講師

浜口 宗武(はまぐち・むねたけ)氏浜口 宗武(はまぐち・むねたけ)氏
株式会社知財翻訳研究所 代表取締役
株式会社知財信息諮詢(上海)有限公司 取締役
NPO法人日本知的財産翻訳協会 常務理事


東京商船大学(現東京海洋大学)卒。運輸省(現国土交通省)航海訓練所、浅村内外特許事務所、(財)沖縄海洋博覧会協会などを経て1976年に(株)知財翻訳研究所の前身である貿易・翻訳会社設立、1992年に現社名に変更後知的財産翻訳業に専念し現在に至る。
元(社)日本翻訳連盟常務理事、元(社)工業英語協会理事。

   

概要

<前半:横山氏>
テーマ: 特許出願人企業が翻訳業界に望むこと
開発生産拠点やマーケットが海を越えて拡がる中で、企業にとって強い海外特許網を構築することの重要性がますます高まってきた。高品質の特許翻訳が以前にも増して求められている。良質の翻訳を産生するためのキーファクターのひとつとして発注者(出願人企業)と受注者(翻訳者)との間の意思の疎通があげられるが必ずしも理想どおりにいっていないのが現実。出願人企業からは翻訳者の顔が見えにくく、また翻訳者にとっては自分が行う翻訳の重要性や意義を実感できないとか、出願人企業の要求意図を把握するのが難しい、といった問題が指摘されている。
この講演は、特許翻訳の需要者である大手出願人企業の立場から、特許翻訳の重要性や需要見通し、望ましい翻訳者像、などについて直接お聞かせいただくもので、特許翻訳に携わる多くの方々にとって自らの仕事の意義を再認識しあらたな高みを目指していただく機会となる。

講演のポイント:
◎企業と知的財産
◎企業知財部の活動
◎海外特許出願の動向と傾向
◎特許翻訳の役割と重要性
◎権利行使場面で翻訳が影響した事例
◎出願人企業にとって望ましい特許翻訳者像


<後半:浜口氏>
テーマ: 「特許翻訳」の現状と未来

世界の企業間の競争が激化する一方、相互提携も世界規模で進んでいる。「日本国内だけの特許」の持つ意義はますます薄れつつあり、知的財産の海外展開が企業レベルでも国レベルでもますます大事になってきた。日本企業の海外特許出願マインドは決して冷えておらず需要は旺盛である。しかしながらこれを担うインフラである「特許翻訳」の世界は、最近の景況を反映して今大きな変化のうねりの中にある。その現状について、知的財産分野に特化した翻訳会社の立場からマクロ・ミクロの視点からの情報提供と分析を行い、「特許翻訳」の未来像の展開を試みるのがこの講演の趣旨。

講演のポイント:
◎特許翻訳の歴史 ◎世界における特許パワーバランスと翻訳需要
◎特許制度の変化と特許翻訳
◎外国語公開特許情報の活用と翻訳
◎機械翻訳・支援ツールの進化と原文改良の動き
◎特許翻訳の近未来像

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No.18「TTDCにおける自動車技術翻訳」(第20回・A-3 自動車)

No.18「TTDCにおける自動車技術翻訳」(第20回・A-3 自動車)
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対象

○自動車翻訳に興味のある方
○自動車分野の技術翻訳者・特許翻訳者の方
○翻訳会社の方

講師

八反田 信(はったんだ・まこと)氏八反田 信(はったんだ・まこと)氏
トヨタテクニカルディベロップメント株式会社 外国部 翻訳室 室長

講師紹介

1990年、トヨタテクノサービス(現トヨタテクニカルディベロップメント)入社。
トヨタ自動車企業内図書館の運用・利用者システムの開発に従事。
また関連業務として、自動車関連の情報収集、トヨタ社内情報の集約・情報発信を担当。
更にトヨタグループにおける情報管理のあり方を研究する、全豊田情報管理研究会の企画運営を担当。
2002年から、TTDC所属事業分野の企画総括業務を兼務。
2007年、翻訳部門に異動。売上変動に対応できる経営・組織基盤の構築を課題とし、翻訳事業の企画運営を担当。

   

概要

トヨタ自動車及びトヨタグループの持続的な成長には、今まで以上の車両開発力の強化が必要である。TTDC は、車両開発の中でも量産車開発の「機能のプロフェッショナル」集団として、トヨタ自動車と「技術」や「ノウハウ」を共有し、車づくりの発展に貢献している。主な事業はトヨタ車両の開発であるが、その中で翻訳室は、自動車技術、特許分野を中心としたトヨタ自動車の翻訳ニーズを、クライアントの立場で翻訳活動を行っている。その一方で業界最先端の自動車技術・特許に精通した翻訳者数十名を擁し、翻訳会社としての役割も果たしている。
昨今、環境問題、グルーバル化、技術の急速な進化に伴い、自動車産業を取り巻く環境は大きく変化を続けている。翻訳業務は単に語学力の高さだけではなく、関連技術の知識、業界用語に関する理解も要求される高度な専門業務である。
今回、TTDC の翻訳事業の特徴、品質管理の取り組み事例、人材活用の現状を紹介する。


講演のポイント:
◎特徴ある翻訳・通訳事例
   1.Toyota Technical Review
   2.社内規格(Toyota Standard)
   3.教育関連翻訳・通訳
   4.F1通訳
   5.多言語翻訳
◎自動車翻訳事業の品質管理
   1.お客様担当制度
   2.オリジナル翻訳辞書
◎人材活用
   1.新卒積極採用
   2.パートナー企業、フリーランス活用

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No.19「簡潔かつ明確なビジネス英訳 〜英語ネイティブの観点とアドバイス〜」(第20回・A-4 Native・日英翻訳)

No.19「簡潔かつ明確なビジネス英訳 〜英語ネイティブの観点とアドバイス〜」(第20回・A-4 Native・日英翻訳)
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対象

○日英翻訳に従事している翻訳者の方
○日英翻訳のチェッカーの方
○翻訳会社の品質管理部門(日英)の方

講師

岩田 ヘレン(Helen Iwata)氏岩田 ヘレン(Helen Iwata)氏
JAT理事長、外資系大手経営コンサルティング会社 翻訳通訳者


1968年、英国生まれ。英国国立シェフィールド大学大学院東アジア研究科日本研究専攻修士課程を修了。
1991年、語学指導等を行う外交青年招致事業(JETプログラム)の参加者として来日、以後現在まで日本在住。
1995年に、役員補佐(主に翻訳・通訳)として日鐵商事に入社。
2003年に、外資系大手経営コンサルティング会社に日英翻訳者として入社し、現在、コミュニケーション部門の統括責任者。
日本翻訳者協会(JAT)理事長。糸洲流空手道国際連盟の事務総長。また一女の母でもある。


