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「地方在住だから東京会場までは…」、「平日は翻訳スクールがあるので…」、「当日別の用事で…」などの理由でJTF翻訳セミナーになかなか参加できない、というお声を多く頂戴してきました。そこで、会場までご参加できない方のためにDVD版を製作いたしましたので、ご紹介します。 ご自宅やオフィスにいながら会場の雰囲気をそのまま体験できます。 DVDだから好きな時に繰り返し観ることができます。
【運営】JTF翻訳セミナー企画運営委員会
⇒DVDシリーズ一覧はこちらから
島根県在住 個人翻訳者 森山 裕美子 さん JTF翻訳セミナーのDVDは、地方在住で子育て中の私にとって、遠方からの旅費と移動時間を削減でき、保育園の送迎や納期の厳しい翻訳仕事にも支障が出ないので、大変ありがたいです。それにDVD は繰り返して見られ、画面を一時停止して興味あるスライドを隅々までじっくり読むこともできます。 講師の先生と直接対話できないけれど、自宅でも大画面モニターで良質のヘッドホンを使って聞くと、会場に参加しているような迫力が出ますよ。どうしても講師の先生に伺いたい事があれば、メールでJTFへ質問を送るという方法も残されているし、現場で参加するのと100%同じでないにしても、95%+α の満足度は得られたように思っています。レジュメのコピーも同封してもらえ、JTFの細やかな配慮に感謝感謝です。
オーストラリア在住 技術翻訳者 工藤 英敏 さん インターネットの普及で、地方に住みながらのフリーランス活動が容易になりました。一方で、翻訳業界の最前線に起きている変化や、風向きを体感するのは難しいものです。 こうした背景で、日本翻訳連盟のJTF翻訳セミナーDVDは願ってもない情報源といえます。翻訳技術であれば参考図書で学ぶことが簡単ですが、翻訳者として自分を精神的にどう支えていくかを問うものは少なく、また、貴重な意見を音声や映像で伝える意義を再認識しました。
◯関山 健治(セキヤマ ケンジ) 専門は英語辞書学、応用言語学。名古屋学院大学外国語学部英米語学科卒業、南山大学大学院 外国語学研究科英語教育専攻修士課程修了、愛知淑徳大学大学院 文学研究科英文学専攻博士後期課程満期退学。沖縄大学専任講師、准教授を経て、現在中部大学准教授。著書に、『辞書からはじめる英語学習』(小学館、2007)、『英語辞書マイスターへの道』(ひつじ書房、2017)、『英語のしくみ』(白水社、2009)、『日本語から考える英語の表現』(共著・白水社、2011)などがある。『ウィズダム英和辞典(第3版)』『プログレッシブ英和中辞典(第5版)』『ベーシックジーニアス英和辞典(第2版)』をはじめとした各種英和辞典の執筆、校閲、編集にも携わる。
インターネットの普及に伴い,誰もが無料で膨大な情報にアクセスできるようになって久しい。駆け出しの翻訳者も,ベテラン翻訳者も同じ情報検索環境を享受できるようになった一方で,辞書についての正しい知識を身につけ,様々な辞書を使い分けながら,ネット検索では得られない信頼性の高い情報を手にする機会が少なくなってはいないだろうか。
本講演では,昨年秋に開催されたJTF翻訳祭における講演をふまえつつ,英語に加え,日本語の辞書の使い方,使い分け方も紹介したい。英語辞書学の研究者として,実際に辞書の校閲,編集にも携わった経験から,「ことばのプロ」である翻訳者がどのような辞書を揃え,使い分ければいいのかを考える。オークションで安く入手できるようになった電子辞書専用機の意外な活用法,辞書の執筆,編集の現場から見た辞書活用のあり方など,他では得られない内容も盛り込みたい。
●新田 順也(ニッタ ジュンヤ)ブログ「みんなのワードマクロ」 管理人: Wordアドイン開発者、翻訳者、セミナー講師。米国カリフォルニア大学バークレー校工学部修了。エンジニアリング会社と特許事務所を経て独立。翻訳会社、マニュアル制作会社、特許事務所等々のクライアントにWordの設定やWordマクロ活用のコンサルティングを実施。ブログにてWordで翻訳をする方法やWordマクロを活用した翻訳の自動処理などを紹介。Microsoftが優れた技術者に授与するMicrosoft MVPをWord部門で2011年以降、毎年受賞。代表ソフトは、Wordで動く翻訳チェックソフト「色deチェック」。
翻訳業務ではWordの機能をすべて使いこなす必要はない。まずは必要な機能だけを覚えれば十分である。 本セミナーでは、複雑な操作を自動化するためのWordアドイン※の使い方と翻訳者に必須のWordの操作例とを紹介する。このアドインには、ブログやセミナーで人気の高い60種類のマクロがパッケージされている。このアドインを使うと、英数字記号の半角化・全角化の処理やコメントの書き出しなどの操作をワンクリックで実行できるようになる。 また、セミナー後もWordやツールの使い方を学び続けられるように、ツールの使い方の独学方法も紹介する。
通訳研究は通訳の実践現場と密に繋がった学問領域である。世界的に見て、通訳研究者の多くは通訳の実務経験者である。通訳の訓練生−実務者−指導者−研究者という道を進む人も多く、訓練・実務・教育の現場経験に基づく研究者自らの問題意識を反映した実証研究が行われてきた。そうした研究の成果は、教育の現場や実務者の振り返りに直接応用できると考えられる。たとえば、逐次通訳におけるさまざまなノートティキング方法に関する実証研究、ユーザーによる通訳の質の評価(期待規範)に関する調査、通訳訓練生のパフォーマンスに対する明確で信頼できる評価基準に関する研究などがある。また、通訳研究における理論的枠組みは通訳者のメタ認知能力や自己評価能力(通訳者が自らのパフォーマンスや役割について客観的に把握して説明する能力)の涵養にも有用である。大学における通訳指導者不足という問題が叫ばれる中、新たな通訳研究者の育成が望まれる。
2002年に独立後、年間休日が平均10日程度でこの14年間を突っ走ってきた。独立6年後の2008年7月に「いつまでもアマと思うなよ〜金融翻訳者が語る自立するための心がけと具体的な方法〜」でそれまでの生活を総括してから8年が経過した(http://www.jtf.jp/east_seminar/detail_e.page?no=47&archive=2008)。
仕事に対する基本観はこの時からいささかも変わっていないが、この間の経験を通して学び、反省した点も多い。心境の変化、業務方針の変更もあった。その過程で特にここ数年は「そもそも自分はなぜこの仕事を選んだのか?続けているのか?」という原点を振り返ることが多くなったように思う。今回はこれを中心テーマに、特に8年前から何が変わって、何が変わっていないのか?という点を意識しながら独立後の14年を整理し直す。前回と同様、自分が独立する前や直後に知りたかったものの経験者に尋ねにくかった点を本音で話す。ただし前回と違い、経験と反省を踏まえた「べき論」がちょっとはあるかも。何しろ年食ったんで。