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JTF翻訳セミナー(東京) JTF関西セミナー(大阪)

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2004年のJTF翻訳セミナー活動報告

第2回
開催日 2004年7月13日 セミナー: 14:00 〜 16:40
テーマ 【通算83回】
「能力向上:ネット検索で翻訳力を伸ばそう」
講演者 安藤 進氏(技術翻訳者、青山学院大学理工学部・多摩美術大学非常勤講師)
概要 新刊『Googleに聞け!英語の疑問を瞬時に解決』の著者が、翻訳に必須の検索技術を解説。40億ページの用例辞典としてインターネットを活用する。
・Googleを利用すれば、0.5秒で問題を解決できる。
・数字を見る ⇒ 使用頻度がわかる
・画像を見る ⇒ なるほどと納得できる
・通じる英語か ⇒ ヒット件数の比較で検証する
インターネットで多読と精読の疑似体験ができることを実演する。
そのほか、Googleとアマゾンの書籍検索の両方ができるa9サイトなど、最新情報も紹介する。

【講師略歴】
【概要】
新刊『Googleに聞け!英語の疑問を瞬時に解決』の著者が、翻訳に必須の検索技術を解説。40億ページの用例辞典としてインターネットを活用する。
・Googleを利用すれば、0.5秒で問題を解決できる。
・数字を見る ⇒ 使用頻度がわかる
・画像を見る ⇒ なるほどと納得できる
・通じる英語か ⇒ ヒット件数の比較で検証する
インターネットで多読と精読の疑似体験ができることを実演する。
そのほか、Googleとアマゾンの書籍検索の両方ができるa9サイトなど、最新情報も紹介する。

2004年度 第2回JTF翻訳セミナー報告

【講師略歴】
富士通研究所で機械翻訳システムの研究開発に参加。
その後、?十印で翻訳部部長、言語研究所参事を歴任。
現在はフリーで活動。また青山学院大学理工学部と多摩美術大学で非常勤講師も勤める。

【著書】
・『翻訳に役立つGoogle 活用テクニック』丸善
・『Googleに聞け!英語の疑問を瞬時に解決』丸善
・『技術翻訳者のためのインターネット活用法』丸善

【訳書】
・『JavaScriptプログラミング』
・『Webセキュリティ&コマース』
・『TCP/IPネットワーク管理』
以上、オライリー社
●IT 技術関連分野の表現について?この20 年を振り返る
 富士通研究所で機械翻訳システムの研究開発にかかわり、(株)十印で翻訳部部長を経験した安藤氏は、これまでの技術翻訳およびテクニカルライティングの歴史を振り返りながら、和訳・英訳の問題を紹介した。出席者が学んだのは、「見慣れない表現」をどのように解決するかの答えこそ、「慣れ=多読」であることだ。そして、翻訳での語句の使い方や表現方法は、「慣れ=多読」で解決できるとし、40億ページの用例辞典として活用できるGoogle の存在がこの点でいかに重要であるかを確認した。

●とりあえず、Google に聞いてみよう
 フルスペルのわからない略語、定訳のわからない表現など、翻訳プロセスにおいて、翻訳者はさまざまな問題にぶつかる。安藤氏のような経験豊富な翻訳者でも、毎回さまざまな分野からの翻訳依頼を受けるので、その状況は同じである。そのような実体験に基づき、安藤氏は「そのまま、フレーズ指定("")で丸ごと検索する」ことを強調する。「Google を使えば、検索は0.5秒で問題を解決できる」という。例えば、ヒット件数をチェックすれば、すでに広く使用されている表現かを確認できる。通じる英語であるかのチェックも、ヒット件数の比較で検証できる。他の例を試して、ヒット件数で使用頻度を比較する。また、英単語と日本語単語を組み合わせて、ヒット件数の違いを検討する。さらには、「イメージ」をクリックして、文字でなく画像を見て大まかな全体像を把握することもできる。安藤氏によれば、翻訳者が技術者と違うのは、翻訳者は単語や略語がどういうものなのか(NLP 出力の「NLP」とは装置なのか、製品なのか、人名なのか、など)その大きな区別がわかればよく、その程度の理解ができれば文脈を絞ることができ、適した訳語を選ぶことができるようになると説明した。

●Google の日本サイトと米国サイト
 Google の日本サイトと米国サイトを使い分けることで、さらに多種多様な機能を生かすことができる、という。Google日本サイトでの日本語単語検索には日本語特有のフィルタがかかり、表記ゆれ(例えば、音引きを含むカタカナなど)を吸収したあいまい検索になる。この日本語フィルタを外すには、単語の先頭にプラス記号をつける必要がある。詳細は『Google に聞け!英語の疑問を瞬時に解決』(p.111)を参照。

●Googleにあるさまざまな機能、その他、便利な検索サイト
 安藤氏によれば、検索エンジンGoogleには、一般的な「検索」だけでなく、電卓機能、単位(互換)変換機能などは、翻訳者にとっては大変役に立つツールもある。また、「予想される検索キーワード」の表示を使えば、原文のスペルミスの可能性も考慮して、翻訳に必要な情報を瞬時に得ることができる。また、情報が多すぎるという場合には、さまざまなコマンドを使って絞込検索を行えば、緻密で効率の良い検索を行うことができる。さらに、現在ではGoogle以外にも検索に便利なサイトも登場しているので、上手に使い分ければ、さらに詳細な検索も可能であるという。安藤氏の著書も参考にしながら、高度な検索テクニックを身につければ、翻訳での検索能力は飛躍的に上がるだけでなく、仕事全体の効率もよくなる。検索能力は、今後翻訳者にとって必須のスキルとなるに違いない。

報告者:玉置 祐子
(個人翻訳者、日本通訳学会・翻訳理論研究会所属)


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