講師

マーク・スティーブンソン(Mark Stevenson)氏マーク・スティーブンソン(Mark Stevenson)氏
JAT理事イーアソシエイツ株式会社 翻訳事業部 トランスレーター エディター


オーストラリアのパース市出身。
今回日本に来て3年目。
パースの大学では日本研究と金融学を専攻。
97年関西外国語大学に1年留学。
卒業後大学院に進学、しばらく金融学の講師を務める。
大学院の卒論をベースにした共著論文が米の学会誌に掲載される。
2005年からフリーランスの翻訳者としてビジネス英訳を始め、2007年10月から企業IR・広報活動を支援するイー・アソシエイツ(株)にて翻訳・エディットを担当。
現在日本証券アナリスト協会CMA(1次)を目指して勉強中。
趣味は水泳、バスケ、洋画・邦画。好きなOS はGentoo Linux。
日本翻訳者協会(JAT)理事。

   

概要

<前半:岩田氏>
英訳を行う際、原文の書き手である日本人が満足するような文章になりがちであるが、果たしてそれは読み手である英語ネイティブにとって分かりやすい文章になっているのだろうか。分かりにくければ、重要なポイントが伝わらない、あるいは最後まで読んでもらえず、翻訳の意義が失われてしまう恐れがある。
どうすれば読み手である英語ネイティブにとって分かりやすく、魅力的な文章を作成できるのだろうか。
このセッションでは、ヒントとしていくつかの英訳例と改善案を紹介する。信頼される日英翻訳者を目指すあなた、このチャンスを見逃さないでください。


<後半:マーク氏>
インベスター・リレーションズ(IR;投資家向け広報活動)は業績の数字だけでなく、その業績の背景と要因、それに企業の事業方針・計画など将来の収益性や存続性にかかわる情報を投資家に明確に伝えることが目的である。しかし、企業はそれぞれ事業内容・計画や技術が異なり、その説明の仕方もさまざまであるため、ネイティブでさえ適切な英訳を見つけることが難しい。
今回は、独特な用語や言い回しの実例を取り上げながら、しっくりくる英訳の見つけ方について説明する。ウェブ検索は不可欠だが、検索対象を絞らなければよい効果を期待できない。また、クライアントと相談しながら、クライアントが意図している意味が明確に伝わる訳文の作り方について紹介する。


講演のポイント:
◎インベスター・リレーションズ(IR;投資家向け広報活動)とはどういうものか
◎IRの目的を踏まえた英訳の仕方
◎実際に使われている英語、わかりやすい英語、自然な英語の作り方・探し方

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No.20「未来につなげる翻訳力〜法律翻訳の動向と契約書翻訳ワンポイントアドバイス〜」(第20回・A-5 法律)

No.20「未来につなげる翻訳力〜法律翻訳の動向と契約書翻訳ワンポイントアドバイス〜」(第20回・A-5 法律)
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対象

○リーガル翻訳者の方
○リーガル分野を取り扱っている翻訳会社の方
○法務部門の翻訳担当者の方

講師

飯泉 恵美子(いいずみ・えみこ)氏飯泉 恵美子(いいずみ・えみこ)氏
有限会社ジェックス 代表取締役

講師紹介

慶應義塾大学法学部法律学科卒。
有限会社ジェックス代表取締役。
実践女子短期大学英語コミュニケーション学科講師。
翻訳の専門分野は契約書・法律関連全般。法務コンサルティングを含む法律翻訳、翻訳者の育成に取り組んでいる。
『英文契約書の基礎知識』(共著・ジャパンタイムズ)、『英文契約書ドラフティングハンドブック』(共著・ジャパンタイムズ)他著書多数。2010年1月に、スーパーコンピューター部門で有名なゴードン・ベル賞創設者共著の『人生の「すべて」をデジタルに記録する〜ライフログのすすめ』(早川書房)を翻訳するなど、他分野の翻訳も手がける。

   

概要

米国の大手証券会社リーマンブラザースの経営破綻から始まった世界同時不況。翻訳業界においても、その影響を色濃く受けた分野もあれば、逆に仕事が発生した分野もあった。リーマンショック以降の法律分野における発注傾向についてお話しし、今後発生する仕事のために、どのような知識を蓄えておくべきかについて触れる。
法律翻訳、特に契約書は、法律専門の翻訳者だけが扱うわけではなく、ローカライズ、金融、経済といった分野と切り離しにくい分野でもある。続いては、翻訳時に注意をしてほしい文を例題に、契約書翻訳のワンポイントアドバイスを行う。
最後に、法令の変更や制定で訳語に変更が生じた表現や混同しやすい表現
(たとえば、intellectual property とindustrial right 他)について、正しい表現を確認する。

講演のポイント:
◎リーマンショック以降の法律分野での発注傾向について
◎今後発生する文書のタイプと、その翻訳に必要な知識について
◎翻訳現場で犯しやすいミスについて(次のような例文を複数使用して解説)
<例>
The client agrees to pay the developer the services charges necessary
for the development services.
を正しく訳してください。
◎法令の変更に伴う訳語の変更について
<例>intellectual property、industrial property
◎混同しやすい用語について
<例>Nondisclosure Agreement、Entrustment Agreement
◎質疑応答

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No.21「法定開示文書の英訳 〜ニッチな市場の確かな需要に応える〜」(第20回・B-1 金融)

No.21「法定開示文書の英訳 〜ニッチな市場の確かな需要に応える〜」(第20回・B-1 金融)
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対象

○金融(IR・財務)の日英翻訳に従事している翻訳者の方
○金融分野の翻訳を取り扱っている翻訳会社の方
○ソースクライアントの英文開示の担当者の方

講師

松本 智子(まつもと・ともこ)氏
日本財務翻訳株式会社 取締役COO

講師紹介

1982年早稲田大学英文科卒業。 外資系半導体メーカー、外資系商社、IRコンサルティング会社を経て、2006年12月の日本財務翻訳株式会社(財翻)の設立に参画し、以後取締役COOを務める。
財翻は、IRの専門会社である株式会社ジェネラルソリューションズ、和文ディスクロージャー支援の株式会社プロネクサスを親会社に、英文情報開示の第一人者として、日本の上場企業の英文開示を支援している。

   

概要

外国人投資家の日本市場への関心の高まりや、国際会計基準の導入などを背景に、日本の上場企業の英文での開示ニーズは高まっている。近い将来、上場企業の英語での開示があたりまえの社会になる時代が到来する。その波にどのように乗るべきか思案している中小の上場企業の開示ニーズを、今こそ顕在化させ、取り込むべき時期といえる。
金融分野の中でも決算短信、株主総会招集通知、有価証券報告書などの開示文書は調べる手間のかかる固有名詞や、絶対に間違ってはいけない業績関連の数値が多く、通常の翻訳案件とは異なるノウハウが必要とされる。開示物の英訳で必要とされる翻訳のポイントや効率的な作成方法など、こうした分野で活躍されている翻訳者および翻訳会社向けの情報を提供したい。

講演のポイント:
◎「財務翻訳」というニッチな市場の中身は?
◎どのような商品があるのか?
◎商品別:顧客が求めるポイントは?
◎手間はかかるが高値受注が可能
◎現在の需要の高さと今後の見通し
◎どんなスキルや適性が向いているか?

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No.22「多言語翻訳ベンダーの現状と成長戦略」(第20回・B-2 多言語)

No.22「多言語翻訳ベンダーの現状と成長戦略」(第20回・B-2 多言語)
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対象

○多言語翻訳を必要とするクライアントの担当者の方
○多言語翻訳サービスを提供している翻訳会社の方

講師

小澤 賢治(おざわ・けんじ)氏小澤 賢治(おざわ・けんじ)氏
ヨンカーズ トランスレーション アンド エンジニアリング株式会社  APACセールスグループマネージャ


1999年にグローバル展開する外資系ローカリゼーション会社に入社。
日本法人の営業担当として国内外の市場開拓をおこなう。
2008年にヨンカーズトランスレーションアンドエンジニアリング株式会社に入社。
アジアパシフィックの営業責任者として国内を含みアジア市場の開拓と顧客のメンテナンスをおこなうのが主な仕事。
ヨンカーズが主とする多言語サービスを、ワールドワードに点在する拠点を用い、柔軟かつ効果的な言語サービスを提案している。


講師

小林 和久(こばやし・かずひさ)氏小林 和久(こばやし・かずひさ)氏
アラヤ株式会社 執行役員


1998年多言語翻訳を得意とする翻訳会社に入社。
主に取扱説明書のテクニカルライティングと多言語翻訳に関わる。
2004年アラヤ株式会社に設立メンバーとして入社。
2005年ドイツ現地法人を設立。
ドキュメント制作・翻訳の効率化や海外でのネットワーク・リソース開拓を通じて、クライアントのQCD ニーズと仕事環境改善ニーズを満たしていくことが主な仕事。
元々は翻訳支援ツールやCMS の導入など技術的な改善を得意としつつ、最近ではクライアントやリソースとの新しいビジネスのあり方を提案している。

   

概要

日本企業、特に製造業においては製品の迅速なグローバル展開がますます重要になっている。例えば、家電製品の取扱説明書の場合、1冊3万ワード程度を30数言語に翻訳・データ完成させるには、DTPやQAも含めて2〜3週間程度で行う必要がある。金融危機後の単価の下落、納期の短縮化、製品仕様の変更の多さ、品質基準の厳しさなど翻訳会社にとってビジネス環境は苛酷になる一方で、新興国市場を含めたローカライズニーズは更に高まっている。
変化の早い市場において翻訳会社が成長を維持するには、翻訳会社自身が従来のビジネスドメインや手法の枠から飛び出して新たなにニーズに迅速に対応する必要がある。テクニカルライティングなど翻訳のより上流工程を得意とするアラヤとグローバルな拠点ネットワークで世界展開を行っているヨンカーズの2社が、それぞれのビジネス環境の現状と課題を示し、翻訳会社同士の得意とする機能の相互提供やリソースの共有化などこれからの成長戦略を提案する。

講演のポイント:
◎多言語翻訳業界(クライアント、ベンダー)の現状
◎海外と国内の業界事情の違い
◎増える翻訳対象のコンテンツ形式と対応言語数
◎ソースコンテンツ制作と多言語翻訳の関係の変化
◎クライアント側における多言語翻訳の位置づけの変化
◎ベンダー側における多言語プロジェクト管理の変化
◎ベンダー間の多言語リソースの共有
◎ベンダー間の戦略的な提携による共生

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No.23「出版翻訳の現状と動向」(第20回・B-3 出版)

No.23「出版翻訳の現状と動向」(第20回・B-3 出版)
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対象

○出版社の翻訳出版担当者の方
○翻訳会社の方
○出版翻訳者の方

講師

鈴木  英之(すずき・ひでゆき)氏鈴木 英之(すずき・ひでゆき)氏
大日本印刷株式会社 GMM本部 本部長


1986年大日本印刷に入社。 市谷事業部に配属、出版印刷営業に従事。その後、出版印刷関連の新規事業開発として、インターネット書店「専門書の杜(もり)」、デジタルコンテント+オンデマンド本販売サイト「ウェブの書斎」の立ち上げ、およびBOL(ベルテルスマンオンライン)のロジスティクスセンター構築・運営などに携わる。


講師

高松 有美子(たかまつ・ゆみこ)氏高松 有美子(たかまつ・ゆみこ)氏
株式会社アイディ 出版部 マネージャー


医学系出版社編集部を経て、(株)アイディに入社。電子出版・電子辞書・ICカード等の企画・コンテンツ制作に従事。1990年、出版翻訳の専門部署を立ち上げ、初のネットによる出版翻訳者オーディション・システム作りに参画。翻訳出版を数百冊手がけ、現在に至る。

   

概要

日本語という閉じた言語圏に所在する印刷会社である大日本印刷(DNP)にとって、出版社をはじめとする顧客企業の国際化に対応するためには、言語の壁を越える(Beyond the Walls of Languages)言語変換サービスが不可欠である。英語をマスター言語とする国際文化出版編集・翻訳事例を取り上げ、出版の国際化と印刷の国際化の本質的な関係性を述べる。
また、多くの出版翻訳実績を踏まえ、言語の壁だけでなく、文化や社会背景の違い(壁)を越える大変さと面白さなどを含め、出版翻訳の実情や、産業翻訳とどう違うか、などを解説する。

講演のポイント:
<前半:鈴木氏>
◎印刷会社にとっての翻訳(言語変換)サービスの意味と印刷会社の立場
◎「出版翻訳」は翻訳ジャンルか?:α群(産業界)、β群(メディア業界)、γ群(学術、学会)
◎情報加工サービス工場の概念:マルチリンガル、マルチモーダル、マルチメディア

<後半:高松氏>
◎出版翻訳の需要動向(翻訳出版は増えているのか)
◎出版翻訳の特徴(産業翻訳と比較して)
◎出版翻訳の今後の課題(電子書籍とのすみ分けを含め)

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No.24「エンタメ翻訳における新たなマーケットとしてのゲーム翻訳」(第20回・B-4 映像)

No.24「エンタメ翻訳における新たなマーケットとしてのゲーム翻訳」(第20回・B-4 映像)
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対象

○ゲーム翻訳に興味のある翻訳者の方
○これからゲーム翻訳事業に新規参入を検討している翻訳会社の方
○ゲーム会社の翻訳担当の方

講師

川島 誠一(かわしま・せいいち)氏川島 誠一(かわしま・せいいち)氏
グロービジョン株式会社 制作営業部部長


1996年早稲田大学法学部卒業。
2001年グロービジョン株式会社に制作営業職として入社。主に吹替制作業務を担当する。2002年ゲームの音声ローカライズ業務の制作を担当。1万5千ワードの製品を担当する。
2004年6万5千ワード、7万ワードの製品を担当する。
2005年7万5千ワードの製品を担当する。
2007年10万ワードの製品を担当する。
2008年35万ワードの製品を担当する。


講師

森澤 海郎(もりさわ・あろう)氏森澤 海郎(もりさわ・あろう)氏
株式会社ワイズ・インフィニティ 字幕翻訳/演出 課長


1997年上智大学外国語学部英語学科卒業。
1999年よりロンドンと東京で日本語教師として活躍。
2004年株式会社ワイズ・インフィニティに字幕翻訳者/演出として入社。
2005年よりワイズ・インフィニティ字幕翻訳者養成講座講師となり、翻訳者の育成に努める。
2007年よりゲーム翻訳事業を開始。総合演出と進行を務める。
2009年と2010年には30万ワード超の大作RPGの翻訳を手がける。

   

概要

映像翻訳におけるエンタメといえば、ハリウッド映画やドラマの吹き替え、字幕の制作であり、新たなマーケットは生まれにくい状況が続いていた。しかし、ここ数年で急速に伸びている新たなジャンルに海外ゲームの翻訳がある。
ゲームのローカライズには吹き替え翻訳、字幕翻訳、メニュー画面の翻訳など多様なジャンルの翻訳が求められる。制作の現場では、ゲーム会社、プロデューサー、プロジェクトマネージャー、映像技術者、声優、そして翻訳者など多くの方々が携わり、映像技術と専門知識が必要とされる。
逆に言うと、翻訳者以外の関係者による作業が同時進行で進んでいくため、翻訳者にとっては全体像が見えにくい一面もある。制限の多い状況の中でも良質の翻訳を提供するべく、ゲームのローカライズが全体としてどのように進行していくのか、その中で翻訳者の置かれる立ち位置と求められる仕事についてお話ししたいと思う。

講演のポイント:
◎ローカライズ全体の進行とゲーム翻訳のワークフロー
◎納品した翻訳は実際にどのようにしてゲームに組み込まれていくのか?
◎翻訳者に求められる作業、翻訳のポイント
◎クライアントが翻訳会社・翻訳者に求めること
◎翻訳会社、スタジオの立場からクライアントに提案していきたいこと
◎ゲーム翻訳における苦労話

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No.25「海外発、ローカリゼーションのゆくえ」(第20回・B-5 IT・ローカリ)

No.25「海外発、ローカリゼーションのゆくえ」(第20回・B-5 IT・ローカリ)
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対象

○海外のローカリゼーション業界の動向に興味のある方
○IT 翻訳会社の経営幹部の方
○クライアント企業の担当者の方

講師

菊地 昭一(きくち・しょういち)氏
クォリスジャパン株式会社 代表取締役


伊藤 彰彦(いとう・あきひこ)氏伊藤 彰彦(いとう・あきひこ)氏
株式会社十印 取締役副社長


1996年からローカリゼーション業界に従事。
Prisma International、Lionbridge Technologies、DDS Global Mediaなどで、営業管理、プロダクション管理、プロジェクト管理から、英日翻訳や日本語に関するコンサルティング、翻訳メモリーツールの管理にいたるまで多彩な経験を積む。
2006年度はGlobalization and Localization Association(GALA)の会長を務める。
それ以前は、米国Dell Computerの営業として、PCおよびネットワーキング・ソリューションの世界規模での展開を求める多国籍企業を担当。
インターナショナル・マーケティングおよびインターナショナル・リレーションズにおいてMBAを取得。

   

概要

二年前に起こった米国発の金融危機以来、企業は生き残りをかけてその対応に追われている。その影響を受けて、グローバル化にも変化が現れている。当然その波はグローバル企業を支援する翻訳会社や翻訳業界全体にも及んできている。このセッションでは、現状を踏まえた上でローカリゼーションがどのように変化していくのかを米国・欧州で取り上げられているトピックを中心に紹介する。
前半は菊地氏より、外資系企業の日本法人代表として、ソフトウェア企業が促進するクラウドコンピューティングがローカリゼーションに与える影響などを交え、ベンダーや業界に期待する点をお話しいただく。
後半は米国在住20年の伊藤氏より、海外企業の動きと海外のローカリゼーション業界がその動きにどう対応してきているか、日本の翻訳会社・翻訳者・翻訳業界にどのような影響が予想されるか、今後のゆくえを考察いただく。

講演のポイント:
◎ローカリゼーションを取り巻く世界の環境
◎クラウドコンピューティングが業界に与える影響
◎外資系企業から見た日本の翻訳会社への期待
◎北米・欧州で取り上げられているローカリゼーションのホットなトピック
◎海外から見た日本の翻訳業界についての考察

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No.26「オープンAPI とクラウドによる翻訳管理システム XTM」(第20回・支援ツール分科会)

No.26「オープンAPI とクラウドによる翻訳管理システム XTM」(第20回・支援ツール分科会)
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対象

○クライアント企業の方
○翻訳会社のDTP 部門に所属している方
○支援ツールに興味のある方

講師

関根 哲也(せきね・てつや)氏関根 哲也(せきね・てつや)氏
XTM-INTL Japan Representative
DITA・GCM ソリューションコンサルタント

講師紹介

国内大手翻訳/制作会社にて SGML/XML のアーキテクトとして
Global Content Value Chain の上流から下流までを担当。TC、CM、TM の各業務とソリューション開発を10年以上に渡って経験。現在は、国内大手企業にて DITA CMS 導入のコンサルティングや教育を行う傍ら、XTM-INTL の国内代表として XTM の国内普及をビジネスとして展開中である。またOASIS や DITA Consortium Japan においても積極的に活動。本年末には、DCJ の活動の中で訳者とし て関わったDITA 書籍「Practical DITA」が出版の予定。同じく DCJ の活動として OASIS に 公開予定の DITA 言語仕様1.2 の翻訳も有志と継続中である。国際展開を見据えた PIVOT 言語としての英語と、この英語向けの日本語ソースの一元管理の最適化手法や、その品質管 理手法に特に関心を寄せている一人でもある。

   

概要

Cloud による新しいサービス提供の仕組みの出現。さらには、DITA などXML ベースのコンテンツに開発における国際標準化の普及。翻訳管理はよりコンテンツ管理と密接に連携する仕組みに「進化」が可能になった。Web Service API の普及により SaaS ビジネスモデルが現実として実装され始め、国内でもXTM とCMS との連携がXTM のオープンAPI により進行中である。XTM は製品構成として幾つかのモジュールが相互結合するアーキテクチャをとっており、導入規模、OS やデータベースにおける商用やOSS とに関わらず、柔軟な構成や 対応が可能なスケーラブルなシステムである。XTM Cloud としてのクラウドサービスもこの秋に始まった次世代翻訳ツールとしてのXTM を、オープンAPI による連携の実装例を交え紹介し、クライアント、翻訳会社、翻訳者の方々に、革新的でありながらユーザーフレンドリーでもあるXTM を今回の講演で「体感」していただきたい。

講演のポイント:
◎安価で柔軟なエンタープライズレベルTMS
◎翻訳会社やフリーランス翻訳者向けの新しいサービス XTM Cloud
◎翻訳プロジェクトワークフロー管理
◎翻訳言語アセット管理
◎ブラウザとインタネット接続のみの完全ウェブベースのWeb2.0ツール
◎LISA やOASIS、W3C、ISO 国際標準完全対応
◎翻訳会社向けの XTM Portal(自動見積もりなど)
◎DITA CCMs における豊富な連携実装実績

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No.27「個人も使える!業界で共有する翻訳メモリー TDA〜進化していく翻訳メモリー〜」(第20回・支援ツール分科会)

No.27「個人も使える!業界で共有する翻訳メモリー TDA〜進化していく翻訳メモリー〜」(第20回・支援ツール分科会)
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対象

○翻訳の品質改善とコストダウンに興味のあるクライアント企業の方
○公開翻訳メモリーを利用した翻訳の収益アップに興味のある翻訳会社・翻訳者の方

講師

中村 哲三(なかむら・てつぞう)氏中村 哲三(なかむら・てつぞう)氏
YAMAGATA INTECH 株式会社 プロジェクト推進室 室長

講師紹介

テクニカルコミュニケーター兼消費生活アドバイザー。
楽器メーカーのヤマハ(株)勤務を経て、現在はドキュメントソリューションの
YAMAGATA INTECH(株)に勤務。
メーカー在籍時は、海外向け広告やマニュアル制作に従事。
YAMAGATA INTECH(株)では、社内の英文/和文ライティング教育やドキュメントの品質向上を担当。そのかたわら、テクニカルコミュニケーター協会でシンポジウム委員やセミナー部会委員を務め、英文ライティングのセミナーやパネルディスカッションなどを企画。

   

概要

劇的に変動しつつある現代にあって、翻訳業界においてもパラダイムシフトが起きつつある。それは翻訳メモリーの変化である。10年一昔とはよく言ったもので、翻訳メモリーが登場して10年あまりが過ぎたが、この翻訳メモリーの考え方が、今、まさに大きく変わろうとしている。
これまでは、メーカーごとに別々の翻訳メモリーを構築してきた。当然のことながら、納品した翻訳メモリーはそのクライアント1社の独占的資産であって、担当した翻訳者でも勝手にアクセスできるものではなかった。ところが、TDA という「共有された」翻訳メモリー データベースが現れてきた。これは有償ではあるものの、非常に廉価なので、オープンソースとほとんど変わりはない。OmegaT などのオープンソースのツールと併せて活用すれば、個人の翻訳環境を大きく向上させることができる。
情報を先取りして、共有された翻訳メモリーを活用していこう。

講演のポイント:
◎翻訳分野におけるパラダイムシフト
◎分野を超えて合体して巨大化していく翻訳メモリー
◎2言語間の巨大コーパスの出現
◎翻訳に活用できるオープンソースのツールやデータ
◎個人の翻訳環境を大きく向上させるチャンス

※TDAとは翻訳メモリーを会員相互で共有する非営利法人「TAUS Data Association」の略称。また、TAUSとは、ローカリゼーション業界のシンクタンクである
「Translation Automation User Society」の略称。

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No.28「ローカリゼーション・ソリューション模擬コンペティション」(第20回・支援ツール分科会)

No.28「ローカリゼーション・ソリューション模擬コンペティション」(第20回・支援ツール分科会)
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対象

○支援ツールの導入を検討しているクライアント企業の方
○ローカリゼーションソリューションに関心のある翻訳会社・翻訳者の方

モデレーター

高橋 聡(たかはし・あきら)氏高橋 聡(たかはし・あきら)氏
IT翻訳者、JTF標準スタイルガイド検討委員

翻訳歴は25年に及び、その前半は学習塾講師との兼業としてコンピューター関連のほか各種の分野を経験。後半は、翻訳会社の社内翻訳者として、またフリーランス翻訳者としてほぼ一貫してIT翻訳とローカリゼーションに携わっている。翻訳支援ツールなどの新しい技術についても関心があり、導入にも積極的である。IT翻訳の多くのクライアントが作成しているスタイルガイドに接するうちに、そのあり方を問い直したいと考えるようになり、本年度、JTF標準スタイルガイド検討委員会に参加している。

発表者

儀武 真二(よしたけ・しんじ)氏
Welocalize Japan 代表取締役社長

Welocalize Japan:
多くの新興市場ではそれぞれの言語への翻訳需要が増加しつつあり、製品やサービスを提供するプロセス全体における翻訳の時間短縮・品質改善・コスト削減は、すべてのグローバルな組織に共通する目標となっている。
Welocalize が提供する次世代型の翻訳サプライチェーン管理は、時と場所を選ばずに、市場に合わせた高品質の翻訳済みコンテンツを短時間かつ適切な価格で提供することを可能にする。オーサリングから製品開発、翻訳、品質保証までのグローバルコンテンツのライフサイクル全体を通じて顧客をサポートすることにより、Welocalize はビジネス プロセスアウトソーシングの完成とマーケットでの評価を確かなものとする。
翻訳サービスが管理され産業へと提供される方法を再定義することによって、従来の発注元とベンダーのタスク指向な関係を翻訳サプライチェーン全体を通じた統合パートナーシップに置き換え、予想可能性とスケーラビリティが高く計測可能な、柔軟かつユニークな翻訳ソリューションを顧客に提供し、製品やサービスのグローバルな売上増加に貢献する。


水村 秀一(みずむら・しゅういち)氏
ライオンブリッジ ジャパン株式会社 営業部部長

ライオンブリッジ ジャパン株式会社:
ライオンブリッジ ジャパン株式会社は、ローカリゼーションサービスのリーディングカンパニーであるLionbridge Technologies の日本法人。多言語翻訳サービスを中心に、テスティング、ソフトウェア開発、ソフトウェア保守といった幅広いビジネスを現在26カ国の46オフィスにて、500社を超える世界各国のグローバル企業にローカリゼーションサービスを提供している。クラウドテクノロジーを採用したSaaS 形式の翻訳支援サービスTranslation Workspace はプロジェクトの詳細情報やTM(翻訳メモリー)をサーバに集約して一元管理することにより、翻訳プロセスの飛躍的な効率化を実現し翻訳者及びソースクライアントに提供している。


並木 英之(なみき・ひでゆき)氏
SDLジャパン株式会社 ビジネス・コンサルタント

SDLジャパン株式会社:
グローバル情報の管理や構築支援におけるワールド リーディング カンパニー。グローバルWeb コンテンツの管理、構造化コンテンツの構築と管理、翻訳支援に関する製品ソリューション、および翻訳サービスの提供を柱に、世界34カ国、50オフィスを拠点として、あらゆる言語に対応する。SDL Tridion、SDL Translation Management System、SDL Trados Studio、SDL Language Weaver などの製品による、多言語コンテンツやドキュメントの構築および管理の支援と、ドキュメントプロセス全体を見据えた高品質の翻訳サービスを提供している。機械翻訳サービスの提供も準備中である。

   

概要

翻訳メモリーは産業翻訳、とりわけローカリゼーションの世界に大きな変化をもたらしたが、その後も機械翻訳やコンテンツ管理、最近ではクラウドコンピューティングの活用と、ローカリゼーションを取り巻く環境の変化はとどまるところを知らない。その背景に翻訳ボリュームの増大、短納期化、低コスト化という相容れない要因があることは言うまでもないが、ではソースクライアントが求めるそうした背反的なニーズに対し、ローカリゼーション・ソリューション・ベンダー各社の最新技術は、どんな点で効果的なのか。また、その技術を実際の現場で使用する翻訳会社や翻訳者の生産性を真に引き出すのはどのプラットフォームなのか。ベンダー各社の最新ソリューションを「模擬コンペ」という形で提示し、各ソリューションの特徴を比較するとともに、ローカリゼーション業界全体の傾向も俯瞰できる場としたい。

講演のポイント:
◎ローカリゼーション・ソリューションを選定するときのポイント
◎ローカリゼーションの機械化と自動化をめぐる最新の動向
◎各社ローカリゼーション・ソリューションの現状と特色
◎各社が現在もっとも注力している技術と今後のロードマップ
◎各社ソリューションがソースクライアントにもたらす効果
◎翻訳会社と翻訳者の生産性向上にとってのメリット
◎産業翻訳全体に対する今後の影響のあり方

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No.29「機械翻訳時代に翻訳者の生きる道」(第20回・支援ツール分科会)

No.29「機械翻訳時代に翻訳者の生きる道」(第20回・支援ツール分科会)
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対象

○翻訳者の方

講師

井口  耕二(いのくち・こうじ)氏井口 耕二(いのくち・こうじ)氏
技術・実務翻訳者、JTF常務理事

講師紹介

東京大学工学部卒、米オハイオ州立大学大学院修士課程修了。子どもの誕生をきっかけに大手石油会社を退職し、技術・実務翻訳者として独立。最近はノンフィクション書籍の翻訳者としても知られる(『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則』など)。高品質な翻訳をめざして日々、精進するかたわら、翻訳作業を支援するツールを自作・公開するなど、人とPC の最適な協力関係を模索している。翻訳者が幸せになれる業界の構築が必要だとして、日本翻訳連盟理事、翻訳フォーラム共同主宰など、業界全体を視野にいれた活動も継続している。

   

概要

今後、翻訳業界では機械翻訳の利用が増えると言われており、一部ではすでに導入が始まっている。その中で翻訳者はどういう道を選ぶべきなのか、「自分は幸せになれるのか?」を軸に検討してみたい。
考えてみてほしい。自分は何がしたくて翻訳者になったのか。何が楽しくて翻訳者を続けているのか。今の仕事に満足しているのか。今の自分に満足しているのか。どういう翻訳者をめざしているのか。今、自分が歩いている道の先にめざす姿は存在するのか。目の前にある分岐、どちらを選べば、めざす自分が実現できるのか。
機械翻訳を使うにせよ使わないにせよ、それは翻訳者一人ひとりの選択である。状況に流されて選びまちがえても、誰も責任などとってくれない。今回の講演では選択する際に考えるべきポイントを取りあげて検討する。一人ひとりが自分にとってベストな道を選ぶ一助となれば幸いである。

講演のポイント:
◎翻訳者の幸せとは?
◎ツール導入による効率向上のうそとまこと
◎業界で進行する他の変化も考慮しよう

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No.30「翻訳者だからできる!世界に向けたアプリの開発と販売」(第20回・支援ツール分科会)

No.30「翻訳者だからできる!世界に向けたアプリの開発と販売」(第20回・支援ツール分科会)
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対象

○アプリの開発と販売に興味のある翻訳者・翻訳会社の方

講師

西野 竜太郎(にしの・りゅうたろう)氏西野 竜太郎(にしの・りゅうたろう)氏
IT翻訳者

講師紹介

大学卒業後、2002年からフリーランス翻訳者になる。マニュアル制作会社、翻訳会社勤務を経て、現在再びフリーランス翻訳者に。専門は IT 分野の英日・日英翻訳とローカリゼーション。最近は従来の「翻訳」にとらわれない新しいビジネスを模索している。産業技術大学院大学修了(情報システム学修士)、2010 年から産業技術大学院大学認定講師。趣味はミステリーを中心とした読書、アニメーション鑑賞など。
ブログ: http://blog.nishinos.com

   

概要

iPhone App Store やAndroid Market の登場により、モバイル アプリケーションを海外に向けて簡単に販売できるようになった。またWeb アプリケーションを販売できる世界的なマーケットも整いつつある。こういった流通インフラを利用すれば日本国内と比べて遥かに多いユーザーにアプリケーションを提供できるため、新たなビジネスチャンスにつながる可能性がある。特に外国語を得意とする翻訳者や翻訳会社は、海外ユーザーを相手にするという点で大きなアドバンテージを持っている。
本講演ではモバイルOS である Android を中心として、翻訳者や翻訳会社が自分でアプリケーションを開発またはローカライズする際に必要となる技術的な要点について解説したい。また、新しい流通インフラを活用したビジネス モデルも併せて検討する。

講演のポイント:
◎モバイル アプリケーション
◎Android アプリケーション開発
◎海外への販売
◎ローカリゼーション
◎アプリケーションの流通インフラ
◎Android Market
◎Google Apps Marketplace

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No.31「No.1フリー翻訳支援ツール OmegaT 入門」(第20回・支援ツール分科会)

No.31「No.1フリー翻訳支援ツール OmegaT 入門」(第20回・支援ツール分科会)
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対象

○支援ツールの導入を検討しているクライアント企業の方
○自由で無償なオープンソースの翻訳メモリーに興味のある翻訳者・翻訳会社の方

講師

エラリー ジャンクリストフ(Jean-Christophe Helary)氏エラリー ジャンクリストフ(Jean-Christophe Helary)氏
OmegaTプロジェクト 現地化担当
株式会社DOUBLET 代表取締役

講師紹介

人を繋げる役という夢を持って、小さい頃から様々なボランティア活動に関わる。来日前は国際協力関係の仕事をしながら自由なソフトウエアに興味を持つ。自由なソフトウェアというのは、正にボランティア活動を通してコンピュータを使う人を解放させる運動といえよう。人が使うソフトを自由に使え、自由に改造でき、自由にそれを公開や配布する。義務は一つだけ:与えられた自由を次の人にも与える事。2000年から本格的に翻訳の仕事を始める。自由なソフトウエアを中心で翻訳の「道具箱」を整える。4年前に会社を設立。会社の目標は、地元などのニーズに応えるのは一つだが、もう一つは翻訳者のための自由なソフトウェアの開発と普及に努める事だ。

   

概要

ヨーロッパの大学では翻訳者になりたい学生は翻訳メモリーツールの仕組みと使い方を勉強する。市場の主なツールから、ところによって無償で使えるツールもある。無償だと「信用は出来ない」、「仕事にならないはず」という意見はあるけど、逆にいえば、有料ツールは場合によって不便だったり、遅かったり、不安定だったり、制限されたりするところも多い。しかし高い、サービスがある場合はいまいち! という声も少なくはない。既に安いレートなのにさらに「割引して」と言われると…その悪循環から離れるのは「自由なソフトウェア」のOmegaT とその関連のツール(エコロジー)がある。プロの翻訳者のボランティアによって開発されている翻訳メモリーソフトであって、信頼度はダウンロード数を見て納得!仕事で実際に使えるかどうかは多言語のユーザーグループの活発さを見て分かる。しかし、「自由」だから制限はない。ここでは簡単な自由なソフトウェアの紹介からOmegaT について説明する。

講演のポイント:
◎翻訳メモリーって何?
◎そして、自由なソフトウェアは何?
◎5分間でOmegaT の紹介
◎5分間だけなら足りないところの紹介
◎「The sky is the limit」

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No.32「統計的機械翻訳の理論と実装」(第20回・支援ツール分科会)

No.32「統計的機械翻訳の理論と実装」(第20回・支援ツール分科会)
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対象

○機械翻訳の導入を検討してるクライアント企業の方
○機械翻訳の動向や実情に関心のある翻訳会社・翻訳者の方

講師

河野 弘毅(かわの・ひろき)氏河野 弘毅(かわの・ひろき)氏
株式会社アイタス シニアローカリゼーションスペシャリスト

講師紹介

東京大学工学部卒。
日本電気(株)宇宙開発事業部勤務の後にローカリゼーション翻訳業界に転じ、1991年から翻訳会社(コスモ・ワークス→エクストランス)を経営するも2002年に事業に失敗、借金だけが残る。
2005年から生活のため翻訳業界に復職、現在に至る。
翻訳支援ツールの情報共有メーリングリストtratool-jp管理人、オープンソースソフトウェアを翻訳して紹介する「あしたのオープンソース研究所」編集人。翻訳を含む言語行為全般に科学技術と社会制度がどのようにかかわっていけるのかを見極めることが現在のテーマ。
趣味は近代哲学。好きな思想家はソシュール、ウィトゲンシュタイン、竹田青嗣。

   

概要

統計的手法は情報処理の多くの分野でアルゴリズムのパラダイムシフトをひきおこしている。自然言語処理の応用分野においても、かな漢字変換ではすでに統計的手法が従来手法を駆逐し、機械翻訳では90年代後半から統計的手法に基づく研究が主流となった。対応言語が急増するGoogle の機械翻訳でも統計的手法が全面的に採用されている。統計的機械翻訳ではパラレルコーパスと呼ばれる大量の翻訳データがないと翻訳品質が改善されない特性があり、学界の研究者は翻訳データの入手に苦労しているが、ローカリゼーション業界では十年以上にわたって蓄積してきた翻訳メモリーをパラレルコーパスに転用して学界の研究成果を実務に活かせる可能性が見えてきた。
このような技術的展開をふまえて、このセッションでは統計的機械翻訳の基礎知識を提供するとともに、市販製品とオープンソースソフトウェアから現在利用可能な実装をいくつか選んで紹介する。

講演のポイント:
◎機械翻訳の歴史(1947年から2010年まで)
◎機械翻訳の方式(構文解析、用例翻訳、統計翻訳)
◎自然言語処理の基礎技術(形態素解析、句構造同定、構文解析)
◎統計的機械翻訳の原理(言語モデル、翻訳モデル、デコーダー)
◎統計的機械翻訳の特徴(パラレルコーパスの重要性と翻訳メモリー)
◎機械翻訳の評価手法(人間による評価と自動評価、BLEU)
◎統計的機械翻訳の市販製品(Language Weaver、Pangeanic、他)
◎統計的機械翻訳のオープンソースソフトウェア(Moses)とTDA

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No.33「平均時速650語の翻訳支援技術 ─機械翻訳を活かして効率と高品質を両立する秘密」(第20回・支援ツール分科会)

No.33「平均時速650語の翻訳支援技術 ─機械翻訳を活かして効率と高品質を両立する秘密」(第20回・支援ツール分科会)
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対象

○クライアント企業の方
○機械翻訳に興味のある翻訳会社・個人翻訳者の方
○機械翻訳の研究者の方

講師

山本 ゆうじ(やまもと・ゆうじ)氏山本 ゆうじ(やまもと・ゆうじ)氏
秋桜舎 代表
言語・翻訳コンサルタント

講師紹介

シカゴ大学修士を取得後、実務翻訳者として独立し、翻訳メモリーと翻訳ソフトを最適に統合するソリューションSATILA を開発。確実に用語管理をしつつ平均時速650語を実現。『通訳翻訳ジャーナル』など各種雑誌に連載・寄稿し、翻訳と英語教育関連の記事を200件以上執筆した。SDL 公認講師でもあり、翻訳メモリーの専門家として、教材を多数作成。翻訳ソフトについては、アジア太平洋機械翻訳協会で国際標準化団体LISAと協力しつつユーザー辞書共通仕様UTX の策定に関わる。実務翻訳者として現場で働く一方、企業に翻訳に関する総合的なノウハウを提供する。TOEIC 満点取得者。mixi では、3万人以上の参加者を持つ、プロ仕様・文章作成技法コミュニティーを主宰。

   

概要

本講演では、翻訳の発注企業(クライアント)、翻訳会社、研究者、個人翻訳者を対象に、効率と高品質を両立させる翻訳支援技術の向上について、さまざまなヒントを紹介する。特に、翻訳ソフト実演、ユーザー辞書共通仕様UTX、分かりやすい日本語表記ルール「実務日本語」を紹介する。日本での実務翻訳研究が進まないのは、「概訳」と「翻訳支援」という、特性の異なる2つの用途が混同されているからである。概訳では、翻訳利用者が、だいたいの意味さえ分かればよい。一方、プロ翻訳者向けの翻訳支援では、大量の翻訳を複数人数で並行して行い、厳密な用語と表記の管理が必要になる。統計翻訳は、概訳用途では一定の成果を示すが、語順が変わる英日・日英翻訳などでは、後編集に時間と労力を費やすのみである。一方、市販の翻訳ソフトのパッケージで主流のルールベース方式では、専門分野を絞り、ユーザー辞書をカスタマイズして精度と効率を大きく改善できる。

講演のポイント:
◎翻訳現場と研究者の間の深遠なる溝
◎用途の違い――翻訳支援と概訳
◎なぜ日本語の翻訳支援用途では統計翻訳ではなくルールベース方式がよいのか
◎前編集・後編集という致命的な間違い
◎ユーザー辞書共通仕様UTXの紹介――実用的な用語形式
◎実務日本語の紹介――分かりやすい日本語表記ルールの必要性
◎「翻訳工学」に向けて

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No.34「ポストエディット入門2010」(第20回・支援ツール分科会)

No.34「ポストエディット入門2010」(第20回・支援ツール分科会)
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対象

○ポストエディットに興味のある方
○翻訳会社のQA部門の方
○エディター・チェッカーの方
○翻訳者の方

講師

斎藤 玲子(さいとう・れいこ)氏斎藤 玲子(さいとう・れいこ)氏
日本オラクル株式会社
WPTG-Worldwide Product Translation Group-Japan,
Senior Language Specialist

講師紹介

AIU 保険会社、富士ゼロックス株式会社、サン・マイクロシステムズ株式会社を経て、2010年日本オラクル株式会社に入社。日英・英日の翻訳、開発者向け製品およびオペレーティングシステムのローカリゼーションプロジェクトマネージャー、日本語品質管理を経験し、サン製品(9言語) の品質管理担当者のリードを務める。
新しいテクノロジーや手法に興味を持ち、作成・改良・導入していくことを得意とする。ここ数年取り組んでいるのは、「品質をどのように数値化して把握するか」「現代のニーズにマッチした、新しいローカリゼーションの手法とは何か」など。
FLOSS (Free/Libre Open Source Software)活動に参画し、情報を発信中。好きな言葉は「自由に生きていく方法なんて100 通りだってあるさ」。
ブログ: http://blogs.sun.com/reiko

   

概要

「機械翻訳は、まだまだ使えない」... こう言われ続けて何十年。これは、今も事実だろうか?
実際には、機械翻訳テクノロジーの向上と翻訳を必要とする企業のニーズの両方が、大きく変化している。テクノロジー面では、ルールベース(文法解析型) のエンジンに加えて、統計ベースのエンジンが注目されている。一方、その成果を見て「ある程度わかるのなら...」と、機械翻訳を導入する企業が増えてきている。これまでの品質基準を変えて、顧客ニーズに対応する企業も少なくない。
その過程で、機械翻訳の結果と目標品質のギャップを埋めるのが「ポストエディット(事後編集)」である。「エディット」というが、実際には「ポストトランスレーション」と呼んだ方がいいかもしれない。本セッションでは、機械翻訳の現状およびその「翻訳の癖」、企業および顧客のニーズについて考察し、その結果をふまえて、有効なポストエディットとは何かについて、掘り下げていきたい。

講演のポイント:
◎ルールベースと統計ベースの具体例とその違い
◎機械翻訳を導入する企業側のニーズ
◎ポストエディットの役割
◎ポストエディットの実際
◎機械翻訳とポストエディットの将来

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